キカクブ日誌

熊本県八代市坂本町にある JR肥薩線「さかもと駅」2015年5月の写真です。

『ときを紡ぐ(下)昔話をもとめて』小澤俊夫著

2018年11月29日 | └─恩師
ときを紡ぐ(下)昔話をもとめて
小澤昔ばなし研究所



小澤先生の自伝というか回想録。
この下巻は、世界学会のこと、日本女子大~筑波大~白百合女子大のこと、昔ばなし大学のことなどが語られています。それから先生を襲った「がん」のこと。

これ等の話は、先生のラジオ番組などでも断片的に聞いたこともありましたが、初めての話も多くとても興味深く読みました。特にがん闘病のはなしはあまり聞いたことのない話でした。

この本は、先日開催された先生の米寿記念講演会&祝賀会の席で、記念品として配られました。(配られなくても買う気じゅうぶんだったけど)先生の文章はとても読みやすく、あっという間によみ終わりました。


一番感銘を受けたのは、先生が人生のその時その時の局面で、接する人々にとても誠実に相対されているということ。
偉い人にも学生にも民宿の人にも・・・先生が学者として成し遂げて来られたことはもちろんすごいことだし、世界的な権威なのだけど、それは私などからすると遠すぎて、実感のわかないことなのですが、人に対しての誠実さは、お会いするたびに感じることで、私も自分を振り返って、「ちょっと自分、どうにかしないとな」と思います。


ときを紡ぐ(上)



祝賀会の帰り。3次会までやっての帰り、一人で4次会やりつつ読みました。

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