夜の食事はつぐみ横丁の奥の”ドロッセホーフ”というレストラン。野菜のスープ、白身魚のフライ、りんごのコンポートと質素。不思議にもパンが出て来ないのです。飲み物は甘くないと言うのでグリューワインをオーダー。赤ワインにオレンジ・ピールやシナモン、クローブなどを入れ温めたワインです。スパイスの香りがほんのり広がり体が暖まる。オーストリアのクリスマス・マーケットのグリューワインは甘くて辟易したが、お砂糖抜きのグリューワイン、大いに気に入りました。
驚いた事に私の部屋の窓から手の届きそうな所に立派な時代を感じさせるステンドグラスがあった。その斜め上には蔦の絡まったからくり時計が一時間毎に”ローレライ”を奏でます。隣のレストランと思われる。道路を挟んでライン河は静かに流れています。残念ながらステンドグラスとからくり時計の調査をミスしてしまった。
質素で狭いが天井の高い部屋、広いバスルーム大きなバスタブ…お化けの出そうな薄暗い照明（でもヨーロッパはこうなのですね）。
