おてんとうさんのつぶやき & 月の光の思案 + 入道雲の笑み

〔特定〕行政書士/知的財産管理技能士/国家試験塾講師等が生業の巷の一介の素浪人の日常

スピードアップ

2010-09-29 | ■ 業 務 エ ッ セ イ


ようやく 秋らしい気配になってまいりました

読書の秋
ということで 本棚からお気に入りの一冊を

【昭和の文学】 新潮 二月臨時増刊 
平成元年二月五日発行

昭和が終わって 平成に 
と言われてもどうにも実感がわかない頃に 
買っておこうか どうしようかと迷っているとき
騙されたと思って手に入れておこう
と決心して(大げさですが)本棚に納めていたのですが
昭和は終わったのだ と どうにか納得できる頃に手にし 
いい加減に編集したものではないことに安堵しながら読み続けた愛読書
いまも ときどき 手にします(実は未読の箇所もあり)

やはり と言ってはなんですが 興ののらない作家さんのも掲載
されております ので
好みの方のを何度も という具合になってしまっています

そうは言っても 食わず嫌い(生意気を覚悟で)ということも
たしかにあったりして あらためて好きに という作家さんも
います


そうそうたるメンバー
横光利一、梶井基次郎、牧野信一、堀辰雄、夢野久作
岡本かの子、久生十蘭、稲垣足穂、井伏鱒二、太宰治
島尾敏雄、坂口安吾、尾崎一雄、三島由紀夫、武田泰淳
石川淳、井上靖、大岡昇平、中野重治、谷崎潤一郎
吉田健一、石原慎太郎、大江健三郎、永井龍男
安岡章太郎、佐多稲子、川端康成、三浦哲郎、丸谷才一
河野多恵子、安部公房、吉行淳之介、開高健、筒井康隆
古井由吉、中上健次、宮本輝、倉橋由美子、村上春樹
宇野千代、小林秀雄、河上徹太郎、唐木順三、保田與重郎
三好達治、西脇順三郎、中原中也、伊東静雄、吉田一穂
金子光晴



通常 この手の増刊号は 意外とアッサリものが多く
ガッカリさせられるものがほとんどなのですが?
これは 間違いなく お買い得でした(中身の濃い八五〇円)

手にしたのは二〇年前にもなろうとしていますが 同じ思いの方
ケッコウ いらっしゃるのでは?

ハードカバーものではなく 質素な装丁ですが 大好きです


さて 個人商人商号の登記もときに質問があり学習するのですが
本日も アレっと思うことに遭遇しました
例えば 私個人が 畠山徳男饅頭店というお店を登記する時
水戸市と横浜市など その他数店営業所であるお店をというとき
営業所ごとに商号の登記というのをするのですが
本店・支店ということは登記できません
ところが 登記する時の登録免許税の区分には 
本店での申請と支店での申請での
免許税の差が示されているのです
(登録免許税法 別表 29の(一)イと(二)イ)
三万円と九千円との差であったりします

会社という法人の場合と比べた時 本店支店の区別は
実に曖昧です

さてさて 曖昧なままにはしておけない案件が数件
学習 学習 スピードアップ
つい つい
サボって 昭和の文学 なんぞを読みふけりたいのですが
今は オアズケです





 

                                               


曖昧さ

2010-09-26 | ■ 業 務 エ ッ セ イ


人生 なにもかも理屈通り というわけにはいかず
多少の駆け引きも必要?

どうも この駆け引きというのが苦手で
ときどき 言われます
ヘタすぎるね やり取りが 
もうすこし よく考えて進めたらどう


損得勘定ということも頭の隅っこには残しておかないと
善意だけでは 世の中 なかなか住みづらくなるってモンよ

解かってはいるつもりですが
結果的には ボランティア仕事になってしまっていることが
やや 多いです
でも 言ってはいるのですよ
“タダでというわけにはいかないのですよ 支払いの猶予を
つくっているということですからネ 払えるようになったら
どうか ヨロシクネ”

お客さんの状況によっては なんとなくそんな流れになって
しまっています・・・が  いい加減な解決で終わることはよいこと
ではありません ネ
なんとなく 自分の仕事の結果も いい加減なものと推量されてしまいそうですから ネ
是は是 非は非 の精神を貫けるよう努めたいと思います


