キカクブ日誌

熊本県八代市坂本町にある JR肥薩線「さかもと駅」2015年5月の写真です。

「バスカヴィルのハウンド」和訳 7

2013年10月05日 |   └─和訳「バスカヴィルのハウンド」


ずいぶん間が開いてしまいました。
バスカヴィルの続きです。
こちらもぼちぼちやって行きます。
第三シリーズ放映までには、なんとかライヘンバッハまでたどり着きたいものです。



<凡例>
赤文字:英語がよくわからない、解釈できない部分。
青文字:(私のとっての)新出単語
紫文字:感想、原作(正典)との比較など。
灰色文字:ト書き
日本語として滑らかにすることよりも、なるべく直訳して英語のまま理解したいと考えています。




FLETCHER: Yeah. No. All right? All right. Take care.
(電話で)ああ、いや。大丈夫か?ならいいんだ。気をつけて。



SH:Mind if I join you? It’s not true, is it? You haven’t actually seen this Hound thing?
同席してもかまわないか?(フレッチャー君の座っているテーブルに座ろうとしたので)あれはホントじゃないんだろ?君は実際にはこのハウンドとやらを見ちゃいないな?

FLETCHER:You from the papers?
おたく、ブンヤ?(なんて言い方しないよね。調子に乗りすぎ^^;)


SH:No. Nothing like that. Just curious. Have you seen it?
いや、そんなんじゃない。ただの好奇心さ。見たのか?


FLETCHER: Maybe.
かもね。


SH:Got any proof?
なにか証拠でもあるのか?
(吹き替えなら「証拠は?」って短く切り返すことですよね)


FLETCHER:Why would I tell you if I did? Excuse me.
もしあるとして、なんでおたくに教える必要が?失礼するぜ。


JW:I called Henry…
ヘンリーに電話したよ・・・


SH:Bet’s off, John. Sorry.
賭けは止めだ。


JW:What?
何だって?


FLETCHER:Bet?
賭け?


SH:My plans needs darkness. We’ve got another half an hour of light…
(直訳:僕の計画には暗闇が必要だ)暗くなってからだ。暗くなるまであと30分ある。(直訳:我々にはあと30分の明かりがある)


FLETCHER:Wait, wait. What bet?
まてよ。何の賭けだ?



SH:Oh, I bet John here 50 quid that you couldn’t prove you’d seen the Hound.
ああ、ジョンと50ポンド賭けたんだ。君がそのハウンドを見たことを証明できない方にね。


JW:Yeah, the guys in the pub said you could.
そうそう。パブにいた連中はできるって言ったぜ。


FLETCHER:Well, you’re going to lose your money, mate.
そうか、なら、おたくの負けだね。
(mateは訳しにくい。ちょっと前の小説なら「なあ、兄弟」とか訳すのかな?そんなコトいう日本人いないからね~)

SH:Yeah?
へ~そうか?


FLETCHER:Yeah. I seen it. Only about a month ago. Up at the Hollow. It was foggy, mind. Couldn’t make much out.
そうとも、オレは見た。ほんの1ヶ月前のことさ。くぼ地に向かって上ってるところで。霧がかってて、いいか、よくは見えなかったんだ。

mind: いいかい, よく聞きたまえ.


SH:I see. No witnesses, I suppose?
なるほど、目撃者はなしか。そうだろ?


FLETCHER: No, but…
ないけど・・・でも

SH:Never are.
いるはずがない。


FLETCHER:No, wait. There.
いや、待てよ。ほら。


SH:Is that it? It’s not exactly proof, is it? Sorry, John. I win.
それだけ?そんなのは正確な証拠になりゃしないよな?わるいね、ジョン、僕の勝ちだ。


FLETCHER: Wait, wait! That’s not all. People don’t like going up there, you know. To the Hollow. Gives them a bad sort of feeling.

待てよ、待てったら!それだけじゃないぜ。誰もあそこへは行きたがらない。分かるか、くぼ地さ。あそこへ行くとみんな気分が悪くなるんだ。


SH:Ooh, is it haunted? Is that supposed to convince me?
うわ~、それが怖い?そんなんで僕を納得させられると思ってるのか?


FLETCHER:Nah, don’t be stupid! Nothing like that. But I reckon there is something out there. Something from Baskerville. Escaped.
いいや。バカ言うなよ!そんなものじゃないんだ。でもオレが思うに、何かがその辺にいるんだ。バスカヴィルからの何かが。逃げてきた・・

reckon:思う、推測する

SH:A clone? Super-dog?
クローンか?スーパードッグとか?


FLETCHER:Maybe. God knows what they’ve been spraying on us all these years. Or putting in the water. I wouldn’t trust them as far as I could split.
そうかもな。ヤツらがながいこと俺たちに何を噴霧してたかなんて誰にもわからない。それか、何かを水に入れてるのかもな。とにかく俺は奴らを信じない、俺が裂けるかもしれない限りは。


spray:噴霧する
split:裂ける、分裂する、分かれる


※splitの意味が分かりません。


SH:Is that the best you’ve got?
それで全部か?(直訳:それがお前の持っている最高のもの=証拠か?)


FLETCHER:I had a mate once who worked for the MOD. One weekend we were meant to go fishing, but he never showed up. Well, not till late. When he did, he was white as a sheet. I can see him now. “I’ve seen things today, Fletch,” he said, “I ain’t never want to see again. Terrible things.” He’d been sent to some secret army place. Porton Down, maybe? Maybe Baskerville? Or somewhere else. In the labs there, the really secret labs, he said he’d seen…terrible things. Rats as big as dogs, he said. And dogs, dogs the size of horses.


俺には国防省で働いてたダチがいて、ある週末俺たち釣りに行こうってことにしてた、でもヤツがなかなか現れない。まぁでもそんなに遅くならなかった。ヤツがやってきたとき、まるでシーツみたいに真っ青(な顔)だったんだ。今でも思い浮かべることができる。「俺、今日見ちまったんだ、フレッチ」とヤツは言った。「もう二度と見たくない。恐ろしい物だ」ヤツは軍の秘密の場所に派遣されてたんだ。ポートンダウンかな?あるいはバスカヴィルだったかも、はたまた別の場所か・・・そこの研究所で、マジで秘密の研究所だぜ、ヤツは恐ろしいものを見たんだと言った。犬みたいに大きなねずみとか、そして、犬も。ヤツは言った、そして犬も。馬みたいに大きな犬だ。

(と足跡の石膏型を見せる)



JW:Uh, we did say 50? Mmm. Ta.
えーと、確か50だったよな?どーも、ありがと。

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