おてんとうさんのつぶやき & 月の光の思案 + 入道雲の笑み

〔特定〕行政書士/知的財産管理技能士/国家試験塾講師等が生業の巷の一介の素浪人の日常

収拾

2009-03-30 | ■ 業 務 エ ッ セ イ

 

 

法的な基準だけでは 物事は進みにくい


まして真の収拾とは いかない

人間界には 感情論という大きな壁が立ちはだかることが

多いですね

お金を返してもらい


精算が済んで 清算がつき これで成算の可能性大

となっても

最後の壁は 行きがかり上の気持ちのモツレの解消

これがなかなか

 

そこまでは われわれ士業者も立ち入れない?分野

できれば 全面的仲介整理 といきたいが

一番の難敵はここにあるような気がします



法的な部分での示談介入は業際問題がからみ

 
紛争性が稀薄でも踏み込みの


決心がなかなかつきませんが


感情もつれ分野での橋渡し役は可能業務

当たって砕けろ式の出会いのほうが 法律を前面出しの解決方法より 

とても効果的だったりします


いつも思うこと


どうして 穏やかな第一声をきっかけにしないのだろう

人間感情の生き物


まず 主張を最初から100%ブッツケあわないで


静かなアイサツからスタートしないのだろうと



人生観 広く生い立ち 県民性 などなどが要因か


なかなか 思い通りにはいかないこと多し

丸いテーブルにまず双方腰掛け

コーヒーでもすすりながら


WBC野球か大相撲かワールドサッカーか


明日の天気のこととか ぼそぼそと話し始め


きっかけを作っているうちに 


たまたま 
黒澤明の『天国と地獄』を封切りの次の日も行ったこととか

長島と村山との天覧試合のあの一球のこととか

スバル360ccの凄さのこととか

大阪万博の人混みのこととか

坂本竜馬と高杉晋作の生き様のこととか

ゲタ履きが似合う田中角栄のこととか


近所の目立たないけど超一級味のチャーハン店のこととか


なんかかんか 共通のものがあったり・・・

そうすると 3%くらいは “こいつの話 とにかく聞くだけ

聞いても いいかな”てな具合になることだって・・・

芸がない会合だな と思うこと 大いにありますね

最初から 向かいテーブルに双方一列に並び

なおかつ その平行テーブルの間隔5メートル以上

なんてものが

それでは 最初から ディベート会場みたいで・・


芸がなさすぎるなーと感じてしまう 

 

基本は 誠心誠意が大事

それは当然ですが 雰囲気作りも必要

と つくづく思うのですが

県民性の違いか?な

ある県での交渉だと

第一声に ビックリすることがあります

初対面の挨拶なんぞなく 出だしから

“お前のことなんぞ コレッポッチも信用なんぞしてないぞ”

ということ丸出しでの先制攻撃

交渉にも 会話にも なり得ませんね 

そのような第一声では

もっとも 最初から決裂を狙ったことが見え見え

というような例外的な会合もありますが・・・

とにかく 真意をすこしでも聞いてもらうことの難しさ
身に沁みています

みなさんは いかがですか

私は 会話は大好きなほうですが

なかなか 自然で 楽しい 有意義な会合には

めぐりあえません

でも 仕事上の会合では 依頼者の正当な利益のため

モチロンがんばります

               





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優先順位

2009-03-29 | ■ サマザマな おはなし

先日も少し記しましたが
芯になる部分を 何処に据えるかということについて 最近
考え続けています
仕事上の核を どの分野に主に設定していくか


こういう情勢がしばらくは続くというか 基底になるかな
という予感
こういう情勢とは つまり 大きくは世界規模での
身近なところでは地元の それぞれの経済のこと
よくて現状維持 おそらくは逓減収益の流れ

で 外注化がドンドン減って やれることは自力でというわけ
で 申請書類なども窓口で訊きながら外注なしで片付ける
当然のごとく 
われわれ資格業も大転換時代の現実が

得意分野での特化を目指すか
力の弱い分野のできる限りの解消を目標と掲げるか
最近 とみに考えています
広く浅くのスタンスか 狭く深くのそれか

具体的には 書物を揃える優先順位でのこと
これも読みたいが それよりもこちらの分野で 
可能な範囲で すこしでも
充実をはかっておいたほうがよいか・・・
とか

いや 新規のこちらの分野にこそ力を注ぐべきだとか
専門?分野こそ 掘り下げて とか

なにしろ 能力的にも 資金的にも 余裕がないといえば
ないので

そろえたい書籍 たくさん たくさんあるのですが
経費削減がやけに身に沁みる昨今です

でも 
仕事ができるシアワセを感謝しつつ 
ゴーイング マイ ウェイ

                           



