ツトムさん家の写真日記。

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第503回 奇祭「諏訪大社 下社御柱祭」 上。

2010-04-16 19:19:19 | 旅行

2010 04 09(金)

長野県の諏訪湖の北面に鎮座する諏訪大社下社の大祭“御柱祭”の見物。

諏訪大社の御柱祭は七年に一度開催される大祭、大変な人数が祭り見物に繰り出すと云われ、眠い眼を擦りながら前橋を早朝4時20分頃に車で出立です。
駐車場に予定していた諏訪社中学校校庭に6時30分頃に到着。(P料金1000円)

朝6時から開いた校庭の駐車スペースはほぼ満車状態!早く着いて滑り込みセーフ!
諏訪社中学校から諏訪大社下社の”御柱祭木落し”が行われる木落し坂会場までは徒歩で約30分。
他の駐車場(P料金500円)からは遠いのでシャトルバスが会場まで往復運行しますが・・・非常な混雑状態で集中時には待ち時間2時間にもなりますからご注意を。


諏訪大社下社御柱祭木落しの時間は午後1時頃。
それまでノンビリと人家に飾られた御柱祭人形など見ながら会場への道筋を散策です。



朝の7時頃ですが既に露店が並び、中には早々と商い中の店もありました。
御柱祭が大混雑し木落し会場では見られない見物客用にオーロラビジョンの車が配置され、用意周到な準備態勢!

 
諏訪社中学から30分ほど歩いて御柱祭の木落し会場の“木落し坂”に到着。
眼前に迫るは急斜面の山肌!! ここを御神木になる御柱が駆け下るのです。


諏訪湖に注ぐ清流砥川の河川敷に臨時で設置された見物席は朝7時でこの様な状態、砥川の右側は有料席(4~1500円)。
木落し坂正面の有料席は既に完売、遠い当日有料席(1000円)より自由席の方が見やすいので・・・。


4月と云うのに付近の山影にはまだ残雪があり、気温4℃の中震えながら腰を下ろしてしばしの休憩。

木落し坂下のステージでは朝7時40分から地元の諏訪太鼓が威勢よく演奏され始め、“御柱祭木落し”の祭り雰囲気を盛り上げていました。
朝から救急車も待機して万全の態勢です。

 

午後1時に行われる御柱木落し時刻までの無聊を慰める仕掛けが舞台で次々に披露されます。
 
木遣りを振りかざして爺様たちも飛び跳ねて頑張っていました。

今年のステージには2010年カナダバンクーヴァーで開催された冬季オリンピックメダリストが臨時出演!!(11時)


大きな五輪メダルを胸に下げ堂々の凱旋挨拶で会場は盛り上がりました。
右の銀メダリスト長島圭一郎氏、真ん中は銅メダル加藤条治氏、左はスケート監督の今村俊明氏。 3人とも諏訪地方にある日本電産サンキョー㈱の社員なので御柱祭に駆けつけて頂いたそうです。

河川敷の寒さに閉口し、華やかなステージを後にして木落し坂を登ってみました。
傾斜度35度、長さ90m木落し坂を鈍った体に鞭打って一気に頂上を目指します。
「岡谷市湊 春宮四」と「感謝 湊豪雨災害時にはお世話になりました」の横看板と「祝御柱木落し 岡谷市湊」「ここは木落し ・・・」の垂れ幕が遥か上に・・・。

 
木落し坂の中腹から見た砥川河川敷の特設会場。川の後方は有料席。

頂上に着いた時には膝はガクガク息はゼェゼェ状態!!日頃の運動不足が如実に現れます。
木落し坂頂上部から見下ろすと高所恐怖症でもない筆者も足がすくみます。
ここは木落しの坂ではなくて、木落し崖でした。


本当にこの急斜面を大材木に乗って無事に滑り落ちる事が出来るのでしょうか?

木落し坂の頂上では春宮四の組が集まって木落しの準備中でした。

 
木落し坂の上には立派な石碑や句碑が建っています。
碑文には「諏訪大社 下社御柱街道 天下の木落し坂」と彫られ・・・。
背後の二本松は歌人の島木赤彦が「はぎくらの おかのうえなる ふたつまつ いくよまでにか としのへぬらむ」と詠んだ樹齢200年余の木落し松


諏訪の深山から伐り出した御柱を木落し坂まで曳行する街道を出発地の棚木場(たなこば)方面へ辿りました。
御柱街道途中の萩原地区にある休憩所は水車小屋を兼ねていました。
綺麗に澄んだ水でクルクルと軽快に回り、見る人を和ませて癒します。

 
村落を進むと次第に御柱祭の祭り支度をした氏子たちが揃いの法被を着て御柱曳行に向かいます。

御柱街道の途中に出店していた臨時郵便局で御柱祭記念切手を購入。

 
オマケに付いたのは“御柱の木っ端”!! 御守りに・・・なんとも微笑ましい景品でした。

諏訪大社 下社御柱祭のポスターです。御柱の木落しの情景が迫力満点!!




次回は諏訪大社 下社御柱祭第二弾編です。

2010 04 16(金)  前橋市時々  最高気温6.5℃ 真冬の寒さ!


おまけコーナー。

日本を外国人に紹介する動画。


Japan - The Strange Country (japanese version)