おてんとうさんのつぶやき & 月の光の思案 + 入道雲の笑み

〔特定〕行政書士/知的財産管理技能士/国家試験塾講師等が生業の巷の一介の素浪人の日常

事業再編 とやらにも挑戦

2013-02-24 | ◆行 政 書 士〔全 般〕



本日は日曜日
ですが ある案件のため 調べもの というか 確認作業
忘れっぽさ が 急激に進んでいるような感じがあるので
下調べが 必須 というような具合にあり・・・
なんとも 悔しいような 情けないような


知識の整理をしておくことにした
そうしないと 明日の朝 起き辛くなって 困る



組織再編の効力発生


効力発生と登記

☆ 承継型の組織再編のうち 吸収合併の登記(921条)また は吸収分割の登記(923条)をする必要があるが これらは効力発生要件ではない
〈新設型組織再編では設立登記の日に効力発生〉

☆ 株式交換についての登記は それ自体のは特に存在しない
〈対価として完全親会社が株式を発行するときは 資本金や発行済株式総数増加による完全親会社による変更登記が必要の場合がある(915Ⅰ・911Ⅲ⑤⑨)〉


組織再編と対抗問題

合併と対抗問題
★ 吸収合併では効力発生日に消滅会社が解散するけれど
その登記(921条)をするまでは 登記上存続し代表者もまだそのままいるようになっている場合がある
すると 効力発生後登記までに消滅会社の代表者が不動産
を売ったりしたとき 買った者の扱いが問題になる

これに備え 吸収合併による消滅会社の解散は吸収合併の登記の後でないと第三者に対抗できないようにしてある(750Ⅱ)

だから 上の例の者への不動産の譲渡は有効

上の例で その第三者が所有権移転登記を済ます前に存続会社がその不動産の所有権移転登記(不動産登記法62)をしてしまったらどうなるか
その第三者は存続会社に対抗できないのか(民法177)
  
存続会社は消滅会社の地位を承継するとして処理するのが妥当で 第三者は自分の勝ちを主張できるとすべき

会社分割と対抗問題
■ 分割会社は会社分割後も在りつづけるので 吸収合併のような対抗関係の規定(750Ⅱ)はない
会社分割の登記自体は権利の取得を争うような場面での直接の働きはない
会社分割をしたことは登記でわかるけれど どんな権利が分割で受け継がれたのかはわからないから
   
結局 通常どおり 勝ち負けは 不動産なら所有権登記の先か後かの順番で決まる

株式交換・株式移転と対抗問題 
◎ 完全子会社の財産は変動しないで株主の部分が変わるだけなので 第三者との財産の帰属の優劣の問題は起こらない


★のあたりのことが イマイチ すっきりしないけれど・・・
これもまた 自己の力不足が原因
そのうち 必ず さらに読み込んで再確認
 
それにしても 第一人者さんの記述(江頭先生)と 私の推薦本(有斐閣リーガルクエスト)の記述が 微妙に違うような・・
マア いいか (このいい加減さも ときには必要??)


専門的すぎる話題でスミマセン



話題は変わって・・・

それにしても 札幌に住む友がなげいていました
雪の量がスゴイ とのこと
友は まだまだ 本物の高齢者?じゃないからよさそうだけど
(でも 私と同じ65歳) いわゆる高齢者の方のご苦労は
たいへんなもの 雪かき 雪おろし
うっかりすると 自分の家の庭にも出られなくなる

私も 北海道に約25年ほど住んだのですが 道南の登別・室蘭で
さほど積雪量がないところだったものですから
想像ができないくらいのタイヘンサ のよう
今朝の寒さぐらいで ぼやいていては 笑われるな
と あらためて思い知らされたのでした


それにしても月日の流れは 速い 速すぎる感あり
もう少しで 3月弥生 とは・・・




さて 明日から またまた 少々細かい知識が要求される案件との格闘
苦しみでもあり 楽しみでもあり やりがいがありすぎるような
自分には手ごわすぎるような・・・
でも ヤルー

いつものことですが 上記の法律論は あくまでも ブログ記事としてお見逃しの上 ご自分で点検をなさってくださいませ
お願いいたします




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運?