というところで 対中国外交姿勢の問題
だれしもが思うであろうこと
行動を起こすときは その行動の意味を相手が誤解しないような態勢で行うべき
そのような意味ではない と後で色塗りをしても
相手が灰色と理解してしまえば なんとなくその流れになってしまう
実は 緑色だったのだ いや 橙色だったので と弁明しても
相手の理解次第で 謝罪色にも 弁済色にも 容赦を乞う色にも
なってしまう
相手あっての外交
一方的な思い込み外交は絶対避けるべき
すくなくとも まずは 対話の機会を
双方 相手の主張・出方を見極めてから(そこまでいけなくとも相手の歩く方向をジックリと見てから近づいて まずは第一声)

相手がこちらを キチンと見てもくれないうちに重大な行動を
決定してしまうのは どうみても まずい
と思うのです



曖昧さ といえば仕事上でも ボンヤリ解釈をしていて
最近 大反省をしたことがありました

被補助人に関してですが(簡単にいうと判断能力に少々
心配のある方についてのこと)
【補助では他の保佐や後見とちがって 単に補助開始の審判
だけで事足りるというわけにはいかなくて 補助人の権限
つまり 
同意権だけ
代理権だけ
同意権と代理権
なのかを決めなければならない】

ということと

【付与される代理権の範囲は
同意権の対象となる行為と異なっていてもかまわない】
そうなのです
代理権については 特定の法律行為 と
アッサリした形で 条文にありました(あまり実務上で
論点になっていなかった?ので曖昧に理解していました)


お恥ずかしい話(恐ろしい話)ですが
少々(なんてもんジャないですね) 理解不足でして 
ある質問で気付かされ
ドッキリ なんというものではなく ヅドン と脳天に打ち込まれ
ました
まったく お客様は 学習材料を与えてくれる先生でもあります
プロとして 恥ずかしい というより申し訳ない



10月は行政書士会 マンション管理士会とも無料相談会の
連続です
シッカリと準備をせねばと 心を新たにした次第です






 

 

 


急激

2010-09-24 | ◆行 政 書 士〔全 般〕


何という変化でしょう
数日前までは9月だというのに猛暑日さえ続いたのに
昨日 今日などは 事務所内の温度計が19か20度どまり
実に 10度以上の急降下

というわけで 本日は秋用の背広姿での役所まわりでした

ようやく 秋用の空模様に落ち着いてくれるのでしょうか
夏との別れはさすがに淋しいのですが
度を過ぎた暑さには ほとほとまいっていたので
正直なところ この過ごしやすさは 天の助けです
おかげでジックリと調べものができるようになってきました



仕事がら 持分会社とのつきあいもあり
ときには登記簿点検も

あらためて 合同会社と合名会社と合資会社の登記事項の違いを 少々 認識しました

合同会社では 他と違いがあり
◆ 資本金の額が登記されること

   (株式会社と同様 社員が会社債権者に原則として人的
   な責任を負わないし 剰余金の配当規制もあるので
   資本金の額も公示する必要があるのでしょう)

◆ 業務執行社員の氏名または名称が登記されること

   (業務を執行しない社員は 
    株式会社の株主に類似の立場の者だから
    登記されない
    合名・合資会社では 業務執行社員は登記されない
    ので 誰が業務執行社員かは
    定款を見ないとわからない仕組になっている
    合名・合資会社では 社員を登記するが 
    その理由は債権者に直接の責任を負うので公示する
    必要があるためでしょう)

◆ 代表社員の氏名または名称と住所は必ず登記されること

   (合名会社などは代表社員の住所は登記されませんし
   そもそも 代表社員の登記は
   会社を代表しない社員がいる場合だけですが) 

というわけで 登記関係の学習も必然的に
という場合もあり 頭を悩ませます


まったく 一年の過ぎるのが速いこと 速いこと
ビックリ
もはや 10月も間近 
うかうかしていられません 
おおつごもりまでに為すべき宿題はたくさんあるのに・・・・




 

                                               


あの門出 この門出

2010-09-21 | ■ サマザマな おはなし

少年時代からの
あるいは青年時代からの
そうして壮年時代からの
それぞれの友が いずれも第二の人生のスタートをきっています

多少の時期のヅレはありますが
ポツン ポツンと近況報告が連なり 遠い日々を思い起こす機会が
増えました

単身赴任下命の連続攻撃
北海道から 九州までほぼ10県での暮らし という友もいます
ただただ頑張りに敬意を表するのみ
とてもとても 私のような凡人には 到底不可能だった偉業です