リンク

2009-03-27 | ■ 業 務 エ ッ セ イ

仕事がら お役所の情報には注意深くつきあわねばならぬ
ので ホームページには 60以上の官公署とリンクさせて
頂いております

各省庁間で公表内容には温度差が多少?あるような

なかには 
改正法律について
概要
要綱
案文・理由
新旧対照条文
参照条文

と 微にいり 細にわたる説明があるものも

もっとも 伝達する内容により起こる差異で
いつもいつものことではないかもしれませんが

とにかく 最新情報が任意に手に入ることが多いのですから
参考書・解説書類は よほど便利さが具わったものでないと
なかなか 購入されずらいでしょうね(今までよりは)
ネット情報だけで揃ってしまうケースがあります


私も最近は まずインターネットで情報を手に入れ
足りないものは専門書でというスタイルになりつつあります

もっとも分野によっては 初めから専門書・実用書でないと
どうにもならないこともありますが
(時々思うのですが どうしてある特定の分野は 
いわゆる実務書が
乏しいのかなと
ほとんどは 官庁の外郭部などの関与の形をとったりして
実務本を発行するケースが多いですが)

多分 執筆者もあまりにも変化の激しい分野は 執筆しよ
うにもついていけないか 購入者側も
どうせ 直ぐ運用・規定等が変わるんだろうからと
買い控えるからかな?なんぞと 想像しますが
それとも 運用が地域によって差がありすぎ
統一見解を出しにくい分野だったりすることも関係している
かな

とにかく 実務参考本がほとんどなく 困ることが
稀にはありますね
そんなときは当該の担当さんに訊きまくりますが
(嫌がられない程度に)

それにしても 今扱っている分野はどうして 参考本が
少ないというか 見当たらないのだろう

本屋さんで探しまくっても インターネットで調べまくっても
なかなか登場してくれません

探偵術が下手なせいかな?


一番身近な分野かな?と思うような部分が
実務書では なかなか会えなかったりします

さて もうすこし 念を入れて
あのややこしい?実務本を探そう かな

                       



助っ人

2009-03-26 | ▽ タワイモナイようなお話も あるけれど


スッキリ元気にを望むとき
          サウンド オブ ミュージック

懐かしい世界に浸りたいとき
          汚れなき悪戯

迷いがあり 心がブレがちなとき
          七人の侍

人生イロイロをいたく感じ 価値観にアクセントを添えたいとき
          ゴッド ファーザーⅠ・Ⅱ


薬でもあり
大いなる慰めでもあり
楽しみの極みでもあり
羅針盤でもあり
いつも変わらぬ友の一人でもある
私のホームページに紹介してある
映画の友 ベスト5の面々です

明日あたりは ンーン どれにつきあってもらおうかな
今のうちに すこし 休んでおこう
というわけで 明日を楽しみに

4月にはいると 休息がとれないかも?との
予感があるので

             

 


      

 

    

      


夜回り

2009-03-25 | ■ 業 務 エ ッ セ イ

町内会で 定期的に夜回り警備をしています
昨夜がそうでした
寒い晩でも やや早めの歩行で進むと 汗ばむときも
20時頃から 約40分ほどの お勤めです

少々汗をかいたことの影響か
それとも 花粉症の悪化なのか
風邪をひいたかのような感じの 只今19時の体調

本日はこれからお休みにさせていただこうかな

午前から午後にかけ 運輸局業務でのとき 少々
雨に濡れたりしたのが よくなかったか

でも 約一合の熱燗で 回復するでしょう

実は 自動車移転登録に関し 相続がからみ
これは大変かなと思いきや
査定価格の関係では 比較的簡易な方法があることに
気付き 早期に処理が終わりました

2,3年前までは 例え5万円の価値の車でも
正式な遺産分割手続きを経ての移転登録だったと
係官の方が話されていましたが
先日のような約20人近い推定相続人のケースを想うと
ゾッとします
この方面の案件は取り扱いが少なかったので
そのあたりの 相続がからむ手続きまでは関わったことが
ありませんでした

というわけで まずはなにごとも 基本線を引きながら
まず踏み出す そして 次の一歩からはより合理的方法を
探り調べながら 依頼者の方の希望に沿う努力を
選択し続ける


この年代になっても 初めて手がける案件
過去に出会ったものとの関連案件だが 
独特のパターンの事案
そういうものに出会えると より 嬉しく 楽しく感じること多し
です

                