2013-02-18 | ■ 業 務 エ ッ セ イ


至極 簡潔に(これから お出かけなので)


先日 広い意味の経済に関する某研修があり
珍しい演題なので 期待を込め参加
質問コーナーになり
幼い私は
『・・・半年間の汗と涙の成果も 数日間の為替レートの変化など
で 無ともなる 
つまるところは 経済活動の究極の評価基準は 運なのか
それとも ダメなものはダメとでもいえる つまり それを受け入れなければならない合理性に裏付けされる 要因とも言えそうなものに支配されるのか・・』 というようなニュアンスで言ったのだが
伝わったかどうか(わたしの質問の仕方も悪かった)



常々思うのだが
為替レートでの 運不運
ドル建て・円建ての差の 運不運
円高・円安での 運不運
などなどみたいのものに対処するため 一方的適用でなく
中間適用・アベレージ適用?みたいな手法は なぜ とり得ないのだろうか(経済理論からしても 現実の科学技術処理能力からしても それもあり となりそうなのだが・・・)
つまり どうみても 合理的でなさすぎる勝者と敗者?のすみわけ基準ともいうものに対し あまりにも こだわりがなさすぎるような・・・
それとも 経済(特に資本主義体制)においては 隙間リスクによる思いがけない儲け みたいな部分がないと 活動エネルギーがどうしても減殺されるというようなことになってしまうんだろうか 
人間とは つまるところ 欲を産む仕組みの中でないと動くのが面倒になっていく生き物なのだろうか・・・

というようなことまでを いつまでたっても青臭い小生は
アーだ コーだと 心の中で ブツブツ言っていたのでした



それにしても 理不尽とも言えそうなことで アッサリと?歴史ある営業体が消えたか と思うと ある日突然のごとく?超ベンチャー企業が為替差益類のことでボコッと経済ニュースの寵児になっていたり
なんとも そこには 私自身を納得させ得る合理性?みたいなものがウッスラとも眺められず
不条理だけが ノッシノッシと大股で歩いているようで・・・


北の国の経済を支えていたであろうなじみの某銀行が 突然ともいう間に消え 他の同様の状況にあったであろう本州の多数の銀行が なんだかしらないが生き残っていたのを見て
なんとも言えない心もちになったことを思い出します




条理のあること
不条理とも言えそうなこと
ここらあたりのことで いつも いつも 悩む
青臭い オジイサンであることヨ
であります




さて 本日と明日は 外出仕事
あさってからは 事務所にこもり 某相続がらみの懸案に
ジックリ とりかかることになっています

当地 例年よりも 寒い日が続く?と 思えるのですが?
つい 春よ来い の 童謡を口ずさんでいたりする

 

 

 




ADR

2013-02-12 | ◆ 業 務 参 考( 総 合 )

今朝も 当地は 寒かった(北国の方には笑われそうですが)
事務所内早朝気温 おそらく 0度?
しばらく このような状況が続いて 待望の春風さん
も近し ということになるのでしょうか・・・
もっとも 北国の方の初春は まだまだ まだまだ
ということで ご苦労が尽きないことで 申し訳ないような
友から 雪おろし 雪かき の苦労話が届いていたりしています




昨日の東京での研修は 主に 防災対策 それと ADR
マンション管理士会実務研修会でした

ADRとは 裁判外紛争解決手続き と通常訳され
要するに 調停に近い形ともいう手法で 争いごとの処理を目指す手法です
マンションでのいろいろなトラブル対処には とてもふさわしい
手段かもしれません
なにしろ 同じ建物内に住み ほぼ毎日顔を合わせるかもしれない者同士のイザコザをどうするかということで 裁判などの 法基準の解決ではなんとも 真の意味の解決にはなり得そうもないので・・・極論すると 法律だけに頼らなく・互いの過失などを強調することなく・心理学の成果も取り入れるような仕組み
とでも形容されるような・・・


九州大学法科大学院教授 レビン小林久子先生のお話が
約1時間あり おおいに参考になったわけのことでした
この方は 行政書士会のほうでも 関与されている方
≪ぶつかり合っても仲良くいられる方法~マンションのスムーズな合意形成のスキルとしてのADR~≫という題で講演なされました
これからのマンション業務に おおいに実務面でも利用できそうな実例など 紹介いただきました


さて 本日は 商工会会員として 確定申告
来年からは 商工会さんの事務合理化に沿うよう 私のような簡易内容なら自力申告も協力の一環
そんなことを 遅ればせながら思い知ったようなことでした



本日は 業務の隙間?が久しぶりにありそう
ジックリ 文庫本と ミュージック お気に入りDVDで 少しはリラックスとたくらんでいますが

どうなることやら・・・

                     

