2008 04 13(日)
平地の桜が終わる時期、群馬県甘楽町の丘陵地区に位置する小幡町で桜まつりと武者行列が13日に行われました。
“第24回城下町小幡さくら祭り「武者行列」”と名付けられたお祭りは小幡の街の桜並木の下を2時間に亘って練り歩きます。
早速、車を飛ばして武者行列の見物に・・・。
甘楽町・町営の小幡物産センターに無料P場を確保。
案内の人に武者行列出陣式会場への道を教えて貰い、散歩を兼ねて徒歩で7~8分行きました。
清流・雄川に沿った遊歩道「せせらぎの路」を進むと、両岸に今を盛りに満開の桜が・・・。
白・薄紅や濃紅色の多彩な色の桜花が我が世を謳歌するように競って咲いていました。
小幡の桜に関しては昨春の4月12日号に掲載していますのでご覧下さい。
武者行列出陣式は“楽山園”で挙行されました。
楽山園は江戸時代に築かれた名園で国の名勝庭園に指定されています。
楽山園には子供からジジ・ババまで幅広い年代層の人たちが武者に扮して集結中・・・。
甘楽町の町長挨拶に引き続いて武者総大将の出陣の儀式。
エイ、エイ、オ~ と三度鬨の声を盛大に挙げてイザ出陣!!
いよいよ老若男女混成部隊の武者行列の出陣・・・。
織田家の家紋を染め抜いた旗指し物を高く掲げ、見事に隊列を組んで出発を待ちます。
勇ましい上州女性の長刀(なぎなた)隊の出陣! 「カカァ天下と空っ風」でしょうか?
甘楽町の重臣たちは煌びやかな出で立ちで武者行列に臨みます。
黒い陣笠を被った足軽の吹く法螺貝が今にも振り出しそうな曇り空に響き渡り、武者行列を鼓舞していました。
総大将はここ小幡郷の領主をしていた織田上総守信雄(かずさのかみのぶかつ)公。(信勝は信長の次男)
兜の前立てに織田家の家紋・織田木瓜をいただき、馬上に颯爽とした武者姿をご披露!(小幡郷の織田家七代の墓に関しては昨春4月14日号を参照。)
総大将より立派な大鎧装束の武者もいましたが、重いのにすべて徒歩での行進でご苦労様です。
全身を朱具足に身を固めた武者は赤備えで名高い武田軍からの援軍参加でしょうか?
顔も朱塗りの面を被り、参加武者の中では一番の迫力!!
若い女性も多数の参加でした。 お女中役に扮した少女も長刀を揃えて“イザ、出陣!”
更に小さな子達は小冠者で武具は腰に差した護身の小刀のみ。
武者行列の隊列は名庭・楽山園を出陣して小幡の武家屋敷通りを行進します。
若い小町娘たちは菅笠姿。京の時代祭りを彷彿とさせる雅な出で立ち・・・。
一番人気の女武者 見参! 馬上で揺られて少し緊張気味です。
目線をお願いして、ウルルに撮れた必殺の一枚です。(www......)
鎧兜に身を固めた武者たちが小幡の桜並木へ歩を進めて行きます。
次回は「城下町小幡の桜並木武者行列」の巻です。
2008 05 03(土・憲法記念日)記。 前橋市 のち
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