おてんとうさんのつぶやき & 月の光の思案 + 入道雲の笑み

〔特定〕行政書士/知的財産管理技能士/国家試験塾講師等が生業の巷の一介の素浪人の日常

??!?

2011-07-29 | ■ サマザマな おはなし

とりたてて 記事にするようなことではない
ともいえそうだが
あまりにも 唖然 とすることだったので
だまっているのが なんとも おぞましいことのように思えて
しまい(時代は変わり 常識というものも形を崩し 私の方が
オカシイ?のか 自分でも やや 不安になり・・・)




昨日の 某テレビ局のコメント
タレントさん同士の結婚のことに関し
『・・・ ○○さんは
妊娠をしていません
妊娠をしているわけではない 
という表現だったか いずれかでしたが 
曖昧で ゴメンナサイ

両人は 30代後半 40代初めの方
たしかに 意外なカップル ではありましたが
超フォーマルな ニュース専門時間帯のことでもあり
この コメントには ビックリ

どのような主旨でのニュースコメントなのでしょう
おそらくは
今時 できちゃった婚でないのは 珍しい 
ということを  言いたかったのでしょうか
素直に聞くと そういうことかな とも思えますが
あまりにも 無神経 というか 
公器たる面も強い テレビマスコミ界の 超低レベルを地でいっているようで なんとも なんとも 不快でした
もちろん 著名人だから 一庶民のことだから ということではなく・・・
当人の心を思うと とても複雑
言いたいけど 大人げないと思われても・・・

結婚が決まった悦びに免じて相手にしないでおこう

そもそも このニュースを認識してない

・・・・・



そうですね あまりにもツマラナイことは 耳目に触れないほうがいいことも
この世にはたしかに多い かも





さて マスコミの偏向度にも 注意注意
もっとも それぞれの組織にも自己主張があっていい
とは思いますが
公器たる面を忘れて欲しくない
と 大きく叫びたくなるような 近頃の報道機関のあり方ではあります

『・・・妊娠してません』


あのコメント チェックしている係りだってあるだろうに・・・
どんな具合になってしまっているんだろう
この国のチェック体制といい マスコミ自体の内部チェックの仕組みといい
とても とても 幼稚なものになってしまっているようで
悲しいやら 情けないやら 先人の方々の努力にすまないやら
これからの人たちのために不安が募るやら・・・




自分は 何ができるのだろう
何をせねばならないのだろう


 



質問

2011-07-27 | ■ 業 務 エ ッ セ イ



『おかしいんですよ
私のところは17階にあるのに 1階 なんて書いてあるし
普通 住所だって書いてあるでしょ
みつからないんですよ 私の名前のあるあたりを何回も眺めてるんだけど・・・この登記簿 なんか変なんですヨ』

“マンションはいくつかの家の集まりみたいなものでしょう
だから 集まりとしての説明の箇所と
一人ひとりが持っている部分との説明と あって
住所は集まりのことを説明している部分に書いてあるから
繰り返して個人個人のところにはイチイチ書いていないんです

それと 空中にあなたのマンションの部屋があるようなものだとしても
一個の家としては あなたのマンションの部屋というか部分は平屋でしょう 


だから構造としては
1階 と書いてあるんです”





私の質問(知り合いの税理士の先生に)
『・・先生 
勘定科目は資産・負債・資本・収益・費用のおおよそどれかに
当てはまって 複式簿記では借方と貸方に左右同一の数字が
相対して並ぶんでしょう』

“そういうことです”

『同一の数字が必ず左右にあって それがまとまるだけなのに
どうして 貸借対照表や損益計算書には いわゆる余剰部分のようなものが発生することになるの?
だって 左右同じ数字が並ぶんなら 右の合計左の合計だって
同じなんだから 隙間なんてうまれるはずないんじゃないの?』

“B/Sに出てくる連中と P/Lに出てくる連中はきまっているんだよ 仲間集めさせて それぞれに登場させるんだヨ”
『???』

“落ち着いて考えてみて”