 

 

 




食わず嫌い

2013-02-11 | ■ サマザマな おはなし


「生きているうちに見つけてくださいましてありがとう」

芥川賞を獲得なさった 黒田夏子氏の受賞の言葉
重いなー

受賞第一作を と問われたとしたら に
「10年後になります」 との答え
これまた 重いなー


今朝 前日の新聞を片づけようとしたら 芥川賞 の文字が眼に入り 思わず手に取ったら 上のような記事が・・・
(最近は ジックリと新聞を読んでいられないようなことで・・・)



一時 あまりにもコマーシャル的な選考が続いているような状況にスッカリ関心を失い ほとんど ニュースにも寄り付かなかった
(もちろん わたしの 独断的偏見的勝手な解釈)

でも 頑固な食わず嫌いは そろそろ止めて
素直に 読ませていただこうかな? という思いを抱いている

ということで わたしみたいな者の行動パターンというのは
実に 浮動的 極端とも言えそうな好き嫌い 偶然性のなはだしさ どうってことないこだわり などなどに左右されているわけのものなのだなー

と あらためて 思い知らされる




さて 本日は 東京にて 某研修受講
寒い との予報に オジイサンは カイロを二つも 背中にしょってお出かけというところであります


 

 

 

 

 


      

 

    

      

 
   




あこがれの? テキスト

2013-02-09 | ■ 生涯学習


ある試験の対策に 高校教科書を使用してみることに 決定

工業系の学校が最終学校だったので
いわゆる文系の授業は ほとんど 手に触れることも出来ずじまい
若かりし頃から それらの教科に憧れ?とも言える感情を抱き続けてきたが
なんのことはない 自身 学習すればいい それだけのこと

怠け癖で そんな自明の理?にも気付かずに
というか いい加減な答え先延ばし策でゴマカシテいたような気がする


というわけで
高等学校教科書 
新倫理
詳説日本史
新詳地理B
現代政治・経済
詳説世界史

それと 英語の教科書
をそろえました
さっそく 時間があり次第(なかなかとれないが・・)眺めている

特に 新倫理などは おもしろい 興味がつきない
他の教科も 楽しみ



大昔 ある試験で大卒並みの学力査定試験があり一応合格はしたが それは まったくの受験用の学習だった
その時ももちろん?独学
今回も 独学(というか そんなものであるか どうかなど
どうでもいいことだけど)

とにかく 実務・実学?・検定用に なんでもかんでも
楽しいこと やらねばならぬことには 挑戦 
とにかく 挑んでみる
これまた 楽しからずや


というわけで 明日の用意(日曜日だけど 県南のほうでマンション関係のお仕事があるので)をして 実務のことをすこしカジッテ・・
土曜日の午後8時 高校教科書も眺めてみたいけど・・・
すこし 眠たくなってきた・・・


こんなふうに 自分中心の時間を組めるときもある シアワセ
心から 感謝 感謝
・・・
でも やはり 今晩は 少し早めに寝よう
いろいろと業務が重なり 久しぶりに?肩が凝っているような
いないような・・・

なんとなく アクビ の予感

皆さん オヤスミナサイ





 

 

 

 

 


      

 

    

      

 
   


本日は日曜なり

2013-02-03 | ■ 業 務 エ ッ セ イ

.
黒澤明監督の作品に 
素晴らしき日曜日 というのがありますが
なんとも切なく 愛らしく 悲しくもある映画

ときどき 観たくなります
なんとなく 青春を やや 通り過ぎたあたりの自分の人生と
重なっていたりして・・・




さて 本日は日曜日
ですが 休憩は 夕方になりそう
午前は ビジネス商談? 午後はマンション管理士志望の方?への説明会 と 理事会
帰ってからは 来週の予定へ それなりの準備

ということで なかなか 趣味三昧の一日はもてそうもありません
が その日の楽しみを励みに 前期高齢者オジイサンは
努めます
(先日 自身が後期高齢者である などと記してしまったりして よほど
ボンヤリ状態だったのでしょう 個人的なことでどうでもいいこと
ですが ゴメンナサイ)
それにしても 年金の仕組みも 医療関係の仕組みも
複雑(私にとっては)
ほどほどの負担ランク 受益ランクを設定しないで さまざまな仕組みと さまざまな利益団体の主張を コンモリ ドッサリ 鍋に投げ入れ かき混ぜての仕組みになってしまうものだから
運用するほうも 利用するほうも 整理して理解できないような数値羅列の パズルみたいなものに?(あくまで
 私の粗末な 感想です) 
1円たりとも 他者と比較しての不利益など 御免こうむる
という声に負けすぎているような・・・
基本的に おおざっぱ ボンヤリ人間たる 私などからすると
ごくろうさま そんなに繊細な損得勘定を追求するとすると
どうなんでしょう  仕組み作り経費とエネルギーを考えると 意味ないことにならないの つまるところ 無駄に近いんじゃないの
その財を 実際の場面に実用的に配分したほうが などと思えてしかたない


