昭和のマロ

昭和に生きた世代の経験談、最近の世相への感想などを綴る。

なるほど!と思う日々(490)埋もれた偉人「ミスタートルネード」

2017-06-29 04:16:58 | なるほどと思う日々
 昨夜、久しぶりに敬愛するK氏からメールが入った。彼は大学時代同じ釜の飯を食った仲間であり、著名な医師である。
 何年か前、K氏は鹿沼CCで同伴した人との間で「トルネード」の話が出た。
 ・・・「トルネード」? そういえば、20年前、アメリカに留学した時、「この湖でトルネードが発生して同僚のエジプトから来ていた医師が亡くなったんですよ」たまたまケンジントン公園でバーベキューを楽しんでいて仲間から聞かされたっけ。そして藤田哲也という日本人が竜巻の分類F1~6をつくったことも・・・
 そんな思い出のあった「Mr.トルネード」藤田哲也のことをK氏が話したら、藤田はその同伴者の高校の先輩だという。奇遇ですね・・・。

 そして何年か経って、先週TBSのお天気屋さんを聞いていたら、藤田氏の本が出ているという。        
 「たつまき 上」早速買って読んでみた。
 トルネードの数値基準(Fは藤田から取っている)のみならず、特に「ダウンバースト」を解明、世界の航空機事故の防止に貢献したことを知ったという。ノンフィクションだが推理作家の作品を読むようなスリリングな「謎解き」を楽しめる作品だという。
「私は医学部に来る前は数学者を目指していました。この分野で一番大切なことは<独創性>です。この本を読んで改めて感動しました。ぜひお勧めします。特に若者に」とK氏は言っている。

 お天気キャスター森田正光氏に言わせれば、藤田は野口英世、杉浦千畝にも匹敵する世界を舞台に活躍した偉人だという。早速読んでみよう。



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