Mrs.Uponwaterのブログ

日記です♪

徒然草 REMIX ( A Japanese traditional essay)

2011-12-29 11:38:00 | 日記

あの「負け犬の遠吠え」を書いた酒井順子の「徒然草 REMIX」(新潮社)を読んだ。”つれづれなるままに、日くらし、硯にむかいて…”と誰もが知っている書き出しで始まる兼好法師の「徒然草」。お坊さんが書いた枯れた人生訓と思っていたのですが、彼女が読み込むと”人間はやはり容姿が一番”とか”男は妻をもつべきでない”、”男女の恋愛”など結構俗世界の事も書いているらしい。人はつつましく暮らし、贅沢をせず、財産を持たず…と本来の僧侶の心情も。そして”居たるあたりに調度の多き”は”賎しげなるもの”としています。リビング・ルームにたくさんの物を置きこの一室で用が足りるようにして生活している私、大いに反省した。今一度、対訳原書を読んでみたいと思ったのでした。