”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

野菜の摂取量と砂漠の関係?

2012-12-07 09:54:57 | 健康・病気

2011年の国民栄養調査の結果が発表されました。

http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000002q1st-att/2r9852000002q1wo.pdf

それによると、

日本人の成人が一日に食べる野菜の量が

平均277.4gとなっており、

目標とする350gをかなり下回っています。

 

ここ10年ほど、1日の野菜の摂取量は290g台を

行ったり来たりしていました。

それが、昨年は281.7gとなり、残念な気持ちになったのですが、

今年はさらにそれを下回りました。

 

 

そして、野菜だけでなく、果物、肉、魚などの生鮮食品を

普段から購入している人がこの1年間、

生鮮食品の入手を控えたり、入手できなかった理由として

 ●価格が高い

 ●生鮮食料品店へのアクセスが不便

ということを挙げています。

 

 

最寄りの食料品店が閉店し、郊外店が増える中で、

買い物に行けない「買い物弱者」の健康被害が問題となっており、

この状態をフードデザート

「食の砂漠」と呼んでいます。

 

この「砂漠」をオアシスに変えようと、

コンビニでも生鮮食料品を扱ったり、

スーパーの宅配サービス、

NPO法人による青果物の移動販売など

様々な取り組みが行われています。

 

 

本当に野菜を食べたいと思っている人のところに

確実に野菜が届くような仕組みが構築されれば、

野菜摂取量が回復する一因となれると思うのですが・・・。

来年の国民栄養調査の結果が

少しでも良い方向へ向かうことを期待しています。

 

コメント
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