”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

トウモロコシの工夫

2014-07-06 09:48:08 | 野菜

先月、トウモロコシの講座をやらせていただきましたが、

その中で、受講生さんたちが一番興味を持ってくださったのが、

雄花と雌花のお話でした。

    
  

トウモロコシの先端に穂を広げているのが雄花。

Img_9348

 
    
   

そして、トウモロコシの実についている

モジャモジャした部分が雌花。

Img_9349

このモジャモジャした毛は、雌花から伸びためしべです。

   
  

そう、トウモロコシは一つの株の中に

雄花と雌花両方を持っているのです。

 

でも、自分の雄花と雌花が同時に咲くことはありません。

先に咲くのは雄花の方です。

こうすることによって、自分の花粉で受粉してしまうことを防ぎ、

強い子孫を残そうとしているのです。

 


トウモロコシの花は、

オクラやれんこんのように華麗ではありませんし、

アブラナ科の野菜の花のように

目立った色をしているわけでもありません。

これは、風が花粉を運んでくれるために、

昆虫を呼び寄せる工夫をしなくてもいいからだそうです。

 

 

でも、茎の一番高いところに雄花を咲かせて、

出来るだけ遠くへ花粉を飛ばそうというその姿を見ていると、

トウモロコシが急にいとおしくなってきませんか?

Img_9347

コメント (2)
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