ツトムさん家の写真日記。

写真いっぱいの楽しい日記です。(全面表示でご覧下さい)

第735回 笠間稲荷 中 笠間の菊人形。

2012-11-13 21:17:00 | 旅行

2012 11 03(土・文化の日)


日本三大稲荷の一つに数えられる笠間稲荷神社の堂々とした楼門から参拝いたします。
 
鉄筋コンクリート造りの楼門は昨年の3.11地震にも耐え、晴れやかに参拝客を出迎えます。
掲げられた扁額には「稲荷宮」の文字。

お寺の山門にある仁王像の代わりに楼門には弓矢を携えた随身様の尊像が神をお守り致します。
楼門の裏側の左右には御神馬像
  
楼門の左側には真新しい木造の御社「交通安全祈願所」が造営されていました。
帰路の安全を懇ろに祈ります。

楼門から左右の菊花展を鑑賞しながら進むと、正面に笠間稲荷神社の拝殿があります。
こちらも頑丈な鉄筋コンクリート造りですので昨年の3.11地震による倒壊を免れたようです。


境内に飾られた「菊花展」や露店を通り裏側の本殿を参拝。

本殿に祀られている神は“宇迦之御魂命”。(ウカノミタマノミコト)
食糧と五穀豊穣を司る、生命の根源に密接な有り難い神様で、商売繁盛の神でもあります。

本堂は江戸時代末期(万延元年1860年)に建築され、昭和63年に国の重要文化財に指定されました。

本殿壁面には素晴しい彫刻が施されています。
本殿を飾る彫刻「三頭八方睨みの龍」・「蘭亭曲水図」や「唐獅子牡丹」などは必見の名作。


笠間稲荷神社境内には縁り深い摂社・末社など沢山祀られ、信仰の深さを感じられます。
 
大きな一枚岩の石碑が倒れたまま、平23年3月11日の地震揺れの凄さが実感できました。(この地区は震度6強)

見応えある本殿の裏側には木造の瑞鳳殿(大正6年築)、内部では小学生による図画コンクール「私の好きな笠間」が開催中。
入口から数多くの子供たちが描いた可愛らしい絵画が沢山展示されていました。
 

笠間稲荷神社境内裏で開催中の「第105回 笠間菊人形まつり」を見物。(入場料800円)
日本で最初に菊人形展を開催したのは笠間稲荷の菊人形だそうです。確かに105回ですから・・・。
日露戦争で荒廃した人心を癒すため明治41年(1908年)に鮮やかな菊花で制作したのが始まりといいます。
 

入場口から菊人形館までの広場では大菊花壇展。色鮮やかな素晴しい菊花作品を見物することが出来ます。
 

「古都の華」「復興錦」「富士・・・」など題名が付けられた大菊花壇。
 
茨城県と言えば水戸黄門様、御老公に助さん角さんなど小菊を纏って出迎えます。

今年の菊人形はNHK大河ドラマ「平 清盛」。
菊人形は第1景「清盛誕生」から第10景「厳島神社」まで。
平清盛の視聴率が悪いのか? 入場料が高いのか? 見物客はガラガラの閑古鳥が鳴きっぱなし状態!
 
寂しい菊人形「平 清盛」を見て廻りますが、NHKの平清盛を全く見ていないので登場人物が判りません。
説明では左上は第2景の「海賊討伐」、三女性は第4景「清盛をめぐる女たち」とか・・・。平 明子 平 時子 平 宗子。

保元の乱で協力した源義朝(左)と平清盛(右)は平治の乱では敵対することになります。(6景 「平治の乱」)
 
平家一門の財政を潤した日宋貿易のシーン、後白河法皇(左)と平清盛(中央)と宋の商人でしょうか?(第8景「日宋貿易)

厳島神社で平家納経を行う平清盛(左)と建礼門院と高倉上皇の場面。(第10景「厳島神社」)


見所多く霊験新たかな笠間稲荷神社でした。

笠間稲荷神社HP。
http://www.kasama.or.jp/

次回は勇壮な「笠間稲荷 奉納流鏑馬」です。



2012 11 13(火)記。     前橋市 薄    最高気温16.5℃   最低気温8.2℃


おまけコーナー。

棺桶会社のカレンダー制作風景。
Kalendarz Lindner 2013 Backstage ( www.kalendarzlindner.pl)



御興味ある方はLINDNER社HPをご覧下さい。
http://calendarlindner.com/2013.php


最新の画像もっと見る

コメントを投稿