『・・・!!! 
なんとなく 判ったような気がする
アリガトウ』






お客さんとの 
同業の先生方との
他業種の先生方との
質問のやり取り

こういう形の疑問を発したり 答えたりすることって
私には とても 貴重

必ず自分の回答を確認するし
教えてもらった事は とても疑問度合いが強かったものが多いので
それで インパクトが強く ほぼ 忘れない



どうにも理解できないことはそのままにしておけない性分
なので
どうして そう細かいことにこだわるの という表情をされること多し
でも 不思議なことは不思議
どうしても 調べる
調べてもハッキリしない部分は 訊く
教えてもらう

そうして アリガトウ と言う



我が事務所からの裏庭の向日葵の眺め
楽しみにしているこの頃です

 

 

 




別荘 ?での仕分け作業

2011-07-26 | ■ サマザマな おはなし

久しぶりに 栃木県にある お気に入りの
私の別荘に出かけてきました

日帰り温泉場です 勝手に 私的別荘地として指定しています
はたけやまけ家 御用達 循環無しの天然出っぱなし かけ流し湯


湯船の中で
遠く 入道雲

近くの桜の木にいるであろうアブラ蝉の合唱のなか
夏の盛りの露天風呂にて
これからの 我が事業?優先順位仕分け

あと ン年 あるいは ン十年単位の 行為優先順位
わかりやすくいうと まず 何を達成度目標一位 に設定するか
言い換えると ある意味 空き時間利用度の優先順位
というか 迷いなくなさねばならぬ順位設定

5項目ほどあり
おおよそ あいまいな 基準はありましたが
さすがに この年齢になると すべてを満足に為して
この世と グッドバイ というわけにもいかない公算が
私の能力からすると強いので
意識して設定し 極力 意識して行動指針とする と 決めたのでした


生来 なんともボヨーン人間なので
そろそろ 
意識して という作業も 人生に取り入れなければ・・

ようするに
『人生には限りがある 思っているほどには長くない かも・・・』
という感覚が ジワリジワリ 迫ってきているのでした



なんとも幸せ人間だなー
そんな感覚は もっともっと人生の早い時期にあったのでは?
とお思いの方も多いはずですが 
なんとも ノンビリ ボヨーン人なもので・・・
今頃 こんなことに時間を使ってしまっている次第

お恥ずかしいことでは あります

というわけで 三日坊主になる確率も大 ではありますが
今朝は その設定済み優先順位に従って行動してみました

いつまで 続くことやら


本日は これから
公益法人関係の集まりに出席


そんなこんなで
優先順位を意識しながら?? 行ってまいりまーす






理不尽

2011-07-24 | ■ サマザマな おはなし


外国旅行をするとしたら
どこか 
と自問する時
北米 東欧 などとともに必ず希望候補地にはいっていた
北欧

そこで なんとも理不尽なことが 起きてしまいました

悔しい 

一言で表そうとすると この言葉です


悔しい

むなしい というより とても とても とても 悔しい
なぜに 主義主張もどきのために 大勢の命が抹殺されねばならないのか
百歩 いや 何千万歩ゆずっての仮定ではあるが
誰しもが認め得る主義主張の為だとしても 
人命 人の運命に 理不尽に勝手に色づけ
勝手に入り込むことにまでに匹敵でき
値するほどの大義
そんなもの この世に ありはしない

人 そのもののための 主義主張なのだから
主客転倒
錯乱も 甚だしすぎる

まして 主義主張などと 言うのも はばかれるようなたわごとの
せいで 命を不条理に使われ たくさんの未来の時間を
一瞬のうちに 全部 からっぽの空にされるなんて・・・・

