「40年間作ってこんなに取れないのは初めて。生活に響く。」
と、おっしゃる農家さんもいるほど、
静岡県産みかんは記録的不作となっています。
昨年の早生品種までは、1袋(1kg入り)298円~398円で購入できたのに、
現在は1袋(800g入り)で598円もします。
農家さんは、出荷したくても品物がない状態なので、
スーパーの棚はガラガラです。
我が家は、夫が食後にみかんを食べるので、買ったみかんはすべて夫用にしています。
私は、野菜無しでは生きられませんが、
果物と肉は無くても一向に困らないので・・・。(^-^;
この不作の原因として、次のことが考えられます。
●みかんは、表年と裏年があるが、2017年は裏年に当たった。
●昨年5~7月に気温が上がった日が続き、熟す前に自然と落ちる実が例年以上に多かった。
●10月の台風21号や秋の長雨も追い打ちをかけた。
さて、総務省の家計調査によると、2014年~2016年のみかんへの年平均支出額は、
全国の県庁所在地と政令指定都市の中で、次のようになっています。
1位 松山市
2位 静岡市
3位 和歌山市
4位 宇都宮市
5位 浜松市
静岡県は、収穫量だけでなく、消費量も全国トップクラスですが、
「野菜も高いのに、みかんまで買う余裕はない。」というのが
この冬の正直な主婦の気持ちでしょう。
みかんを買う・・・と書きましたが、
子供の頃、みかんを買ったことなど一度もありませんでした。
静岡ケンミンなら、おわかりになると思いますが、
みかんは冬になると、そこら中から段ボール箱で届くもの・・・。
そんなふうに思っていました。
もちろん、あの頃もみかんに「裏年」はあったと思いますが、
そんなことも感じさせないほど、周りにみかん農家が多かったのでしょう。
あの頃は、みかんにβ‐クリプトキサンチンが含まれているなんて
考えながら食べたことは一度もなかったけど、
贅沢な時代だったんだなぁ・・・。(*'▽')