おてんとうさんのつぶやき & 月の光の思案 + 入道雲の笑み

〔特定〕行政書士/知的財産管理技能士/国家試験塾講師等が生業の巷の一介の素浪人の日常

恩師

2012-06-29 | ■ 業 務 エ ッ セ イ


6月も 残すところ二日
1年の半分が過ぎ去った

昨年末の 母の死があったりで
なんとなく アッという間の日々
のような なんだかんだと 密度の濃い日々のような
なんとも形容しがたい心境





団藤重光先生が亡くなられた
勝手に恩師として仰ぎさせ続けていただいてきた
悲しい

刑法綱要 という名著は 刑法をかじったことがある人は
まず 知らない人はいないであろう
私も この本には 特に思い入れがある



人格形成責任

以前にも記したが この言葉を最初目にした時の感動は
未だに忘れることができない
一時 事情があって それまでに使用した専門書を ほとんど
整理したことがあったが なんとも なんとも 悲しく寂しくなり
二年ほど前に 総論・各論とも購入してしまった
どうみても 学者としては第一線を終えた御年齢だったが 依然として
大きな影響力を学習者に与え続けている
スゴイナー


ご冥福をお祈りいたします
ありがとうございました(末端の 末端の 末端の 勝手になった

序の口弟子の 心からのお礼の言葉です)

そういえば 鈴木竹雄先生の会社法にも同じ思いをしました
平成11年発行のものを どうしても傍に置いておきたくて
3年ほど前? 購入しました
会社法は ひどいときは 毎年重要改正があったりして
内容は旧法なので実用には不向きは当然なのですが
なぜか 整理しきれないのです






というわけで 7月も ガンバルゾー
やっかいな?案件をも抱えていますが
こつこつ 汗かき 天を仰ぎながらも
自分の人生を 継続 継続

なんとも シアワセなことであります

感謝


 

 

 


回復薬

2012-06-23 | ■ サマザマな おはなし


ボンクラなので 何かあると さっそく疑問点が膨らみ
熟考(なんのことはない まとまりのつかない考え)が始まり
ドンドンと 疲労がたまる

どうにもこうにも 考えの筋道が見えそうもないときは
休憩せざるを得なくなる


私の三大趣味は  モダンJAZZ  と 温泉 と 古典落語

おおよそは それで 一応休息兼楽しみ となるのだが
プラス 読書・映画など
が加わる
これらが私の回復薬

昨日は なんとも考えることに疲れ 他の方法ではなく 
映像での癒しを欲した





子鹿物語(THE YEARLING) 1947年

だいぶ前に 再度観てみたいと購入しておいたのだが
なかなかチャンスがなくて・・・ 
やっとのこと 鑑賞会

130分ほどの映画 
5度ほど 泣いてしまった


戦後2年しかたっていないアメリカの映像のすごさ
というか文化のすごさ
技術もさることながら 心(思想とでもいうのか)のすごさ
どうにも表現しようのない 彼の国の 自由・自律・人生ということのとらえ方の見事さ この国との精神性の圧倒的な差異
(特に あの時代における 哲学ともいえる部分の 想像を絶するような 価値基準の違い)
もっとも あの時代の彼の国のすべてが眩しすぎる ということでもないのでしょうが・・・戦勝国とはいえ その立場なりの恥もあったろうし・・・

今 彼の国も この国も 悩み多く
地球上 あらゆるところ 例外なく悩み多き国 かな?




海底二万哩
風の又三郎
ゲンと不動明王
チビクロサンボ

などなど
小学校の映画会で観た記憶があるのだが
今は 学校でのこうした催し ないのかな?


子鹿物語 などは
少年期に観てほしい映画 ナンバーワン なんぞと個人的には
思ってしまうが (子供たちにとっては 大人のエゴ 余計なお世話かな?)



それにしても 懐かしの名作
おおよそ150円
先日も 小津映画が9作で2000円以下
うれしいやら なんとなく悲しいやら
こんなふうに手軽に で いいんだろうか


故郷は 遠きにありて思うもの
という言葉が なんとなく引っ掛かり(意味がズレテイル?かな)





さて 本日は マンション学会へのお手伝いで
水戸市内で活動
日本マンション学会 被災マンション調査報告会
で仲間の先生の報告があり 参加と催しのお手伝いです
茨城県立青少年会館にて行われます

 

 

 

 

 


      

 

    

      

 
   


 



30度

2012-06-20 | ■ サマザマな おはなし


台風一過の当地は 気温急上昇
外は 30度を超えていそう?
事務所内も ムンムン

本格夏日の 時期尚早予行演習のよう・・・




強風と 豪雨が去り(前庭の設備が 一部壊されたりしたが)
おてんとうさんが顔を見せてくれて
入道雲っぽいのが ユタッリと流れて



雲の動きを なんということなく眺めるのが大好き

思いを込めると 思いの先の人々が
次から次と 沸々と 湧きあがって
顔を見せてくれているようで・・
父も母も あの人も あの友も それと・・・たくさーんの
風貌と 思い出