悔しい
悔しい
悔しい




「正義 とやらに塗り込められた主義
どんな正義が塗りこめられているものなのかを
ジックリと観察してから 
その 主義とやらをも見定めなければならない

おおよそ 政治というもの 
どうにも 好きになれない」


なぜか 自分にもよくわからないのだけれど
幼い たぶん とても幼い頃から 一貫してもっている感情です




毛嫌いばかりしていても解決にはならない
ということも承知しているつもりなのですが
なんとも 手強い どうにもこまる 感情ではあります


誤解を恐れずに言うと
でき得るなら 
政治 というもの 
できる限り小さな顔で居て欲しいものだ
というのが 私の思いです




 

 

 


一石三鳥

2011-07-19 | ■ 業 務 エ ッ セ イ


ある友に
前回の記事に関し
“どうして そこまで 続けるの?”
と問われました

「今の仕事 つまり 行政書士とマンション管理士にも必須の
部門があるし
どちらにせよ 学習を続けていかないとならないし
結局 きらいじゃないんだよネ
要するに 自分には必要だと思えることだからさ」
と 答えました


どんなことでも 関連付けて説明に迫られるし
お客さんの為にも努力していかなければならない

続けられる限り頑張る いや 続けなくては と思っています

それと 生涯 現役が理想だから
退化 をできる限り 抑えねば
というわけで 脳細胞一個でも 大事に大事に
すり減りを抑えられるように がんばります

というわけで 本日は
水戸市役所で マンション管理士会主催の相談会
その前に 九時から 理事会
その前に 笠間警察署へ

ということで 行ってまいります

 

                                               

 


よーし ガンバルゾ

2011-07-18 | ◆ 国家試験受験サポート 〔 全 般 〕


なでしこジャパンのガンバリ
早朝から観ました 
補助者さんが熱戦を知らせてくれ その後は
くぎ付け
緊張 緊張の連続 
とても とても とても とても ウレシー


まず勝てない相手 と予想されていましたし
確かに 過去の戦歴からすると勝利の確率 
ほんの僅か というより あり得ないことです との大方の見方

でも 世の中 何が起こるかわからない
というより それほどの差は もともと無くなっているのかもしれない そのことは 今の南米選手権の状況を見てもわかります
いわゆるシード枠のところに いずれのチームが入っていても
おかしくない状況
男子にしろ 女子にしろ 

サッカーに限らず 

高校野球だって もはや北国校の不利 なんという表現は無用




というわけで 努力も 運も ガンバリも 不運も 
劣勢なんてェもんも
そんなこんなも とにかく気にしない
元気で 生きていられて とにかくご飯がいただけて
愚図愚図でも 暑い夏と戦っていられて
シアワセ シアワセ 感謝 ガンバレル場をいただけているだけでも とても幸せ


最初から勝利をあきらめるなんて モッタイナイ
というより淋しすぎること
なんでしょう ネ





先日 ある国家試験に挑戦してきました
70~90問?のうち あと2問正解していたら
約30年ぶりに 論文に挑戦できていたのに 残念
少々 悔しい

実は 今が一番勉強時間が取れている
人生の中で その点からすると 一番幸せな時を過ごしている
実は 30代に論文を3度挑戦できていた

40歳を前にしたころ
生活というものがあるので 65歳から 第二ラウンドの挑戦をしようと思っていた
全くの独学で 早朝から仕事 帰宅しても ある時期は仕事
自分の頑張りが足りない点ももちろんあるが 少々無理という
見方もできる 
そうだ 
つまり 生活の糧の確保のための作業に一区切りがつき おそらくなにがしかの年金もいただけそう
そうしたら 本格的に学習再開としよう
そんなふうに 計画していた
思いがけず 2年ほど早くスタートでき ラッキー
で 正式な?リターンマッチ挑戦 となったわけ
合格点は165点だった
159点 論文まで あと6点 足りなかった


