4月22日(土) 沼田市の御殿桜を見物した後、上・中発地の桜も見に行ったが標高が高いので2分咲き程度だった。
急遽、行き先を月夜野町の天然記念物”上津の姥桜”(かみづのうばざくら)に変更。
田圃道を走っていると、左側に突然桜の大木が満開で現れた。
これが県北で名高い”上津の姥桜”だ!
見る者を圧倒する風格の桜の大木!!
あいにく日差しが西に傾いて逆光気味で、写真写りはイマイチ。
でも、後方の2階建ての家と比べると大きさが判るね。
この”上津の姥桜”は室町時代中期に、この地を治めた沼田氏の姫がその美貌と才能をかわれて帝の寵愛を受けることになった。
帝の子を懐妊して故郷に帰された時、 都から持参して植えた桜の苗木がこの姥桜だそうだ。
樹齢540年になる桜の老大木で、ヒガンザクラ種だ。
老木だけあって幹の根本はボロボロで痛々しかった。
でも、老体にムチ打って、可愛い桜花を健気に咲かしていたね。
男の子が居るのだろうか、早くも大きな鯉のぼりが山からの風を受けて空を生き活きと泳いでた。
何処のご婦人だろうか? 一心不乱に田圃のセリ(芹)を摘んでいたっけ。
見ると田の畦道は一面春のセリだらけ、足の踏み場もないくらい。
やっぱ、出てきたよ夕飯に! 茹でたセリが・・・大量に!!
でも、セリの香りが口の中に漂って「春を食べてる!」って感じだ。
美味しさは何と言っても田ゼリだね、沢ゼリよりず~と香りが強いからね。
美しい桜を観て、美味しい芹まで頂けた良き日でした。
2006 04 27(木) 前橋市 朝雨のち晴れ・曇り。