『 昭和30年代頃には 区分所有法式の集合住宅というものが増大することが
予想されていた ということらしいですね
マンションでの住み方は その頃からの長い歴史があるということですが 管理運営
の形というのは ほぼ全部 同じものなのでしょうか・・・
組合 というものに近いマンション管理組合などというのも あり得る と 聞いたことが
あるのですが どんな具合の管理運営がなされるのでしょうか ? 』
今のような ある意味非日常の生活の中でも 学習することは その心さえあれば
モチロン 可能
ということで 鋭い質問があったりしている 今年の ゴールデンウィーク
とても小規模のマンションに住んでいる方で いずれは自身も役員になって自主管理
を目指そうとしている老若お二人から 社団型 ・ 組合型 の マンション という言葉が
登場し
団体 ・ 組合 ・ 社団 ・ 財団 などの言葉の意味を問われたりしました
力が グングンとついていくタイプであろうと思われる方は どこか 雰囲気が似ている ような ?
そうした方に共通にうかがえるところは 基本の しかも 重要なところの考えどころを
ピントをキチンと合わせて こだわりをもって 一つ一つ 整理していく学びの手法を徹底
できる というか 必要充分の一定の理解ができるまで 良い意味で 程好くコダワル
というような・・・
「 マンション管理組合といっても 実は 管理運営の形というものが ひとつの型
に 定まっているというわけではないのですよ 」 という説明をすると
『 他には どのような仕組みがあり得るのですか ? 』
ということで
実は 自身も いざとなると 団体組織総論のところは ヤッカイナ部分があり
マゴツクコト おおいにあり
それなので 説明のときは 極く シンプルに 基本中の基本のところだけを まず
示すこととさせていただいて そこを 共に学習する
硬い表現ですみませんが
< 社団 とは 組合 に対する概念 >
おおもとのことだけを示すと
< 社団 とは 構成員が 団体との間の社員関係により 団体を通じて 間接に 結合する団体
組合 とは 構成員が 相互に 契約関係で 結合する団体 >
<人の結合 である 団体 には 社団 と 組合 があり 財団 は 団体ではない>
このあたりのことを できるだけ簡潔に説明させていただいて マンション管理組合の形
のことの学びのスタートのポイント とさせていだいています
ときに 必要とされる場合にはプラスして 少なからず硬い表現になってしまうのですが
組合 では
・ 契約によって結合しているので 各構成員の権利義務は他の全員に対する権利義務
の形をとることとなる
・ 各構成員は 団体の財産上に合有権者として 物権的持分を持つ
社団 では
・ 各構成員の権利義務は 社員の地位という 団体に対する権利関係の内容となる
・ 団体の財産は 団体自身に帰属するので 構成員は観念的な持分を有しているだけとなる
団体の構成員間の関係の処理を考えると 社団のほうが組合よりも 簡潔で便利 と
一応 理解される
少人数のマンションだと 組合的な管理運営のほうが相応しいという捉えかたもあり得る
だろう
実際 相談にも それぞれのマンションの個性があり
まずは そのマンションの約束事のあり方の歴史の確認から というようなこともある
いまだ 規約無し( というか とてつもないような長い間改められたことの無い情況 )で
成り立っている ? マンションも あり得たりするのだから
管理運営上 考え方の違いからいろいろゴタゴタしそうなときには 基本に立ちかえって
自分たちの住んでいるところの管理の仕組みのおおもとの考え方あたりについての説明も
登場させる必要があったりする
前回のブログにも ホンノ少し 団体というもののあり方について記しましたが
株式会社 持分会社などの 会社という社団 ・ 一般社団法人
などと見比べても 《マンション管理組合の形 というか あり様 というものの独特さ》の
原因は 株主権 とか 社員権 などというものではなく 専有部分といういわば完全な形
の とでもいうべき所有部分の より強度の権利者の集まりの組織だ というところにある
と 自身なりに 理解しているのですが・・・
学習を続けます http://toku4812.server-shared.com/