でも これには 実は 落ちてラッキー という捉え方もある
というお話
何をホザイテいるのか このおじいさん
とお思いでしょうが
実は もしも間違ってあと6点とって今年合格し 万が一論文も最低合格点なんぞとってしまって(まず そんなことはあり得ないけど)最終ランナーでも完走して ゴールできていたとすると
少々 どころか 大いにまずかったのです

実は 万が一間違って今年合格 なんてことだったとすると
ある異なった仕組みのグループの人たちと同一試験をうけることになり
5年以内に 3回だけのチャンスで 最終まで到達せねばならない仕組みに突入ということだったのです
そんなわけで まさか あと6点というのは 嬉しい誤算というか
嬉しいマグレと喜んでばかりもいられない状況に陥っていたかも
知れないという なんとも フワフワ心境の6月だったのでした

もうすこし 論文力を高め 他のグループに挑戦状を掲げられるような余裕を持って(できるのなら の話)
もしかして合格できる状況での合格 を目指さねば ということ
今は 論文力が準備不足(自分が一番そのことを理解できます)

というような
超個人的 受験体験記ともいうことになってしまい
恐縮至極であります



というわけで 
何を言いたくての記事?なの?と思いでしょうが
人生いろいろ まさしく 一寸先は闇やら天国やら
だからこそ 面白い というか 価値があるというか
ありがたいというか ともに生き抜こうと思えると言うか・・・


それにしても 当地笠間の暑さも 県内一 二 というところ
昨日は三六度 本日も三五度 ?
事務所内も三三度
扇風機さんに頑張ってもらっていますが
汗だく とまではいかなくとも キビシイー(原則エアコン禁止目標努力)

ということで  何度も言うように   今が一番
なんたって 学習時間を ほぼ フリーに描ける
仕事さえ レールに乗せて進めれば
途中下車も 進路変更も 特急運転も 長期車庫入れでの総点検も お望み通り 
なんだもの

アリガトー

なでしこジャパンに 負けないようなガンバリを
(私にはとても無理かもしれないけど) 目指します





皆さん くれぐれも熱中症に気をつけて
油断できません

私は 体温の異常? ときどき 感じますので
無理せず できる限り休むようにはしています




    

 

 

   

                                                   

 


もしも・・・

2011-07-17 | ■ サマザマな おはなし

軽軽に 歴史をまな板の上に載せるようなことはしてはいけな
い 
覚悟して 大いに学んでからでないと 事は見えない 
アッサリと結論づけては まずいのでは

過去の重大事について批判・非難をぶつけることには
注意して いるつもりです

たとえ その時の 為政者 庶民の動きが どのように理解されたとしても
充分な素材を得たうえの批判なのか

そのことに 賛成だとしても
あるいは 大反対だったとしても






ごく身近の大人が ごく稀にですが 八月が近くなると言っていた言葉を思い出します

“日本は太平洋戦争に負けてよかった
もしも 勝っていたとしたら 軍人さんは どんな姿で日本中を
闊歩していたことか つまらん人物ほど威張りくさっていたかも
それと 戦争協力者が大きな顔をして 
卑しい成り上がり者が幅をきかして それはそれは 今よりも もっと もっと いやな顔の日本になっていたことだろう”




私自身は といえば 
夏が来て 暑苦しい夜なんぞに今もときどき空想してしまうことがあります

≪もしかして もしかして
ヒットラーがあの戦争で勝ってしまっていたとしたら
その後の世界はどんなことになってしまっていたんだろう・・

巷の庶民は 自分の好みの家の形を選べたのかな
なにしろ あの人ときたら 左右対称の建物だけを
許しそうで なんとも 窮屈そのもの
文句なんぞいうもんなら・・・
そうか そもそも 文句なんぞ 言えるわけないか な?
世界中 どこに行こうと 形も色も大きさも
ぜーんぶ同じ建物だけ だったかも・・
もしかしたら 着るものも 一生 制服で・・・≫



もっとも 今が あの戦争の前後よりも
間違いなく 進歩していて 批判の的などになるような世界では断固ない
とも言い切れないところが 切ないところではありますが・・・


とにかく 夏が来ると なぜか 過去を歴史を思う機会が多くなるような
そんな感じが 私はしています

反省 反省で 進歩が無いのでは なんとも悲しく情けないのですが・・・・





汚れなき悪戯

2011-07-14 | ▽ タワイモナイようなお話も あるけれど


私の5大趣味? は
JAZZ
温泉
古典落語
映画
読書
です
それ以外の趣味は 挙げると きりがない?


