ツトムさん家の写真日記。

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第507回 東北三大さくら見物バス旅行 2. 北上展勝地・北上夜曲

2010-05-01 17:00:24 | 旅行

2010 04 25(日)

前回掲載のさくら名所「白石川堤 一目千本桜」からバスは東北自動車道を北上し、岩手県の北上市へ・・・。

予定では最初の目的地だった“北上展勝地”に着いたのは午後3時。
北上展勝地は春の陽を浴びて穏やかに流れる東北地方を代表する大河“北上川”沿いにあります。

 
駐車場は何所も満車状態で観光バスも順番待ちで右往左往!
駐車場の一番奥に停められ、添乗員の持つ旗に促されて北上展勝地へ・・・。

さあ、ここが“みちのく(東北)三大さくら名所”の一つ“北上展勝地”、平成2年に日本さくらの会より「さくらの名所百選の地」に認定されました。


人間は沢山見えますが、桜の花は・・・?

例年なら満開の桜が観られるのですが、今年は寒さが異常に長く続いたのでご覧の通りの状態!



満開までにはまだ10日はかかるそうです。(5月1日現在、3~4分咲き)
 
でも、折角ですからが素晴らしい北上展勝地を散策しました。(悔しぃ・・・!)
北上展勝地には樹齢約80年のソメイヨシノベニヤマザクラなど約1万本の桜樹が薄紅の花を咲かせます。

おじ様カメラを構えて蕾の撮影でしょうか?

 
これ開花寸前の北上展勝地桜!!(特に一番良い蕾でこの状態。)

でも、“北上展勝地さくら祭り”開催中なので観光馬車も桜蕾トンネルの下を闊歩していました。(桜並木の長さは約2Km。馬車代400円)



何かと忙しい今の時代にノンビリと歩む馬車・・・・・心が和みます。

観光客を乗せて曳く馬の眼は優しくも何故かもの悲しい・・・。

北上展勝地桜並木の横には鉄男・鉄子垂涎の蒸気機関車が展示されています。



このSLはC58型蒸気機関車(愛称・シゴハチ)で昭和18年6月14日に大阪で製造され、以来昭和48年6月28日迄東北地方の鉄路を延べ1648000Km走ったそうです。
 
保存状態も良く黒光りした車体は今でも走り出しそうな迫力があります。
(総重量75トン 全長18.3m 高さ4m 幅3m 880馬力 最高速度85Km)

蒸気機関車と並んでラッセル車(除雪車)も展示中。
昭和48~76年にかけて国鉄北上線の除雪作業に活躍した「キ100形式 ロキ228号 無動力車」(全長11.4m 重量31トン)。後ろから蒸気機関車が押して使用しました。
間延びした鉄仮面みたいな表情が面白い・・・。

 
除雪車の内部は運転席までも見学出来ます。

花は咲かなくとも、北上展勝地さくら祭りの期間中ですから様々なイベントが開催中。


北上川から続く入り江からは「北上川遊覧船」に乗船して北上川を約20分舟遊びする事も出来ます。(乗船賃1000円)
後方は船運時代の白壁米蔵を模した展勝地レストハウス。

さすが人気のさくら名所です、案内標識は完備!迷うことはありません。

一番下に懐かしい名前を発見!! さっそく、矢印に従って左方向へ・・・。

途中、さくら祭り会場には東北地方の名物を揃えた売店露店が賑やかに並んで観光客を呼び込んでいました。

 
新鮮な生牡蠣を大きな鉄板の上で焼いた「焼きカキ」(一皿400円)は絶品の味!
カキは東北地方太平洋岸で沢山採れる海産名物です。

観光客で賑わう祭り会場から100m歩くと北上川のせせらぎが聞こえ、白く光る川面が見えてきます。


北上川畔に建つ石碑に近づくと昔懐かしい曲が微かに聴こえてきました。

その懐かしの曲とは北上夜曲!!
昭和36年の大ヒット曲ですね、確か5~6人の有名歌手が競って歌い、一世を風靡した名曲です。
大きな一枚岩に刻まれた碑文は作詞・菊池 規 作曲・安藤睦夫の「北上夜曲」。


北上夜曲がヒットした時代から幾星霜! 後ろに流れる北上川の川面を眺めながら昔を懐かしみ「♪匂いやさしい 白百合の 濡れているよな あの瞳~, 想い出すのは~ 北上河原の月の夜~」と口ずさんだ筆者でした。

昭和36年に大ヒットした青春叙情歌「北上夜曲」をお楽しみ下さい。

和田弘とマヒナスターズ 多摩幸子 「北上夜曲」nagomiroom&wagen3 カバー



北上夜曲」で一躍有名になった北上川には端午の節句を告げる鯉のぼりと観光遊覧船がそよぐ春風の中をゆったりと・・・。

開花宣言にはまだ遠い北上展勝地を後に「東北地方さくら観賞バス旅行」は次なる桜名所「弘前城」へ・・・。

下の動画は昨年の北上展勝地の桜景色です、例年ならこんなに美しかったのに・・・・。


北上展勝地さくらまつり(HD1280x720p)


2010 05 01(土)  前橋市  最高気温21.7℃


おまけコーナー。

まったくヤル気の無い猫。


だりぃ・・・



二日酔いで不機嫌な猫。「なんか、文句あっか・・・}



人間並みに立つ猫。


立つ猫