(童話)万華響の日々

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「ルノワール展」 (国立新美術館)を観て

2016-08-21 19:15:15 | 展覧会

国立新美術館にて開催されてきた「ルノワール展(オルセー美術館、オランジュリー美術館所蔵)」を観た、100点を超えるルノワール(1841-1919)の代表作品、肖像画あり、風景画あり、舞踏会画あり、花や静物画あり、裸婦画ありである、有名な代表作「ムーラン・ド・ギャッレットの舞踏会(1876年)」は本邦初公開だそうだ、画集などで昔から馴染み深かった作品だがこうして本物を見るとやはり違う、舞踏会場のどこかに知っている人がいるような錯覚に陥る、

「ピアノを弾く少女たち(1892年)」や「ピアノを弾くイヴォンヌとクリスティーヌ・ルロル(1897-1898年)」の少女たち、「ガブリエルとジャン(1895年)」の母子、など実に家族への愛に満ちた作品の数々、

「ガストン・ベルネーム・ド・ヴィレール夫人(1901年)」の若妻の美しさ、「ベルネーム・ド・ヴィレール夫妻(1910年)」の円熟した年代に達した仲睦まじい夫婦肖像、

「浴女たち(1919年)」とか「横たわる裸婦(ガブリエル)(1906年)」などの裸婦の生命力に溢れた女たちは圧巻、だが作家の「グラジオラス(1885年)」や「静物(1885年)」などや風景画等にあらわされる写実性の素晴らしさにも目を見張らされる、

誰もが惹きつけられたと思われる「田舎のダンス(1883年)」と「都会のダンス(1883年)」の一対の寄添う男女のダンス姿に羨望を覚えぬ者はいないのではなかろうか、相手の男はなぜか顔が見えないアングルであるのもルノワールが男より女により一層の愛着を抱いていた証拠だ、それにしてもそれほどの生きる喜びにあふれる一対のダンス画である



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