それぞれに ベスト5(あるいはベスト8)があり
ある箇所で それを示させていただいています



さて なんとなく疲れ気味(特に 精神的に) というようなときに
お世話になるのが
映画 汚れなき悪戯
1955年カンヌ映画祭登場
日本では1957年封切り とか

多分 日本封切り直後くらいのときに観たという記憶あり
小学生低学年のとき

まず テーマ音楽にノックアウトをくらい
その瑞々しい というか 清らかさというか 神秘さというか
子供ながら “人って なんなのだろう” という 強烈な疑問(もちろん その当時は 特に 格別高尚な意味なんかではなくとも)を持たざるを得なかったような 感動と感傷を 同時に受けたような記憶があります


DVDという文明の利器の登場で 
観たい時に観られる 何とシアワセナことか 感謝 感謝
ビデオテープ時代にも 何度か会うことを試みましたがお目にかかれませんでした(ルートはあったのでしょうが)


とにかく 和むのです 
心が 一旦 限りなく透明に近いオレンジ色やエメラルド色 のようになってくれるのです



マルセリーノ坊やの 面立ちに ウットリ
神父さんたちの心の 優しさと 大きさに また ウットリ
フランス革命後のスペイン という設定と 風景と 映画の中の大気にも 雰囲気にも
ウットリ
もちろん 何度耳にしても なんとも言えない哀愁のメロディーに
ダブル ウットリ

大好き






でも 最初観たときから 観るたびに起きてしまう疑問

“ マルセリーノ坊やは 本当に幸せだったのだろうか
ママに会いたいのはわかるけど
神に召されてしまって・・・
ママのところに直ぐに行けたかもしれない
そこのところは
なんとなく 賛成できないわけじゃないんだけど 


この地上で 神父さんたちに見守られながら 
自分の人生を全うしてからママに会いに行くという途だって 坊やの為には
よかったんじゃないのかなー

でも 神様がしてあげたことなんだから 
そんなことを言っては ばちがあたってしまうことになるんだろうか・・・・ ”

50年以上たった今でも この宿題は解けないでいます




それにしても マルセリーノ坊や  誰かさんにソックリ
なので 息苦しいほど なつかしく 切なく 観てしまうことになります

 

                                               

 

  
  

 

 

 


      

 

    




やや 緊張

2011-07-11 | 行政書士 〔相 続 : 遺言〕


梅雨が明け 一気に真夏に一直線 という感じのこの頃
確かに 此処笠間でも 34度 35度 という気温
お客さんの様子を見て どうしてもという場合以外は扇風機のみでしのいでいますが 
さすがに ケッコウ きつい

でも 被災地では ムンムンとした大部屋の避難所で 多くの方ががんばっておられます

暑さに負けていられる境遇?なんぞ 私には贅沢すぎること
扇風機にたよれるだけでも シアワセというもの
ということで
お客さんにも 原則 クーラーは我慢して頂いています






さて 明日は 隣町の城里町で 
行政書士会無料相談会を担当

新規の試みとして 催されることになりました
月一回で実施されます

定例会初回ということもあり やや緊張
というほどのこともないのですが 一応の準備を 今終えました


相談会でナンバーワンの項目は
相続だと思われます

いろいろ細かいことはタクサン タクサンあり どんなことを聞かれるのか予想できませんが

相続に関しては 私は 次の三点を柱に 対応させていただいています
この三点を拠りどころに もろもろ考えるようにしています

一点目は
具体的相続額の算定のこと

①[相続開始時の相続財産の価額]+[特別受益とみられる贈与の価額]=[みなし相続財産額]