さて 予行演習の暑さなんぞに負けていられない
仕事 & お勉強



まだまだ 台風の影響のある地の方
くれぐれも お気をつけられますよう

 

 

 

 

 


      

 

    

      

 
   




本日は日曜 だが

2012-06-17 | ■ 業 務 エ ッ セ イ



ただ今 18時15分前
当事務所内 26度
一気に夏 という感じの気温 と
なにより 湿度 急上昇
さてさて
夏到来まぢか という雰囲気



夏は大好き
なので うれしいのですが・・・
最近の夏は やや 心配
というのも 体重アップで 今までより 暑さ抵抗度ダウン
という感じがあるからです
やはり 太りすぎると 暑さにも弱くなる?




さて 本日は日曜日でしたが
いかにも勉強不足だな と感じたことがあったので
休み取り上げ レッドカードもの対策用挽回学習です



≪商人(会社・外国会社を含む)が数個の営業所によって営業を営んでいる場合、その中の1個の営業所の営業・事業に支配人の代理権は限定される。
なぜなら、支配人の代理権は「営業」または「事業」「に関する」ものであるから、支配権の範囲は、それらによって画される。

そして、一般に支配権の範囲は商号および営業所(本店又は支店)によって特定された営業または事業の範囲に限定される。

会社企業の場合、支配人の代理権が商号によって限定されるかという問題は生じない。
会社が数種の事業を行うときでもその商号は1個に限られるのであるから。≫



というような理解 
やや不安(整合性ある理解ができていないことに 今さらながら
気づいて)

支配人の包括代理権

支配権の範囲

それらと営業所自体の権限の制限

表見代理との関係

支配人の代理権の不可制限性(商法21条・会社法11条Ⅲ)
との関係

と記しながら この問題提起自体 整合性があるのか??

複雑怪奇で勉強不足を痛感させられた




というわけだけど
ソロソロ 疲れた頭を休めよう
もう 考えがまとまりそうもない

ビールでもいただいて お休みしよう
明日から また いろいろ待ち構える 一週間開始 なのダ






先日 故郷にあるお墓に参ってきた
昨年 母が亡くなり そのことが やっと墓誌に刻まれた
いわき市も 地震の影響が大で 業者さんも苦労だったみたいで ようようのこと 一段落である



 

 

 


進化

2012-06-12 | ■ 業 務 エ ッ セ イ


本日は 正真正銘の?梅雨入り後の一日
どんより模様の天界ですが これもまた一興


さて 仕事上 「外国人土地法」[大正14・4・1法42]
なるものを眺めていたら
≪第1条 帝国臣民又ハ帝国法人ニ対シ土地ニ関スル権利ノ
享有ニ付・・・・≫
と いきなり 帝国臣民 なる言葉登場し 唖然というかビックリ
というか
今も 六法全書に在中の現行法規(やや疑義がありそう?
ですが)



このこととは 直接の関わりがあることではモチロンないのですが
先日 同業の方との語らいの中で
科学技術と 人文科学との 進化の差 
ということが登場し 

“ 人文科学における進化ということについて
少しばかりは 歩みは増しているのだろうか?

どうにもこうにも 科学技術の進化(実は そもそもこの判断が
難しいのだが・・・)と人文科学の進化は 反比例関係にあるのでは とさえ思えてしまう ” 
という発言を 単純にも 私はしてしまったのでしたが・・



近頃の、理不尽極まりない事件の頻発のことや
若者に、展望ある未来を示せない世の在り方や
人々に救いをあたえられるような人文知識の登場の
あまりにも乏しいこと・・
それにつけても いわゆる為政者・知識階層人と称される牽引車的な位置の 狭窄と魅力の無さすぎ
などなどを思い
たとえば 明治の人のなかに垣間見える なんとも潔い粋な生き方が 眩しく思えるのでした




屈託のない笑顔を一つでも多く眺めさせてもらえるよう
精一杯 励んでいきたい
というのが 我 一介の素浪人の願望でもあり 目標です
(こういう事を 照れもなく アッサリ 無責任ともいえそうな表現でこともなく記してしまえるほど 老いの境地に入っているのかな? それとも それほどに 単純すぎ脳天気オジイサン?
なのか )





我が家の紫陽花
やっと顔を見せてくれました




 

 

 


梅雨入り?