お前は自分の信ずる道を自己決定してやってきた奴
俺にはその勇気はなかった
などと 多少方向違いの賛美の言葉を私に投げかけてくれた友もいましたが
『お前のようにはとてもできなかっただけのこと
自己の夢よりなにより家族のことを最優先にし 生活を優先し
嫌な上司やシンドイ付き合いにも耐え 単身赴任も止むなしと潔く決断し
そうしたお前らの頑張りには到底かなわない
とても とても 畠山徳男という人物には及びもつかない大いなる
生き方』
という応答が やっとのことでした
心からの言葉です



というわけで 多少 第二の人生のスタートのささやかなお手伝いを
させてもらうこともありますが・・・

団塊の世代
この力も なんとか世のために わずかなりとも活かしていきたい
いや 活かさなければならないと 末席ながら考えています






お久ぶりです

2010-09-18 | ■ サマザマな おはなし

しばらくぶりの更新です

補助者さん(私のオクサン)の母が 北海道の岩見沢市
で一人住まいをしています
88歳になります

久しぶりにジックリと滞在?させてもらいにでかけてきました
元気でガンバッテいてくれ 感謝の念でいっぱいです
心配は心配ですが
まだまだ まだまだ 一人でも大丈夫?
(日々 淋しさが募るかもしれないけれど・・・)


以前だと お盆を過ぎると本州とはだいぶ趣きがちがって
秋の気配濃厚 なはずが
北の国も暑かったー
異常ですね(自然界のペースが乱れている?)
旅の途中 行く先々で それを感じました




さて 心を少しづつ変え 事業モードにせねばなりません


以前にも記したことですが 事務所を離れると
不思議と 電話が増えます
今回も その気配 濃厚でした

それにしても摩訶不可解

というわけで 早速 本とニラメッコです

                  



雨だー

2010-09-08 | ■ 業 務 エ ッ セ イ


実に 30日ぶり?くらいの雨の日です
連日 35度前後の容赦ない照りつけが続いていたので ホッとしています
庭の緑たちにも久々のご褒美 というところ
まだまだ残暑が厳しいようですが 今日明日は傘マークが
予報にはありました


というわけで 本日の事務所は ひさびさに最少微風の扇風機でもオーケー の一日になりそう




さて
一般社団法人及び一般財団法人に関する法律
の相談もあることにはあります(いまのところは極くわずか)
それも 軽い?相談

会社法をベースにして作られていると理解しているので 少々
油断?というか ある程度は理解済みと思いきや どうして
どうして 奥が深く 再学習をせまられています

とにかくポイントは会社法との違いを意識して
ということにつきるかもしれません
基本法・整備法など そうとうな分量の条文ですし 施行令・施行規則類を読み流すだけでもシンドイ



アットランダムに 重要性とか基本事項かささいな?付属事項かなどを細かく考えずに とにかく知識として少しでも蓄えたい
との思いで付き合っています





一般社団法人に関して

剰余金又は残余財産の分配を受ける権利を与える旨の定め
を無効としているけれど 残余財産の帰属が定まらないときは
社員総会での決議があり得る(あまり品の良くない表現だけど ザル法?のような気もする・・・一般財団法人の場合も似たような問題あり・・)

必ず置かなければならないのは 社員総会 と 理事
置くことができるのは 理事会・監事・会計監査人
株式会社と比べると 会計参与・監査役会にあたる機関がない

理事と監事の任期を 10年にする伸長規定は不可

みなし解散規定では 5年という設定がなされている

資金の調達手段に関し 資本金の概念は無く 返還義務のある基金(負債)が登場する

設立の時は共同して定款をつくるので 2人以上必要だけど
設立後は一人になっても解散の事由ではない

会社法での広告方法以外に 主たる事務所の掲示板に掲載でも可


一般財団法人に関して

なんといっても
定款に評議員の選任および解任の方法が登場しなければならないこと

評議員は 設立後の一般財団法人の最高機関となる評議員の構成員

設立後の理事・監事の選任の方法は法人法に定めがあるので(評議員会で選任)定款には不要だけど 
設立の段階では定款に記載された手続で進める

評議員の氏名は登記事項
選任方法は 定款を見ないとわからない
(財産を拠出する設立者の意思を尊重して 法はあまり介入しないようにしている?)

