2011 02 02(水)
尾ノ内氷柱見物を終了し、次なる“久月平がや氷柱”へ・・・。(久月=ひさつき)
ひらがや氷柱への途中で“白水の名水”なる標識を発見!
国道299号線から左に折れて約300m。
道路端のコンクリートで固められた擁壁上から下る太い配水管に沿う一筋のパイプからドラムカンに落下する冷水が“表毘沙門 白水の名水”でした。(12時40分頃)
味気無い光景と違って白水の名水はまろやかな癖の無い味、確かに名水ですが馬の水飲み場ではないのでしょうから、もう少し名湧水らしい佇まいが欲しいものです・・・。
尾ノ内渓谷から国道299号線を秩父小鹿野町方面へ約8km下った東電新秩父変電所付近に「ひらがや氷柱」の看板があります。(小鹿野町三山地区)
看板近くの国道下を流れる赤平川に架かる道路橋からも“平がや氷柱”の一部がが眼下に望めました。(12時50分頃)
「ひらがや氷柱」の看板脇の砂利道を150m程下ると前面に氷壁が・・・。
赤平川の河原まで車で下りられ、河原道が無料駐車場になっていました。
尾ノ内氷柱と違ってマスメディアに取り上げられないのて殆ど人の気配はありません。
でも、氷壁・氷柱は尾ノ内氷柱に負けず劣らず立派なものです。
平がや氷柱の氷芸術をご堪能下さい。
ツララが突然落下することもありますので、ご注意を・・・!
大ツララが川沿い崖の至る所に下がり、氷の滝(氷漠)を眺めるようです。
氷塊の上部にパイプが有りましたから、凍てつく日に水を撒いて凍らせたのでしょう。
でも、平ガヤ氷柱は自然に出来た様な感じがして違和感無く楽しめます。
この大ツララなど迫力があって素晴らしい光景でした。
撮った画像の氷壁の一部に心霊氷塊!?
赤平川水死者の怨霊か!?はたまた自然造形の妙なるか・・・。
三十槌氷柱や尾ノ内氷柱ほど有名ではありませんが、自然的な氷柱がノンビリと楽しめる“平がや氷柱”をお勧め致します。
尾ノ内・平がや氷柱を堪能した後、前橋へ帰宅途中で下久保ダム近くに建つ“譲原地すべり資料館「カッピー」”(無料。 藤岡市譲原1722)を見学。(15時10分頃)
灰色の壁に見える所が東京の水ガメの下久保ダム。ダムの右側一帯が地すべり地帯の譲原地区です。
下久保ダムを地すべりから守るため譲原地区の山斜面に数万本のアンカーボルトを地中深く打ち込んだそうで、その事業の成果を公開展示しているのが資料館。
いつ来ても入館者は殆どいません。ガラガラ状態の館内をゆっくり見て歩きます。
譲原地区の地中から掘り出した岩石・土壌サンプルなど、じっくりと見学するといろいろ勉強になります。
ボルトを打ち込み地盤改良した譲原地区の回転ジオラマなどもあり、親切丁寧な展示品と解説には感心させられました。
譲原地区にはアンカーボルト以外に深い井戸(集水井=しゅうすいせい)を掘って地中の水抜きを図り、雨水による地すべりの防止に役立てているとか。
地すべり資料館の駐車場脇に造られたトンネル奥で、実物の集水井が見学できます。
トンネル奥の縦型円筒形が集水井。井戸高さは32m直径5m程の巨大な水抜き井戸。
足元の鉄網から集水井戸の深い深い水底を見ることが出来ます。
この集水井の17mと27mの2ヶ所の側面から地中に放射状に伸ばされた集水ボーリングパイプ24本が地下水を集水井戸に集めます。
はるか底に透明な地下水がこんこんと湧き出していました。
この集水井に集められた地下水は近くを流れる神流川(かんながわ)に排出され、譲原地区の地すべり予防の一翼を担っているとの事でした。
2011 02 18(金)記。 前橋市 最高気温11.6℃
おまけコーナー。
小腹が空いた時、キャットフード食べて頑張れ受験生!だって・・・。
雪で可愛く転倒・・・どじっこ女子高生。(2月14日)
危機一髪!!
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