2012-06-10 | ■ 業 務 エ ッ セ イ


確か 関東も梅雨入り と聞いていたが
本日 日曜日の朝は 太陽光 満載(今のところの当地では)

定例のお仕事で 県南のほうのマンション理事会に出席
いろいろと問題が重なり 理事長さんは 特に おお疲れ?
ではないかと 心配しておりますが
たしかに 役員さんのなり手がいない理由も なんとなく理解できます
そのような場面でも さまざまなアドバイスができそうであろう
資格の一つが マンション管理士
私も その一人です




どの資格もそうでしょうが 超専門的な論点では
こもりっきりで 自己の頭の中の理論を整理してからでないと
的確な しかも 責任ある?回答はだせないこと多し
もっとも それゆえの専門資格ではありましょうが・・・

難問は 限界事例
マンションですので 個人所有の集まりにおいての財産権の主張の限界 というあたりが 私には 超難問
ピタッとした先例・判例も無く
私のような理論付けは ほとんどされないのかな?
と自信をやや無くしそうになったり
住人さんたちの憲法とでもいうべき規約や細則には
私の感覚に沿う様な運用内容になっていたり
複雑怪奇なワンダーランド
それが マンションなのだ とあらためて気づかされました

というわけで そろそろ レッツゴー

昨日 集中学習したところを素材にして
理事さんたちの疑問を少しでもとかすことができますよう・・・



理での解決 だけではどうにもならず 思いのすり合わせでの
解決
どうにもこうにも という場面では そういう流れも貴重な手段の
ように思えることも多いです

法律には法律 ということで なんともするどい角のぶつかり合いを避けられなくなってしまうことが多いので・・
法律論は もろには出さずに・・・
と思うのですが もろに出してくれてのアドバイスが欲しい
そのための依頼料 というのも 依頼者さんの心かも・・


人生 いろいろ だからなー




 

 

 


楽しみが増えた

2012-06-04 | ■ 業 務 エ ッ セ イ


どういうわけか 鴎外さんと 漱石さんを並べたとき
手に取るのは 鴎外さんのもの
と 今までは ほぼきまっていたが
なぜか 最近になって 漱石さんも もっと読んでみたい
読んでいないものが まだ そうとうある


ということで 楽しみが増えた というわけ です

どうして こういう流れになったのか

恐ろしいことに 幼稚な 確固たる裏付けもないのに
中学校以来の 食わず嫌い とでもいうような
ほんとうに 漱石さんには どう詫びれば許していただけるか
どうにも こうにも 人にとても言えないような思い込みからの
ことなのでした
なんと 単純 というか 軽すぎる性格なのか
ホトホト 恥ずかしい
漱石さん 本当に スミマセン 

もっとも その人の ほんとうのところなど 実は本人さえ
わかっていないのでは? ということがあるが
それにしても 思い込み激しい中学時代だったもので・・・
そう 重度の食わず嫌い症状から脱出できずにいたのでした

というわけで 時間の許す限り 漱石先生にも楽しみの時間を
頂こうと 思ったのでした


とはいうものの 先月はイロイロとビッシリスケジュール?
今月も サマザマなスケジュール
7月も ナンノカンノとありそうな具合
でも 8月突入ともなれば・・・少々一段落しそう な ハズ
いや 一段落させねばならない
そうして 読書の時間も作るのダ せめて 3日連続くらい


それを楽しみに 励むのだゾ
と 急きょ 漱石さんにも ガゼン 興味を持ち出した
巷の 一介の素浪人お爺 なのでありました







そうそう
今日は 少々 ガツンと食らわせられたことがあり
ショックです
曖昧な知識のままでいたので そのツケがまわったのです


[民法 625条1項 
使用者は、労働者の承諾を得なければ、その権利を第三者に譲り渡すことができない。]



[会社分割において承継される営業に主として従事していた労働者は、退社の自由が認められるにとどまり、分割会社への残留が認められる意味での承継拒否権があると解することはできない。
会社分割における労働契約承継に関する労働者との協議および労働者の理解と協力を得るための措置については、これらが全く行われないかこれと同視し得る場合には会社分割の無効原因になり得る。   横浜地判平成19年5月]  

[協議義務違反が一部の労働者との間で偶発的に生じたに過ぎない場合等は分割の無効原因とするまでの必要はないし、また、労働者に分割無効の訴え提起権があるのかどうかという問題もあるので、協議義務が守れなかった個々の労働者に承継・残留の選択権を与えられる等、当該労働者との間における個別の解決が図られるべきものである。 東京高判平成20年6月]

つまるところ ? ? ?


営業譲渡なので契約書を との相談であっても
中身をジックリ見させていただかないと
なんとも 不安で 答えることなどできません

曖昧な概念の言葉のままやりとりすると
ドキッとする場面に 遭遇してしまうことになります ネ

事業譲渡・業務委託・合併・会社分割・組織変更・・・
人生サマザマ 企業の変わり目もサマザマ

“仕事のやり方のことですよネ
 どういうふうに 変えたいのですか?
長年 懸命に働いてきてくれた人たちのことも
いろいろと考えてあげないと・・・”

よくよく 確認させていただけないと 
ホントウの? 相談 を始められません

ムムム