財産の拠出は 出資でないし 剰余金を設立者に配当する
仕組みもないので 拠出された財産の額は登記事項ではない
(株式会社の資本金の額は その額を割り込んで剰余金の
配当をすることができない基準として登記されている が)

必ず 理事会と監事が置かれる
(理事が勝手なことをしないように3人以上の理事が理事会を
組織して相互に監督し合うし 理事と理事会の監督を監事がする)

必ず置かなければならないのだから 理事会設置法人であること監事設置法人であることは 登記の必要が無い

大事な大事なポイントは
一般財団法人と評議員の間には 委任関係があるということ
(一般社団法人の社員との決定的な違い)
役員ではないが 任務を怠ると責任が生じるということ

一般財団法人には評議員会の決議による解散という仕組みは
ない

一般財団法人には 一般社団法人の基金に関する規定は
適用されない(もともと 財産のカタマリ なのだから)

存続期間の満了・定款で定めた解散事由のケースでの継続
は不可(設立者の意思を尊重?)



というわけで 会社法が基本となっていると理解していても
そもそも その会社法の理解がアヤシイのだから
しょうもない話

けれど ヤルシカナイ

それにしても タスカルー
ただいまの事務所気温
27度

でも 夏がシボンデイク のは悲しい 淋しい

まだ まだ 暑さは厳しいらしいが
日暮は間違いなく早くなっている
昨晩は6時20分頃には 夕闇という感じがしてた・・・ような・・・

  

 

                                               


上弦の月

2010-09-05 | ■ 業 務 エ ッ セ イ


若い頃からの夢の一つは 
星空を眺めながら眠りに就ける部屋を持つこと

そんなこと なんの価値があるんだと解釈する方

贅沢な
と 捉える方と 二極化するようです が

ツマラナイ話?で申し訳ありません

現実化するのは なかなか難しいところがあります
眠りにいつ落ち込んでもいい態勢で星空を眺めるということは
見方を変えれば 自分の寝姿を一晩中さらけだすことになりそう
なので

常套手段として考えられるのは
天井部に 天空に視界をとれる範囲の透明部分を設けることになるのですが この方法 落ち着いて寝ていられません
屋根の上から 私の寝姿なんぞを眺めても 一文の得にもなりませんが 世の中には想像もできないことをする方もいないとも
限らない
なんてことが頭にコビリツイタリするので 
(ここから内部状況を察知し ドロボーさんが急降下しないとも限りませんし・・・馬鹿なことを言ってます ネ)
“お金持ちになれたら タイマー付きの天窓開閉装置が
欲しいなー” なんてことまで考えたりします
まったく 能天気


さて
昨晩は とても素敵な上弦の月 と 周りの星座を少々眺めながら眠りに就くことができました
なんのことはない方法 
二階に寝て 障子窓を開け放しての寝床から
それだけのこと
ですが

私には 至極の悦びの一つであります

扇風機の微風と 秋を ホンノわずか感じさせるさや風に
なでられながら 夏の夜のお月さんとお星さんと一緒に寝ます
こんなことができるのも 運よく我が苫屋の周り四面のうち
三面スペースに遮蔽物がないので



ややこしい会社法に悩まされ続けているので
今日は たわいもないことを記してしまいました
鈴木竹雄先生の基本書で会社法を捉えていた世代の者なので
なんでもアリのような今の会社法は ほんとうに捉えきれません
(それでなくとも 理解力が乏しいものにとっては手強過ぎるー
分量 基本法だけで九七九条 アーア ため息・・・)


というわけで 田園もある地方でボヤイテイマスが
今の時期の 都会の密集地帯の熱帯夜の連続 
大変だろうなー
と思わずにいられません

それにしても この熱風連続記録はいつまで続くのでしょう






 

                                               


ハズレ

2010-09-01 | ■ サマザマな おはなし

昨日 当たり と記したばかりなのに
ドタキャンで ハズレ

民主党というか 今の政治家さんは 民意というものを
どのように理解しているのか 
私には それこそ理解できません

マスコミも ヤワヤワ
誤報道にも近い結果になって 反省の弁は?



というわけで
謝罪(それほどのことでないのはわかっていますが
一介の巷の素浪人のギャンブル予想ですから)いたします

ヤハリ 一寸先は闇の世界でした

さて 気を取り直して お仕事 お仕事

それにしても この国はどうなってしまうのだろうか・・・
そうして 己はどのように行動すべきか・・・



あるシナリオ

分裂
あっちとくっつき こっちと離れの ジグソーパズルのはじまり
先が読めない エエじゃないかの世界
シッチャカ メッチャカのどたばた喜劇の再演
責任のナスリアイの お定まりの三文オペラの
はじまり口上

世は まさしく回転木馬
乗り遅れる 子供や 弱者は 
いつもいつも 列をなして 
お馬にまたがれるときを
遠くで待ち並ぶ

嬌声を聞かされながら・・・