ツトムさん家の写真日記。

写真いっぱいの楽しい日記です。(全面表示でご覧下さい)

第417回 群馬県大泉町古海 高徳寺と長良神社の桜。

2009-04-13 18:37:37 | 旅行

2009 04 05(日)

400年余の樹齢を誇る長柄神社エドヒガンザクラを観賞した後、ブラジル人が人口の18%程住んでいる大泉町へ・・・

長柄神社から2キロ隔てた場所に枝垂桜で有名な高徳寺(こうとくじ)がありました。
医王山延命院高徳寺って長生き出来そうな縁起の良い名前を付けた寺ですね。

昔し青森の五能線に乗って辺鄙な艫作(へなし)駅から訪ねた海辺の温泉を思い出しました・・・黄金崎不老不死温泉”って。 
良いネーミングで成功した見本みたいな温泉でした。
 
山門を兼ねた医王門の脇に立つお地蔵様は延命地蔵かポックリ地蔵様か?

高徳寺の枝垂桜がお地蔵様越しに見えてきました。

最近の暑さで枝垂桜の花も散り始め、桜花の終盤を迎えている感があります。

高徳寺の本堂を見学。 高徳寺は鎌倉末期から南北朝時代に活躍した児島高徳が開基して晩年を過ごしたと伝えられている寺です。 
伽藍は1380年(天授6年)に建立されましたが、いく度かの火災で焼失。 
現在の本堂は最近建てられました。
 
高徳寺本堂の内陣を拝観です。 金箔張りの見事な獅子頭が座布団に鎮座。
新しいって事はキレイって事です。全て金ピカに光って見えます。
 
金色に輝く多宝塔に隠れるようにして安置されているのが、本尊仏(陣中守護神の摩担利尊像)か??
児島高徳が納めた像にしては新し過ぎますが・・・。
 
真言宗の開祖・弘法大師空海様も花見酒でお顔がピンク色・・・。

火災で消失する前の本堂に掛けられていた欄間彫刻を見る事ができました。
彩色は剥げかかっていますが、龍など見事な彫り物が沢山あります。



中国故事に由来する物語の芸術彫刻ですね。

高徳寺の参道脇に立つ石碑なども興味深い歴史あるものです。
 
上左は松尾芭蕉に俳句碑で「目にかかる 時や殊更 五月富士」「川上と この川下や 月の友」と薄く刻まれています。
右の本の腕を付けた石像はたぶん荒々しい阿修羅像と思います。

高徳寺に並んで左隣に建っているのは“長良大明神”。


この長良神社は「贈正一位 太政大臣 長良大明神」を贈られていますから小さくても格式高い神社と思われます。(社殿内の額)


狭い境内に沢山の石碑が林立する由緒ある長良神社です。
 
長良神社の横に小さなお社。 社殿には「摩恒列尊」と書かれた幕が掛けられていました。
村人たちが休憩していましたので、聞くと朝から開催した“児島高徳公祭り”の打ち上げをしていたそうです。
もう少し早く来ていたら児島高徳公祭が見物出来たのに・・・残念!


高徳寺から南に200m程の場所にある高徳寺墓地内児島高徳公の墓があります。

正面の古い石塔が児島高徳公の墓。 高い石塔は昭和53年建立の新しい塔墓(児島高徳公史跡保存会・三保ヶ関国秋)


南北朝時代で活躍した年代を感じさせる石墓が児島高徳公の墓
焼香台に刻まれた「贈 北の湖敏満 増位山太志郎」、塔墓の三保ヶ関国秋とか児島高徳公は相撲界と関係があるのでしょうか・・・。
  
新しい塔墓の文字は内閣総理大臣 福田赳夫の書「南朝之忠臣 児島高徳公之墓」。

(児島高徳公の墓画像は2017年平29年1月1日午後4時に撮影)

2009 04 13(月)  前橋市  最高気温26℃

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