巷の どうでもいい オジイサンが 独り言をブツブツ




さて ビジネス交渉に向かって 背広に着替えなきゃ

本日 当地のおてんとうさんは 眩しいほどの光をくれています





 

 

 


冷や汗?

2013-02-02 | ■ 業 務 エ ッ セ イ


『重任というのは 役員さんが 切れ目なく就任したという意味ですから 任期が2年と決まっているのなら 月1日した方が2年後の月1日 などという登記は あり得ないと思いますよ』

“先生 うちの法人の定款は やめた役員でも 後がまがいなくて どうしても必要な人数がそろわないときは 続けていなければならないと いうこといなっていて・・・”

『でも そういう場合でも 後がまさんが登場したら 本来やめていたはずの その日付が退任の時期として登記されるはずで・・就任と重任の間が2か月もあるようなのは見たことがない・・ン・・・待てよ・・・公益関係法人特有の世界 ?・・・』 <ここのところは 断言はまずい ・・かも ?・・・一応 保留 引き下がって 調査を要する ということで・・>




私の仕事の大きな二分野は 行政書士とマンション管理士
前者では 不動産・商業 登記 で 今は特に 後者の法人登記
後者では 不動産登記 で 主に区分所有法関係登記

それぞれの知識が 必要になります


何度か記しているように 昨今の公益法人関係の改革は
概して言うと 今まで曖昧に蓄えれたかもしれない 公的な補助を受けていたような財産を 一度洗い出し 本来の公的目的のために費やさせ 今後は 活動の公的目的度合いによって
監督度合いを区分けし 制度を存続させることにしよう
という取組です

問題は 手法のあり方
たとえば100万円の洗い出しのために
300万円以上のエネルギーを要求しているような具合が多くならざるを得ないようなで
なんとも シンドイ 面があります
なにより いままでの たかが50条ほどの法律の100年間も改革がなかったような世界を 基本的な法律だけでも300条以上もある仕組みになんとかかんとか合わせようという作業なので なんとも 難解 かつ 実務に合わない不整合とも言えそうな手法の重ね重ね?で とても 付け焼刃の学習では事務方さんは手におえないと思われます(失礼を覚悟で記してしまっていますが)
私自身 今までの業務のなかでも トップクラスの難行という感をもっています(性分が性分で 適当な程の理解では気が済まないという 悲しい性〈さが〉持ちなので)

そのうえ 長年の実務結果の尊重?という面もあるのか
現行の他の分野との不整合とも言える部分もあり・・・
えいっ やー という具合で 100年間変わらぬような規律でやってきてしまっているようなことなのか
他の法分野とは異なる 独特の解釈があるような・・・

というわけで さきに記した ≪重任≫の登記が意味するところの理解など
依頼主さんに 断言せずにおいてヨカッター
というようなことに

一歩間違えば 信頼半減 いや それ以上だったかも
超冷や汗もの という場面があったりしました
それほど 思い込まなくとも とも思うのですが
残念ながら ある意味 仕組み上の問題で理論上はさしたることではないかもしれないことの発言が 命取りになったりすることが まま あり 
難しいものだなー と思ったりするのです




マンション管理に必要な区分所有法関係の登記知識も
不動産登記中の 難解部分の多い分野で いつも?悩ませられています 
他の範囲とは違う 複雑な解釈に迫られることが多いのは確かです


でも お仕事 お仕事 何事にも挑戦
というか 是非とも 自分のものにしなければ ビジネスとして成り立ちません 依頼者さんのニーズがあってこその ビジネス



さて
本日の当地の午後は 
初春をイメージしてしまうような 大気の感触
北国の方には申し訳ないような陽気で 
曇りがちでしたが ホンノリ 春が思わず肌に触れたような
ありがたい心もちがしました

     

(いつものことですが 法律解釈は 点検の上ご理解ください
細部を省略して記しておりますので)