工房では若い男性が軟らかい砂岩のようなものを削って、見るからに分かるドームの一部分を加工していた。コンピューター制御の機械は全く見えません。全て手作業なのですね。しかし、削られた砂塵を吸い込む大きなバキュームは完備です。予定に入っていなかったこの様な裏側を見る事が出来ラッキー！ですから現地のガイドも誰でも良いという訳ではない事、強く感じます。
旧宮殿の１階には建築工房があり、現地ガイドのバーバラさんがドアを叩いて中を見学させてくれた。そこでは数百年来の古式建造物の保全修理作業が行われています。
1591年に建てられた司教の居住館。中庭を取り囲んで後期ゴシックの木骨式外壁や歩廊、屋根に見られる小窓など、瀟洒なアパートメントの感じがします。夏にはホフマン劇場による屋外演劇の大舞台ともなるそうです。さぞや雰囲気のある古色豊かな公演となるのでしょう。観たいですね。しかし第二次大戦後、避難民の逗留にも使われたと言う事。現在は学生寮になっているそうです。精神面でとても贅沢な事だと思いませんか？
新宮殿の裏のバラ園から眺めたバンベルグの街並です。バラ園は雪を被って休眠中。積雪はあっても真っ青な空、本当に気持ちがいい。
確か新宮殿のドアーのノッカーです。バンベルグではバロック造りの建物にこうしたドアーノッカーが見られる。最も有名なのは”りんご娘”と呼ばれ、1299年に存在が記録に残る家屋のドアーノッカー、ホフマンの「黄金の壷」に言及されているそうです。”りんご娘”は観なかったが、現地のガイドブックで知った。「黄金の壷」、読まなくっちゃ…。