2013 08 03(土)
前回掲載の「那須国造碑」のある笠石神社から国道294号線を南に500mほど南に下った場所にある“侍塚古墳群”を見学。
最初に眼に入った古墳は“侍塚古墳群 1号墳”、比較的に形状が整った長さ40m高さ5m程の小さな前方後円墳。
前方部墳丘上から見た南側にも大きな古墳が点在しています。
“侍塚古墳群”には10基の古墳があったそうですが、2基が田畑に開墾され現在では8基残すのみ・・・文化財を大切に!
それでも、周囲を見渡すと田圃の中に円墳や方墳が幾つも見る事が出来ます。(画像は左から5 6 8号墳墓)
小型の古墳を見た後、古墳群に隣接する大型で日本一美しいと言われる“下侍塚古墳”(しもさむらいづかこふん)を訪ねます。
国道294号線に沿って松林に覆われた“下侍塚古墳”と「史跡 下侍塚古墳」(昭和26年6月29日指定 文部省)の大きな石標柱。
国宝“那須国造碑”に記された「那須直韋提」の墓とも言われる“下侍塚古墳”。
“那須国造碑”の保存に尽力した水戸光圀公は“下侍塚古墳”の発掘・調査も行い、出土した埋葬品類を調べ記録した後、木箱に納めて再び埋め戻したそうです。
更に、墳丘が崩壊しないように松樹を植樹し、下侍塚古墳の保存に努めたとのこと、黄門様って本当に立派な殿様だったのですね・・・。
黄門様による本格的な発掘・調査の故に、この場所は「日本考古学発祥の地」と言われています。
稲田に囲まれた下侍塚古墳の東側面。 松で見づらいですが左の墳丘は前方墳丘、右が後方墳丘。
古墳の周囲には遊歩道が敷かれ柵が設置されていますが、東側の一ヶ所から入る事ができます。
昆虫採取に来た近所の親子の後を追って筆者も墳丘に登ります。
この下侍塚古墳は二子山風の前方後円墳に見えますが、実は全国的にも珍しい「前方後方墳」です。
下画像は前方部、確かに墳丘の隅は角ばっています。
こちらは後方部の墳丘、判別しにくいですが、やはり角のある方墳形です。
墳丘上に石の祠(ほこら)でも祀られているかと思いましたが・・・何も人工物はありません。
5世紀前期の築造の“下侍塚古墳”は姿形が日本一美しいと言われる古墳ですが、松に圧倒されその実感が乏しいのが実情です。
下侍塚古墳の側面。
下侍塚古墳の説明板。
下侍塚古墳の直ぐ南に“上侍塚古墳”がありましたが、時間に追われ今回は見学出来ません。
次回は下侍塚古墳の相向かいに立つ「歴史民俗資料館」「那須風土記の丘 湯津上資料館」編。
2013 09 03(火)記。 前橋市 一時雨 最高気温 32.6℃ 最低気温 23.5℃
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