さて 明日は朝からスピードアップすることにして
今晩は 早めの熱燗に・・・
少々風邪気味かな?状態 の 解消に努めることにします





実務の窓口

2009-03-23 | ■ 業 務 エ ッ セ イ


どうして この書面までも要求されるのかな

どうにも納得できずに 以前だと つい理論を先に出し
ささやかな?論争になることがありましたが
最近はズルク?なり 窓口の担当の方のリードのままに
まかせ 楽なほうを選ぶことが多い
どうしてかというと だいたいは
『詳しい根拠はわかりませんが このような方法で長年処理をしてますので・・・』 という説明が常套なので
つい こちらも 納得もしてないのに
ワカリマシタ このように書き直せばよろしいのですね
なんぞで 済ます

しかし どうしてもおかしいなー と感じるときは
率直に理論付けを伺うことにしている
基本は 依頼者の委託を全うすることだから
『窓口で証明書類の追加を要求してるので・・・とにかく
出せというので 出します』
では しょうしょうさみしい

もっとも それほどにはそのような対応はないが
ときには どうしてこの書面では証明力が乏しいのかな?
と感じる場面もある

本日の業務でも 一件ありました
“この書面のほうが ご指定の文書より 間違いなく
証明力が強いと感じるのですが?”と
言おうとして 引っ込めました
あきらかに? 
『そうなっているので そのような方法で願います』 
と言われそうな雰囲気だったので

わたしも 少しずつ 少しずつ? ズルクなってます

さて 今日の車中は 
背広では暑い感がありました
が まだまだ 15度以下も続きそう
でも もう直ぐ 4月
まったく 早い 
気が付けば
一年の四分の一が終了


             



webカメラ

2009-03-22 | ■ 業 務 エ ッ セ イ

依頼者の方のなかには
どうしても 受任者の声だけでは依頼を決心できず
容貌をも参考にしたいという場合も
できれば たとえ一、二分でも 様子が互いに見える形で
会話をしてみたい
そうすれば 依頼の可否のふんぎり?がつく

確かに 相手の立場に立って考えると 心のなかまでは
覗けないのだから せめて外見だけでも ということか
話す様子も見てみたい
そうすれば 多少は 雰囲気もつかめそう・・・と

で お見合いではあるまいし 私の写真を送るわけにも
いかないし かといって 携帯で映像を送るという手もあるが
少し抵抗があるし そもそも実効性に問題が・・・
相手を少しでも多方面から観察?ということでしょうから・・・


そのような場合のため とにかくチャンスをつくれる方には
ウェブ上で 少々お話をさせていただいて 参考にしていた
だくのも一手と考え
中学以来の親友の力を借り なんとか準備はしました

たしかに 利用方法を工夫すると 便利

あとは 当方の経験を増やし 依頼者にご迷惑をかけること
がないよう使いこなすことが肝要

ただ IT機器は あくまでも道具
状況により 不安定な作動の場合もあり
そのあたりを考えながら 依頼者の方の便利さを第一に
学習していこうと思っています

それにしても 情報機器の進化
私にとっては 驚きの一言(とても とても詳しい同年代の
方も多いですが)

というわけで 昨日から その約50年来の付き合いに
なる親友の顔と声との交信の連続でした
北海道札幌と 茨城笠間 との会話

20代の頃の喫茶店で
テーブルをはさんでの熱弁のような感じ

              




理解の曖昧さ

2009-03-21 | ◆ 業 務 参 考( 総 合 )


試験を受ける機会をときどき持つのも 
悪いものではないと
つくづく感じるときがあります

一番根元の大事なところを 改めて気付かせてくれたり
とんでもない間違いを平気で続けていたことを知らせてくれ
たり
ちがう考え方の合理性にうなづかせられたり
注意力・理解力の減退を点数という非情な現実で
納得させられたり
その他もろもろ
要するに 資格を取るとかということに付随する利点が
ケッコウあるように思えるからです



今回の ある認定試験では
漢字の誤った使い方までをも 厳しく気付かせてくれました


いかに曖昧に記憶していたか
恥ずかしいかぎり

というわけで 楷書の大切さにも気付かされましたが
一番の収穫は 当然理解していたはずの根本部分の
再認識に役立ったこと



介護保険は 2000年4月から 新しい成年後見制度
と時を同じくして実施された
ここのところの 意味
これの理解を曖昧にしていたその結果 波及する諸問題の
解決方法を考えるときの姿勢に一貫性がなかった
ということを 改めて知りました

つまり
介護保険制度は 利用者自身に契約させ サービスを
選択させる仕組みになった(公費による行政機関の措置
からの転換)
とすると 介護契約締結能力を要求することになる
ところが それを自力では遂行できない方がいるので
締結を代行か支援するなどを担当するものが必要になった
ここで 登場するのが 新成年後見制度

