キカクブ日誌

熊本県八代市坂本町にある JR肥薩線「さかもと駅」2015年5月の写真です。

SHERLOCKで英語 ベルグレービアの醜聞-18 死者のフライト

2013年05月18日 |   └─和訳「ベルグレービアの醜聞」
マイクロフトがまた出てきます。
このエピソードたくさん登場してくれて嬉しい♪


<凡例>
赤文字:英語がよくわからない、解釈できない部分。
青文字:(私のとっての)新出単語
紫文字:感想、原作(正典)との比較など。
灰色文字:ト書き
日本語として滑らかにすることよりも、なるべく直訳して英語のまま理解したいと考えています。



CAR
SH:There’s going to be a bomb on a passenger jet. The British and American governments know about it, but rather than expose the source of their information, they’re going to let it happen. The plane will blow up. Coventry all over again. The wheel turns, nothing is ever new.
旅客機に積まれた爆弾が存在しそうだ。(=旅客機に爆弾が乗せられそうだ)英国と米国両政府はそれを知っている。しかし、情報源を暴露するよりはむしろ、それを起るに任せようとしている。飛行機は爆発するだろう。コベントリのそっくり再現だ。(運命の?)輪は回る。新しいものなどないのだ。

There’s going to:ありそう、起りそうだ

※nothing is ever new これは多分正典からの言葉ですね。ホームズの口癖です。全ての事件は特異なものに見えても、だいたいは前に似たような事件が起きている。だから、ホームズは過去の事件の記録に精通するように努力しているのですね。

HEATHROW AIRPORT
SH:Well, you’re looking all better. How are you feeling?
おや、すっかりよくなったようだな。気分はどうだ?

AMERICAN: Like putting a bullet in your brain, sir. They’d pin a medal on me if I did, sir.
弾丸をあんたの脳みそにブチ込みたいですね。ダンナ(ってそんな表現じゃないですよね?)そうしたら、きっと勲章をもらえるでしょうな。


JUMBO JET
MH:The Coventry conundrum. What do you think of my solution? The flight of the dead.
コベントリの難題だ。どう思う?私の解決法を。死のフライトだ。

conundrum:なぞなぞ、難題


SH:The plane blows up midair, mission accomplished for the terrorists, hundreds of casualties but nobody dies.
飛行機は空中で爆発し、ミッション完遂だ、テロリストにとってはね。何百もの死傷者、しかし誰も死なない。

accomplished:完成、遂行

MH:Neat, don’t you think? You’ve been stumbling around the fringes of this one for ages.Or were you too bored to notice the pattern? We ran a similar project with the Germans a while back,
though I believe one of our passengers didn’t make the flight. But that’s the deceased for you, late in every sense of the word.

見事だろう、どうだ?お前はこれ(作戦)のヘリのところで長いことよろよろしていたな。それとも、退屈しすぎてそのパターンに気がつかなかったのか?我々は似たような作戦をドイツとも行なったよ、ちょっと前にな。もっとも、たしか、一人の我々の乗客がフライトに間に合わなかったはずだ。しかし、彼は死人だった、お前にとっては、あらゆる意味で「late」だった。

Neat:こぎれいな、巧妙な、すばらしい。
stumble:よたよた歩く、よろめく、間違う
fringe:境界、ふち、へり、過激派グループ
deceased:死者


※ここ難しいのでよく考察するゾ。
in every sense of the word というのは、その言葉の持っている複数の意味が全部当てはまるという意味らしいので、「Late」が持ってる意味「遅い」「最近の」「最近死んだ」を考えると・・・。
「フライトに間に合わなかった」と「最近死んだ」という意味が合わさってるのかな?フライトに間に合わなかったばかりでなく、死人でもあった。という意味ですね。兄さん。



SH:How’s the plane going to fly? Oh, of course, unmanned aircraft, hardly new.
どうやってその飛行機は飛ぶんだ?ああ、もちろんそうだ、自動操縦だ。目新しくもない。


MH:It doesn’t fly. It will never fly. The entire project is cancelled. The terrorist cells have been informed that we know about the bomb. We can’t fool them now. We’ve lost everything. One fragment of one email and months and years of planning, finished.

それは飛ばない。もう二度と飛ぶことはない。全計画は中止された。テロ組織から知らせてきた。我々が爆弾について知っていると。我々はもう彼等を欺けなくなった。全てを失ったのだ。一通のメールの一断片、それと何ヶ月も何年もかけた計画、終わった。

fragment:断片、かけら

※and ここは全く文章になってなくて、ただ2つの事象を併記しただけになってる。
「ほんのわずかなメールの断片」と「膨大な時間をかけた計画」の対比が詩みたいな効果がありますね。これって英語では普通の表現なのかな?


SH:Your MOD man.
おたくの国防省役人だ。


MH: That’s all it takes. One lonely naive man, desperate to show off, and a woman clever enough to make him feel special.

それが全てを持ち去る。(=それで全てオジャンだ?)
それが必要なことの全てだ。(=それで事足りる=たった一人の仕業で十分だ)一人の孤独でうぶな男、見せびらかしたくてたまらない、そして、十分賢くて彼を特別だと感じさせることが出来る女。

naive:単純、だまされやすい、うぶ

※ここも男と女の並列。詩みたい。


SH:You should screen your defence people more carefully.
国防省の役人はもっと慎重にスクリーニングするべきだな。

MH:I’m not talking about the MOD man, Sherlock, I’m talking about you! A damsel in distress. In the end, are you really so obvious? Because this was textbook. The promise of love, the pain of loss, the joy of redemption. Then give him a puzzle and watch him dance.
私は国防省の役人のことなど話していない。シャーロック。私はお前のことを話している!「囚われの姫君」。結局、お前はそんなに分かりやすかったのか?なぜなら、これは教科書(に載ってる事柄)だ。愛の約束、喪失の痛み、償還の喜び。そして彼にパズルを与え、彼が踊るのをみる。

damsel in distress:「囚われの姫君」パターン
redemption:買戻し、身請け、贖罪、償還


SH:Don’t be absurd.
バカいうな。

absurd:不合理な,道理に反した、ばかで

MH:Absurd? How quickly did you decipher that email for her? Was it the full minute? Or were you really eager to impress?
バカだと?どのくらい迅速にメールを解読したんだ?彼女のために。まるまる1分か?それとも、本当に一生懸命印象付けようとしたのか?

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