ツトムさん家の写真日記。

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第511回 東北三大さくら見物バス旅行 6. 角館武家屋敷と桧木内川の桜。

2010-05-18 18:18:18 | 旅行

2010 04 26(月)

田沢湖の観光と昼食を済ませ、ツアーバスは桜見物ツアー最後の目的地“角館武家屋敷”目指して田沢湖畔を出発!


バスの車窓からは白雪を戴いた県境の山々が見え・・・北国の遅い春が実感できます。

国道46号線をもう少し走れば「みちのくの小京都」と呼ばれる武家屋敷で有名な角館(かくのだて)。

 
午後2時少し前に角館バス駐車場に到着、バスの駐車場は既に満車!!
路上でバスから下ろされ、角館の武家屋敷へ急ぎます。


 
案の定、ここ角館武家屋敷でも桜は堅く小さなツボミ状態で観光客はガッカリ、元気が良いのはお土産屋だけ。


角館の武家屋敷は枝垂れ桜で超有名な場所、「みちのく三大さくら名所」の一つで、勿論「さくらの名所百選の地」にも認定されています。

枝垂れ桜が満開だったら・・・素晴らしい景色が見られるのでしょう!(残念無念・・)


堅いツボミの桜木でも観光客だけは満開状態!!

表町下丁の武家屋敷をぶらつきます。
立派な茅葺き薬医門のあるのは青柳家住宅。

 
史跡に指定されている青柳家の母屋屋根は葺き替えたばかりみたい新品でした。

隣に建つ武家屋敷は史跡・石黒家。
角館武家屋敷の中では最古の武家住宅、佐竹藩の家臣で勘定役を勤めていた最上級武士の屋敷です。

 
石黒家には見物客が引きも切らずに訪れていました。

昼間でも暗い石黒家母屋の内部を見学します。(入場料300円)

 
端午の節句を間近かに控えて立派な武者人形が飾られていました。

開け放たれた奥座敷からは木々を配した庭園が一望出来ます。


この屋敷は嘉永6年(1853年)に石黒家蓮沼家から譲り受け、ほぼ当時のままの状態だそうです。

屋敷の家屋も庭も保存状態は良好でした

欄間には建築当初からある古い亀の透かし彫り、「亀は万年」の長寿縁起を担いだのでしょうか?



秋田庄内地方の伝統的な民具なども展示。野菜は涼しい床下に貯蔵。
 
正門から真直ぐに続く玄関は重厚な欅の板張り、歴史の重さをを垣間見るようです。

石黒家には白と黒の土蔵が二つもありました。金満武家だったのかも・・・。


展示品が丁寧に並べられた石黒家の屋敷内。

さすが、武家屋敷ですから武具・甲冑・陣羽織など藩政時代の逸品も多数陳列されていました。

 
珍しい品では、杉田玄白・前野良沢が著した「解体新書」(展示品はコピー?)。
江戸時代に蘭書を翻訳した苦労が偲ばれます。

壁に大きく貼られていたのが角館の町割り絵図


街並みは現在の区画とほぼ一致しています。下を流れるのは桜並木で有名な桧木内川

黒塀が印象的な角館の武家屋敷。 枝垂れ桜が咲いていれば・・・。


人気の人力車はフル回転の忙しさです。

武家屋敷の並ぶ一角にある「桜皮細工センター」では桜の樹皮を利用して茶筒などに加工する実演も見られます。

 
大人気だったのが御菓子屋の「唐土庵」。店内は買い物客で大混雑!!
試食OKなのが嬉しいですね。

店内には有名人がサインした沢山の色紙が壁面いっぱいに飾られ、少し嫌味な感も・・・。


山田洋次監督の痛快時代劇「隠し剣 鬼の爪」を記念した額。
山田洋次・永瀬正敏・松たか子三氏のサイン入りでした。
鬼の爪」ではこの武家屋敷が舞台となって撮影されたのです。

桜花は無くとも、武家屋敷には観光客が次から次に詰め掛けていました。



局のお姉さんが販売中の「角館武家屋敷と桜」の記念御当地切手も結構人気があります。
 
角館には岩橋家河原田家小田野家・・・・・沢山の武家屋敷が立並んでいます。
小人町にある茅葺きの松本家は幕末の建築で、近世の中級武家住宅の代表例と云われています。

角館の代表的な武家屋敷の一覧。⇒ ここクリック。

桜が観られず、ちょっぴり寂しい武家屋敷を離れ、桜並木で有名な桧木内川堤へ・・・。(桧木内川=ひのきないかわ)
川堤に沿って凄い数の臨時の露店街が立並び、春の陽を浴びて商い中です。

 
茅葺き屋根の売店では抹茶ではなく、一杯200円の珈琲がバカ売れ!

桜名所の“桧木内川桜並木”もご覧の通りの小さなツボミ並木でした。
(例年、角館の桜は弘前より開花が遅いようです。)


それでも、観光客は折角来たのだからと記念写真を撮っていました。

満開の「角館武家屋敷の枝垂れ桜」と「桧木内川堤桜」を動画でお楽しみ下さい。


角館の武家屋敷の桜  (ja1cqh様作品)


売店の花瓶に挿してあった桜花を眺めて憂さ晴らしです。
 
桜名所の見物は全て終え、角館武家屋敷P場を午後3時15分にバスは出発! 
「春の弘前公園・角館と北上展勝地への旅2日間」バスツアーは帰路の途に・・・。

途中の東北自動車道国見SAで積み込んだ夕食弁当「伯養軒 牛たん三彩」(950円)の冷たく不味かったこと・・・阪急トラピックス旅行の食事手配は最悪レッドカード!!

出発地のJR前橋駅前に着いたのは翌日の27日午前0時10分・・・桜が観られず疲れました。


2010 05 18(火)記  前橋市  最高気温29.6℃

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コスプレファッションショー「Cure Cosplay Collection」第1部