”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

やさしいタワラマゼラン

2014-07-16 08:58:57 | 野菜

こちらの写真、人にぶつけようとして石を握っている・・・

わけではありません。 ^_^;

Img_9530


    
   

これは、じゃがいも。

タワラマゼランという新しい品種です。

Img_9528

 

形はメークインに似ていますが、

皮が黒に限りなく近い紫色をしています。

   
 

見た目も個性的ですが、名前も個性的。

品種名の一部「タワラ」は、育成に取り組んだ

俵 正彦(たわら まさひこ)さんのお名前を表しています。

    
  

じゃがいも栽培では、土壌病害が出やすいため、

その対策として 作付け前の土壌消毒が必要とされていました。

しかし、消費者は農産物に安全性を強く求めています。

そんな消費者ニーズに応えるため、

俵さんは土壌消毒が避けられるような

病気に強い品種の育成に取り組みました。

  

1985年から品種改良を繰り返し、

病気に強く、無農薬でも栽培できるじゃがいもが10品種誕生。

そのうちのひとつがタワラマゼランなのです。

     
  

生産者にとっては

 ●農薬、肥料を減らしても多く収穫できる。

 ●土壌消毒の必要がない栽培ができる。

 ●皮の色を活かした加工品(ポテトチップスなど)作りで

   6次産業化に対応できる。

 

消費者にとっては

 ●じゃがいもの芽に含まれる毒素 ソラニンが少ない。

 ●アレルギーのある人でも食べられる。

といった特徴を持っています。

   
  

生産者にも消費者にもやさしいタワラマゼラン

あなたも、いつかどこかで

この奇跡のじゃがいもに出逢えますように!!(^^)

 

コメント (2)
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