”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

農産物直売所について考えた

2010-10-19 09:23:14 | “農”

来週の料理教室では、少量ではあるが

小メロンをスープに使うつもりでいる。

小メロンは、メロンを作る際に摘果されるものであるから

毎日出荷されるわけではない。

そこで、前もって直売所に手配をお願いしようと考えた。

JAが運営するその直売所には、多くのメロン農家の方が

出荷をしていることはわかっていたので、

さっそく電話をした。

すると、オジイサンが電話に出てこう言った。

「小メロンは毎日出荷されるわけではないから、

 あんたが必要とする日の、何日か前の開店時に電話をして

 確認してから買いにくればいい。」

私は子供ではないので、買い物の仕方など

オジイサンに教えてもらわなくても知っている。

小メロンが必要なので、前もって生産者に出荷可能かどうか

確認を取ってもらいたいと言っているのに・・・。

そのオジイサンは、メロンの生育について語り出したので、

「もう結構です!」と言って電話を切った。

次に、ダメモトで某企業が運営する直売所に電話をした。

すると

「すぐに、何人かの生産者に当たってみて、

 折り返し電話をさせていただきます。」

というお返事をいただいた。

そして、入手できそうな生産者さんを探して下さった。

農産物直売所は90年代から急速に増え、

現在、全国で13,000ヶ所と言われている。

直売所が乱立している今、地元産、新鮮、旬は当たり前

顧客と生産者を大切するのは基本のキである。

どの直売所も、プラスαの部分で差別化を図ろうと、

レストランや温泉施設を併設したり、加工所を設けたり、

肉や魚も販売するなど工夫を凝らしている。

そんな中、ただ野菜を乱雑に並べるだけで、

顧客へのサービスを忘れている直売所は淘汰されると思う。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする