以前にも 関連記事を載せさせていただきましたが
重要な動きと思われますので あらためて リンクを 貼らせて頂きます
マンションの管理の適正化の推進に関する法律及び
マンションの建替え等の円滑化に関する法律の一部を改正する法律(令和2年法律第62号)
【令和2年6月16日成立 6月24日公布】
https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/content/001350444.pdf
特徴的なことは 被災など緊急時の対応としての手法ということでなくとも
管理不全によることなど いわば緊急時外の対応としての手法として検討が図られてきた
結果が 登場し始めた ということでしょうか・・
象徴的なのが
外壁の剥落等により危害を生ずるおそれがあるマンション等
・4/5以上の同意によりマンション敷地売却 を可能に
【公布後1年6か月以内施行】
ではないかな ? と 思われました
耐震性があるのなら 全員合意が必要となるところの敷地売却ですが
耐震性不足でないマンションであっても 建物除却の必要性に係る認定対象に
外壁の剥落等により危害を生ずるおそれがあるものなど が 追加されたということ
それほどの築後年数を経ているわけではない ともいえそうな場合(新耐震規準をみたすも
のだとしても)
管理不全などで 危険性があり周囲に影響を与えているようなマンションにも適用され得る
ということ
< 今後 老朽化や管理組合の担い手不足が顕著な高経年マンションが急増する見込み
老朽化を抑制し 周辺への危害等を防止するための維持管理の適正化や老朽化が進み
維持修繕等が困難なマンションの再生に向けた取組の強化が喫緊の課題 >
ということで
さすがに マンション政策 サマザマな危機感を 少しは現実として見据えてきたのか?
という感を覚えたのですが・・・今後 どのように推移していくのか マンションというものに
関わるもの全体の本気度あたりを シッカリと 見つめていきたいと思っています
管理運営の現場は どのような情況なのか それを把握する というか 当事者が どんな
ふうに自覚しているのか そのあたりを知ることが 要になることは明白 だ と 思われるの
ですが・・・
おそらく トンデモナイ運営がなされているのではないのかな ? と思える現場があったとしても
依頼(要請)が無い限り 近寄ることもできない ということ
つまり 〔私的自治への 正当な手続なしの干渉は 所有権絶対の意味からも 許されない〕 という
アタリマエということに向かい合うとき
いたしかたないことと思いつつも いつも ヤキモキさせられます
≪マンション政策に限らず 世には この類の悩みが サマザマな場面で見られることですが・・・≫
一部有志がモヤモヤしていても 執行部がそのような思いでないとすると 管理組合の意思 としての
『より好い管理運営のためにイロイロと相談・検討してみよう』
という波は 生まれようも無いのです
組織機構というものの 性(さが) を 思ってしまいます
残念なことですが 外部専門家のアドバイスなど利用してみようか などということの実現には とても
大きな ≪発案を担う執行部の壁≫ということの突破 が 必要なのです
特に 一年制輪番という体制の 管理の途絶の連続下の管理組合組織の心に
『より好い管理運営のためにイロイロと相談・検討してみよう』 というような波が生まれようも無い
だろうことも ある意味 当然 なのか・・・ と 思わざるを得ません
では どのようにするか するべきなのか・・・
住み続けるうえで特に問題はないのだから “ベツニ ナニモフツゴウアルワケジャナイシ
イインジャナイ” ということかもしれませんが 実務上の経験から申すと 気付きが無さ過ぎる
とも言えるのです
組織内に溜まっているモヤモヤの発露を実現できるまでには 届かず 少しばかり未到達である
ということあたりのレベルの連続で収まってしまっている というような感が 強くあるのです が・・・
こうしたことは 執行部外の 組合員個人のサマザマな相談事は パラパラとでもあり続ける
ということからも 理解できます
組合員各人の波と 管理組合の波 の 違いは あまりに大きすぎます
その管理組合自体の波は まず 執行部の波 である必要があるのです
相談を実行しよう としても 個人単位のそれではなく それを管理組合の行動として決議できるのは
まず執行部発案なのであり 決して 個々の組合員では無いのです (当たり前すぎることで
スミマセンガ)
ナンノ疑問も持たない執行部から より好い管理運営のサマザマな試みなど 生まれるわけが
ないのです
つまり 組織としての悩みとか不安には 成り得ないまま 一年毎あたりで その都度 過ぎて
行ってしまうのです
執行部のメンバー内で モヤモヤを 同志ではなくとも 同士 として まず 語り合い なんとか
管理組合の行動の心にまで育てていってくれないものかな と 思うことが 多々あります
自身も 考えながら 一歩一歩 hatakeyamaマンション管理士事務所
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