ツトムさん家の写真日記。

写真いっぱいの楽しい日記です。(全面表示でご覧下さい)

第402回 群馬県川場村 古刹・吉祥寺 下巻。

2009-02-20 20:20:20 | 旅行

2009 02 11(水・祝日)

群馬県利根郡川場村の名刹吉祥寺の山門と釈迦堂など拝見してから更に参道を進みます。

吉祥寺の山内はいたる所から美味しそうな清水が湧き出しています。
 
清らかな湧水が手洗い場になっていました。

温暖化で少なくなったを集めて飾った石像が可愛いらしい。
 
野仏のような可愛い六地蔵もあります。

吉祥寺本堂の手前に大きな鐘楼です。 豪壮な造りで大きな梵鐘は一突き100円也。
 
本堂前にある銅像は清楚な姿の聖観音立像

参道の正面に吉祥寺の本堂、右手の建屋は庫裏です

春駒まつりを見物する人達で本堂入口は混み合っていました


なかなか爽やかな佇まいの吉祥寺前庭

茅葺き屋根の釈迦堂と本堂の間には石庭がありました

名付けて“臥龍の庭”。 武尊岩と小石と杉苔で作った枯山水。水の流れ雲の動きに横たわる龍を現しているそうです

吉祥寺本堂(1675年・延宝3年再建立)の内陣を拝見
 
本堂の一番奥に鎮座する御本尊様は蓮華に座した虚空蔵菩薩でしょうか・・・?
青龍山吉祥寺は南北朝時代の暦応2年(1339年)中巌円月禅師を開山和尚として、大友氏時が創建した鎌倉建長寺を本山とする臨済宗の名刹です


建長寺派400余ヶ寺の一番北に位置するので、建長寺の北の門とも呼ばれています

本堂を取囲むようにが配置されていますが、暖冬で氷結していません
 
池の奥から流れ落ちる滝は不動滝。 大きな石を積み重ねた小山の最上部から流れ下るのは豪快な昇龍の滝

本堂の裏庭にある大きな池には二段の滝が流れています

この滝の名は“青龍の滝”と名付けられ、別名が出逢いの滝と云い吉祥寺にまつわる伝説にも登場します

この絵は伝説の姫様“河波姫”。

河波姫(かわばひめ・利根局)は藤原時代この地方を治めていた領主・波多野四郎の娘、流浪時代この地を訪れた源頼朝との間に生まれた子が大友能直(豊後大友氏の開祖、末裔に大友宗麟。)で、鎌倉幕府創立後に赤城へ鷹狩りに来た頼朝が探しあぐねた末に青龍滝で河波姫との再会を果したと言う伝説です
川場村の川場って河波姫から名付けられたのかも・・・?

その後豊臣秀吉によって九州豊後に移封されるまでこの地方は大友氏の領地でした、豊後に移った大友家から吉祥寺に財政的援助が続き山奥の青龍山吉祥寺は大友家の庇護により名刹としての地位を築いたのです。 

本堂の欄間を飾る透かし彫りは見事な出来栄え


極彩色で彩られた賢人仏僧が名工の手によって鮮やかに活き活きと掘り込まれています

吉祥寺裏手の小高い山の頂上へは急傾斜の石段
 
頂上には養蚕に御利益が多い金甲稲荷神社がありました。
今日は春駒まつりの日で、お賽銭を入れると春駒クジが貰えるのです。
大人も子供もクジ引きで大喜び!!

 
金甲稲荷大明神様もこの春駒祭りの日ばかりは大賑わい・・・

金甲稲荷から下って吉祥寺本堂そばにある古月庵でランチタイム
 
キノコそば(630円)で空きっ腹を満たしてから春駒まつりの追っかけに・・・

川場村吉祥寺は見応えのあるお寺です、春うららの花咲く頃に訪ねては如何でしょうか・・・。

次回は川場村北辺部の名所をご案内

2009 02 20(金)  前橋市  最高気温14℃

パンくずで魚を捕る賢い鳥。
Amazing Bird Fishes Like A Human