このあたりのところを理解していたようで 曖昧にしていた
点があり
試験を受けるための準備をしていて愕然としたのでした

お恥ずかしいかぎり まったくのところ
こんな具合で よくも まあ 講師認定に挑戦するなんて

細部の法規なんぞに気をとられすぎ とんでもない勘違いを
しでかしていました
細かく細かく念入りにしても ポイントはずしては意味なし

というわけで 最近は 意識して
基本書の総論部 つまり 最初のほうの部分に戻りながら
原論部分らしきところに注意を繰り返ししながら 読み進める
ようにしています


今日も そうでした

『会社という仕組みは なぜ必要なのか
本来 なければならぬものなのか』

エッと 立ち止まらずにいられぬ状況になり
さっそく 原論・総論部をめくり返し
必死に自説を考えてみました

でも 許認可関係の新顔の学習も
並行して続けています

民事法務だけ
許認可申請だけ
とはいかない時代ですから

                  


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ガラス張り

2009-03-19 | ■ 業 務 エ ッ セ イ


歴史の教えることの一つに
より多く情報を与えることと
できるだけ 情報を避け 神秘性を利用することの使い分け
の妙
ということがあります

人間 知らぬこと見えぬことには信頼がおけぬ
無視しよう
という反面
知り得ぬこと見えぬことには 神秘性を感じ むやみに反抗
することは避けよう
という行動をとることも あります

歴史上の為政者は このあたりを上手く使い分けてきた

戦前のわが国の天皇制など 神秘性による崇拝感情を
政治に利用した例 
よきにつけ悪しきにつけ
(判断は個々人マチマチ)


法服をつけ 一段高いところに座する裁判官は
そのような雰囲気を神秘性の欠片にし 
威厳をより保持しよう
と 比較的 法廷外には登場しなかったが
本日の新聞紙上には 担当裁判官個人の主な裁判の経歴
法廷写真の他に 個人の容貌までハッキリ判別できる形で
別枠で掲載され
ン 変わってきたなと感じたのでした

今後は このような報道が増えていくのでしょうか
裁判官個人の法的主観も注目され
それとともに 主として裁判長の容貌も明確に公表され
よりガラス張りの裁判所を目指す
ということなのでしょうか?

とにかく 変化を感じます
この流れに対しコメントは控えますが
以前弁護士事務所に勤めていた時期の法廷のイメージが
強く残る者からすると 大変化の近年の裁判制度

集中証拠調べ
先進機器の導入
被害者側の参加
裁判員制度
司法改革
・・・・




『しかるべく』  然る可く


裁判官にたいする 弁護士・検察官の この 
独特の対応言葉を思い出します
“仰せのとおり 相違ございません”という感じ

この言葉は 今でも 使われているのでしょうか?
最近は傍聴に行かないので・・・

妙な神秘性を盾に批判に耳を貸さないのも心配ですが
変に極端なガラス張りで さらけ出しすぎて
収拾が取れないような体制でも問題ですし

裁判制度にも関心は持たねばとは
考えていますが
それにしても 裁判員制度は 未だにその意図を
掴みきれません

今事務所は 19度
ストーブ無しでも 

北国の方には申し訳ないような陽気

今年こそ 桜吹雪をタクサン眺めようと
楽しみにしてます


                     

 

                                               

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反省

2009-03-18 | ■ 業 務 エ ッ セ イ


昨日は 私の所属する行政書士会関連の講習会で
横浜へ
実は ある分野の講師養成カリキュラムの最終日でした

最後に 試験がありました

いわば部内の認定試験の一種?のような位置づけに
なるかな?
当然 国家試験ではありません

昨年あたりから 今までよりは時間がとれるようになったこと
もあり 初めてあたる数種の国家試験に挑戦
そのようなことが しばらく続いていました

その反動なのか 少々準備に怠りがあった
というのが正直なところ(おおいに反省し 陳謝したい心境)

試験開始数秒後には すこしドキドキ
某試験の論文式以上の?慌てよう
80%正解の合格ラインに届くのかな?

なんとか 頑張り(所属会からの公式参加ですので
当然といえば当然 義務でもあります)
とにかく 必死に解答

知っているというのと そのことを表記できることの 差
表記できなければ ゼロ点
最近 昨日のような形式のテストを受ける機会がなかった
ので 独特の緊張感を覚えました
今は 試験というと OCR用紙にチェック式ですものね
せいぜい チョンと入れるか マルで囲むか


さて 結果発表は4月初旬とのこと
こんどからは どのような試験でも 念には念を入れ
充分な体制で臨むべきを痛感した次第です

けっして油断したつもりはないのですが
心のどこかに 部内試験だからどうにかなるだろう式の
甘さがあったのでしょう


反省 反省 大反省の巻でした


今日からまた 依頼案件と ひとつひとつ真剣勝負
油断なんぞできる余裕
あるわけがありません
              
 

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