②[みなし相続財産額]×[各自の法定相続分または指定相続分]=[一般の具体的相続分額]

③[一般の具体的相続分額]-[特別受益の贈与または遺贈の額]=[特別受益者の具体的相続分額]
民法903条 関連


二点目は
遺留分額の算定の基礎となる財産の確定のこと

①相続開始時に被相続人が有した積極財産に
②被相続人が贈与した財産の価額を加え
③その中から債務の全額を控除する
民法1029条 関連
相続人以外への贈与を加える ことと 債務を控除する という点で具体的な相続分算定の基礎財産とはその範囲が異なる
②に含まれるのは
1.相続開始の一年間になされた贈与(民法1030前段)
2.遺留分権利者に損害を加えることを知ってなされた贈与(民法1030後段)
3.共同相続人への特別受益の贈与
4.不相当な対価でなされた有償処分


三点目は
遺留分侵害額のこと】

遺留分額-[相続によって得た財産額-相続債務分担額]-[特別受益の受贈額+遺贈額]=遺留分侵害額





このあたりのことをなんとか頭に叩き込んで
変形や応用事例は これらを基準に考えるようにしています
相続させる ということの解釈
生計の資本 の解釈
寄与分 のこと などなど
実にさまざまな論点がありますが


しかし つまるところ
最後のよりどころとしては 次のことに尽きます
遺産分割の当事者全員の合意があれば 
法定相続分や指定相続分に合致しない分割も
被相続人の指定する遺産分割方法に反する分割も有効
この限りでは 法律や遺言者の意思よりも 協議が優先

つまり 法律行為自由の原則 というわけです




というわけで もう少し再点検する事項を確認し
そろそろ 暑かった今日の お仕事も 終わりにします

 

                                               


信頼

2011-07-09 | ■ サマザマな おはなし



吉村昭さんが 先日お亡くなりになり ガッカリしている
ファンの一人です

ポーツマスの旗
天狗争乱
プリズンの満月
戦艦武蔵
仮釈放
漂流
敵討
桜田門外ノ変
星への旅
海も暮れきる


などなど

そうして 今は
彰義隊と 長英逃亡 を読んでいます


歴史ものも好きで やはり どちらかというと
フィクションよりノンフィクションものに興味を惹かれます

そこで 歴史ものを読んでいて江戸から以前の時代のもののなかに 不思議さというか 感動を覚えること

一度たりと会ったことも無く おおよそが第三者を介して糸のつながった者同士
あれほどまでに 信頼しあえるものなのだろうか

同士が 同志になる流れ

例えば 水戸と江戸 江戸と四国の地 水戸と新潟
などなどの間での通信というか 連絡の手段
書面も 当の本人が記したものか不明なときもあるはずで 絶対的な信頼をおくことは危険なはず 冒険過ぎるはず
第三者を介しても その第三者さえ いつ裏切るかも知れず
なのに 何ケ月もの間 あるときには 何年もの間
信頼を裏切ることなく 同志の契りを全うする”

今の世 毎日のように連絡をとりあっていても 疑心暗鬼の
恋人同士が多いとやら・・・なのに

例えがふさわしくなかったかもしれないけれど
どうにも 不思議なことではあります

裏切られることを案ずるより
訳も無く 人を疑うことのほうを恥じる 
とでもいうような なんとも言えない神々しささえ覚えてしまう
歴史場面もあります
そういう信じる心の下に あの幕末の志士の行いが成り立ち得たのかな と思うと とてもかなわないなー
と恥じ入ります
もっとも どうにも理解できない裏切り場面も
どの時代にも あることはありますが

というわけで 吉村昭さんの作品
まだ まだ たくさん読み残しで蓄えてあるので
楽しみ 楽しみ