ツトムさん家の写真日記。

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第561回 高尾山 初詣 中。

2011-01-18 19:53:00 | 旅行

2011 01 08(土)

前回の高尾山頂から中腹に建つ浄心門へ戻って薬王院への参道を上ります。
浄心門を通り抜けた左手に見えたのは神変大菩薩を祭る“神変堂”(じんぺん堂)。
 
内部に祭られている神変大菩薩は山岳修験道の改組・役の行者(役の小角)の別名。
高尾山にも籠られて諸願成就の誓願を立てられ、その尊像がこの御堂に安置されています。

神変堂の前に置かれた黄口赤目と呼ばれた二匹の夫婦鬼の石像。
鬼が近郷の子供を誘拐して村人を困らせていたところ、役の小角が鬼の子を隠して鬼を改心させ従者にしたと言う伝説の石像。
  
神変堂には夥しい履物が奉納されています。
役の行者は野山を駆け回るので足腰の神様でもあり、健脚祈願・腰痛平癒など「南無神変大菩薩」唱えてお祈りすると霊験があります。

薬王院へ続く良く整備された参道を進みます。
何故か?シンクロポーズを決めているカップルなども・・・。


大きな石灯篭と「南無飯縄大権現」石柱の立つ角を曲がり、左手の石段を上ります。


薬王院参道には様々な石碑が建てられ、さながら文学の小経のようです。
風雅な味わいの石に彫られていたのは北原白秋が詠んだ「我が精進 こもる高尾は 夏雲の 下谷うずみ 波となづさう」の歌碑。
 
参道途中の権現茶屋では名物・ごま団子で大賑わいです。

権現茶屋から参道をはずれて「高尾山有喜苑」へ・・・。

美しい白亜の仏舎利塔、その前には不動明王烏天狗の銅像などが見られ、霊場の雰囲気を漂わせていました。


薬王院参道に戻って歩くと右側の高い場所に見えたのが安産と子育ての御大師像。
妊婦がお参りすると危険そうな急石段があります。
ここでは「南無大師遍照金剛」と唱えます。
 
高尾山は三大天狗霊場の一つ、天狗面も天狗ラーメンの看板で客引きのバイト中。

高尾山がミシュラン三ツ星に認定されたのを記念してライオンズクラブが建てた記念碑も参道脇に立てられ、「世界に冠たる高尾」が国際的な名所に格上げされたのです。


参道の谷側には巨大な杉が連なっていました。
天然記念物の“高尾山 杉並木”です。杉樹の高さは47m、樹齢は約千年を数えるとか・・・生命の神秘を感じさせます。
 
参道の山側には果てしなく続く「奉納杉苗」の名板。
「杉苗1万本奉納」程度は当たり前の世界に驚きを禁じえません。

浄心門から見物しながら20分程で門前茶店「もみじや」に到着、名物の天狗そばの香りに包まれて薬王院山門へ・・・。
 
門の前後左右に四天王尊を祭る薬王院山門をくぐり境内へ。

山門には仏法を守護する四天王が不埒者の入山を厳しく見張っています。
青い御顔の尊像は四天王の一つで東方を見張る持国天像
 
朱色顔の立像は南を睥睨(へいげい)する増長天像
山門の裏側には広目天多聞天も同様に立並び善男善女だけを峻別し、入山を許可していました。

山門中央部に飾られた大きな天狗面にはお供え鏡餅や清酒なども奉納され、正月気分を盛り上げてしました。


次回は薬王院本堂の参詣となります。

2011 01 18(火)記。  前橋市  最高気温

おまけコーナー。

カナダのビクトリア州ゴールドストリーム州立公園に流れる川や町の噴水が突然に緑色に変化!!
Goldstream River Goes Green



蛍光色素「フルオレセイン」を投げ込んだイタズラらしい・・・。(フルオレセインは無毒色素)。


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