Mrs.Uponwaterのブログ

日記です♪

盲導犬のための繁殖犬飼育ボランティア その2

2013-05-06 11:16:16 | 日記

連休に娘一家が盲導犬のための繁殖犬”シリウス”を連れて来た。初めての家に知らない人がいるのに尻尾を振って”ワン”とも言わず上がってきた。「Sirius, no! 」「stay 」「wait」「 ok 」「out」などまあ良く言うことを聞いて驚いた。キッチンには入れないよう躾けてあるので決して入ってこない。人が物を食べてもテーブルに座って食べれば寄ってこない…など本当に静かで優しく利口で人間の心の奥深くまで理解すると言う。この犬のルーツはカナダのニューファンドランド島にあり、眼をつけたイングランドの貴族が改良してラブラドル・レトリバーになったそう。ニューファンドランドや北欧では漁師が漁獲を回収する補助犬として使っていた歴史があり、魚を回収する時傷つけないよう”ソフトマウス”と言われる口を持ち(卵を口にくわえても壊さない)、手足には水掻きがある。人間と犬の共生は永い歴史があるが、”シリウス”を見ていると健気で従順で人間は何と傲慢なのだろうと私は涙が出て仕方がなかった。シリウスが娘一家と幸せな生活を送って欲しいと切に思う。(娘が一歳の時使っていたベビー布団に横たわり、音の出るスヌーピーの玩具と戯れるシリウスも一歳)