ツトムさん家の写真日記。

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第401回 群馬県川場村 古刹・吉祥寺 上巻。

2009-02-18 18:18:18 | 旅行

2009 02 11(水)

群馬県利根郡川場村の奇祭・春駒まつりの奉納会場となった古刹・吉祥寺の紹介。

吉祥寺の参道脇に大きな岩うぃ積み重ねて造った池と滝がありました。
滝の名は「丈六の滝」、背の高い岩から清水が流れ落ちています。池は「円月池」、丸々肥えて美味しそうな鯉が・・・・。

 
2月11日と云っても水ぬるむ春近しですね、水中からザゼンソウ新芽が・・・。
この吉祥寺は春から秋に掛けて山内に美しい草花が咲き乱れるので別名を花の寺とも呼ばれています。


春駒まつりの露店などが立並ぶ参道を辿ると、吉祥寺の大きな山門に出会います。
 
この山門は1815年(文化12)に建立され、二階軒下には後光厳天皇の直筆になる「青龍山」の勅額が掲げられ、寺の格式の高さを物語っております。

山門の楼上には十六羅漢文殊菩薩を中心にして左右に安置されていました。

ホコリを被っていましたが、木彫の16体羅漢像は整然と並んでいます。

中心に安置された文殊菩薩像。金箔の光背が鮮やかな見事な造りです。
ボケた頭に智恵が授かります様に祈願しながら撮影致しました。


吉祥寺山門の頑丈な重層造りの木組みも見応えがあり、四隅には獅子なども彫られています。
 
山門楼上から見た参道。春駒踊りの見物人が三々五々吉祥寺本堂へ・・・。

山内では沢山の尊像に出会いました。
カラフルな色彩の陶製の弁財天は朱塗りの小さなお堂に鎮座。

 
岩上の大きな銅製仏像は延命地蔵。 健康で長生きしてコロリと逝きますようにお願いしました。

吉祥寺本堂への参道脇には数々の石像も見られます。
仏教説話に登場する悪人を厳しく裁く閻魔大王(みそなめ爺)。
三途の川で死者の衣を奪う奪衣婆(みそなめ婆)の苔生した石像。
みそなめ爺婆の口に味噌を供して極楽往生を願い信仰心を集めた石像ですね。
昨秋に訪ねた「味噌なめたか」で有名な新潟の名刹関興寺も吉祥寺と同じ宗派(臨済宗)で、禅宗ですから味噌に関した寓話が多いのでしょう・・・。

  
山門の側に巨木があります。 天然記念物に指定されている姫小松の大木。
高さは30mほどもあるでしょうか・・・樹齢は400年余と云われ川場村のシンボルにもなっています。


吉祥寺本堂への左側に古びた茅葺きの御堂が建っています。
このお堂は釈迦堂と呼ばれ、1790年(寛政2年)の茅葺き寄棟建築。

 
釈迦堂の左壁に大きな経板。 経板の表面には48世智顕英行和尚の直筆になる般若心経が彫り込まれた日本一の大経板です。
縦3m60cm 横幅1m80cm 厚さ12cm 畳4畳分もある大楠木の一枚板。


釈迦堂の御本尊は釈迦如来像(中央) 向って左に普賢菩薩像 右は文殊菩薩像。
釈迦如来像は吉祥寺創建当時の仏像で鎌倉後期の作られ、身長約1m 桧の寄せ木造りで重要文化財に指定されています。


向って左の白象に乗った普賢菩薩と獅子に乗った文殊菩薩は共に江戸期の名作。
釈迦三尊像の両奥の僧侶像は中興開山の禅師。左は34世天嶺慧鑑和尚 右が30世万源恵詳和尚の木像。両木像ともに県の重要文化財です。


群馬県北の片田舎・川場村にこれほど立派な寺院が存在しているとは全く知りませんでした。 人には会ってみよ、物は見てみよ・・・って本当ですね。

次回は川場村吉祥寺の下巻。

2009 02 18(水)  前橋市  最高気温9℃ 寒し。

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超高層ビルのクレーンで懸垂。(高所恐怖症の方は見ない方がいいかも・・・)
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