ツトムさん家の写真日記。

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第440回 奇祭 栃木県佐野市 浅間神社火祭り 下。 

2009-07-24 20:20:20 | 旅行

2009 07 18(土)

佐野市奈良淵町の浅間山山頂からの“浅間山お炊き上げ”の開始です。

浅間神社の宮司様が浅間神社本殿に祝詞を奉納。
火祭りの関係者も榊などを厳かに奉げ、無病息災五穀豊穣など祈願します。
 
日頃ひょうきんなマジシャンのマギー審司さんもTVスタッフと神妙な面持ちで神事に参列。

浅間神社本殿の燈明から移した御神火を静々と拝殿前広場へ・・・。
  
150束の麦藁(ムギワラ)で作られた大篝火へ御神火を点火。(「点火の儀」)

枯れた麦ワラにたっぷりの灯油が掛けられているので怖いくらいに急速に炎上しました。
 
浅間山(せんげんやま)麓から持ってきた吊るし松明に御神火が移され、松明行列の開始です。
 
大人も子供も次々に御神火をぶら下げて山頂から下り始めます。

日本TVの収録スタッフを伴ったマギー審司さんも御神火列の一員となって足元を照らしながら慎重に下って行きます
 

浅間山山頂から尾根伝いに御神火が下りて行きます。

御神火の織りなす幻想的な光景には心打たれるものが感じられました。
 
まさに夏の到来を告げる風物詩と云えるでしょう。

浅間山お炊き上げ”の動画をご覧下さい。

佐野市 浅間山お炊き上げ 1. 



漆黒の尾根道を御神火の行列が点々と狐火のように続きます。
 

浅間神社の火祭り“浅間山お炊き上げ”の動画をお楽しみ下さい。

佐野市 浅間山お炊き上げ 2. 



遥か前方に佐野市街地の灯火星空のように煌めいて美しい・・・。
 
老若男女それぞれ願いを込めて御神火を運び下ろします。

御神火を携えた人々が「浅間山登山口」に到着。
 
浅間山登山口の近くでは地元婦人会の皆様が飲食物のサービスを行っていました。 
折角ですので、冷たい麦茶など有り難く頂戴致しました。


浅間山からの御神火はそれぞれの自宅に持ち帰り、家を一回りしながら願い事を祈ると成就するとか・・・。
 
浅間山(せんげんやま)お炊き上げ”の全光景。(拝借画像)

お炊き上げ”終着点の奈良淵町の児童公園には沢山の夜店も出て大勢の人々で賑わっていました。
浅間山頂上から運ばれた御神火が大篝火に灯され、明々と炎上してお焚き上げの火祭りを盛り上げていました。

 
かたわらのテントの中には浅間神社仮宮が設えられ、お炊き上げの最後に浅間山から下りてきた宮司様が火祭り終了の祝詞を奏上するのです。

1000年の歴史がある浅間神社の火祭り“浅間山お炊き上げ”は、かって藤原秀郷が唐沢山に城を造り、この一帯を治め威勢を誇示するため山上にを焚いた事が始まりと云います。

その後、村人たちがを焚いて悪病を追い払い、作物の豊作を祈念するため続けられたそうです。

浅間山お炊き上げ”をたっぷりと楽しんだ帰り道、有名な佐野ラーメンを食することに・・・。
帰り道に寄った店は「青竹手打ち・麺屋ばく」。小奇麗な外観なので入店しました。

 
佐野ラーメン」(550円) 味は魚介ダシの効いた佐野ラーメンで値段は青竹手打ちのせいか少々高めでした。

佐野市奈良淵町の“浅間山お炊き上げ”は本格的な夏を先取りする火祭りの奇祭です。 ハイキングを兼ねて見物に行かれては如何でしょうか・・・。

2009 07 24(金)  前橋市  最高気温29.5℃