Mrs.Uponwaterのブログ

日記です♪

毛越寺 庭園3

2013-12-01 22:28:57 | 旅行
発掘調査の結果遣水が大泉ヶ池に注いでいた事が解り復元したそうです。底に玉石を敷き、水切り、水越し、水分けなどの石を組み曲線状の水路が池へ注ぐ。毎年5月には”曲水の宴”が開かれ、平安の雅な世界が繰り広げられるそうです。”曲水の宴”は京都は勿論富山など日本各地で再現されていますね。

毛越寺 庭園1

2013-12-01 18:12:27 | 旅行
平安時代の浄土式庭園の貴重な遺構が見られる大泉ヶ池です。毛越寺の庭園は美しいはずです。平安時代に書かれた日本最古の庭園書「作庭記」(著者は不明と言われている)を参考にして造られていると言う。州浜や荒磯、立石、築山、遣水など説明を聞きながらコンパクトながらその風情がよく解る。侘び、寂びの美しい日本がそこにある。池の中の立石は高さ2.5mで土中は30cmしかない。そのため東日本大震災で少し傾いた…と現地ガイドは話していた。

毛越寺

2013-12-01 14:32:52 | 旅行
去年テレビでドナルド・キーンと作家平野啓一郎が”奥の細道をたどる旅”と題して毛越寺の庭園で対談をした番組を観た。日本人の美意識の本質や、地理的風土が生み出す日本人の精神性の美しさなどをドナルド・キーンが何もない静謐な庭園で語っていた事が忘れられなかった。行って見たい…その時思った。遺構に見る広大な伽藍は二代基衡が晩年に造営を始め三代秀衡が完成させた。四代泰衡を滅ぼした源頼朝はその豪華絢爛さに驚き寺院の保護を命じたが、嘉禄2年(1226)大火に見舞われ、数世紀にわたり荒廃を余儀なくされたと言う事です。この本堂は平安様式で平成元年に建てられたそうですから…全く興味が湧かない。

無量光院跡

2013-12-01 14:05:29 | 旅行
三代秀衡が自分の居館の西隣に宇治の平等院を模し浄土式庭園、無量光院を造った。当時は平等院をしのぐ大規模なものであったが、度重なる火災により焼失してしまった。度々の発掘調査により池や橋、阿弥陀堂などの遺構も見つかり、世界遺産登録を期に復元するそうで、調査員の若い男性が5年後に来て欲しいと熱く語っていた。

岩面大仏

2013-12-01 13:44:21 | 旅行
毘沙門堂の隣33mの大岩壁に刻まれた磨崖佛は前九年後三年の役で亡くなった諸霊を供養するために陸奥守源義家が馬上から弓張を以って彫り付けたと伝えられています。実際は土を盛ってその上に立ち彫ったのではと言う。明治29年の地震で胸から下が崩落し、何の保護もなされていないので摩滅が進んでいるそうですが…。

達谷窟毘沙門堂

2013-12-01 13:22:45 | 旅行
征夷大将軍坂上田村麿公の創建と伝えられている毘沙門堂内は巌谷をそのまま使って建てられています。何回も建て直され現在のお堂は昭和21年再建のもの。毘沙門様は寅年守り本尊だそうです。悪鬼を降し福を招く、諸々の願いが叶う…ちょっと寄り道の感じで訪ねたが、もっとしっかりお願いしてくれば良かったと後悔しています。