昭和のマロ

昭和に生きた世代の経験談、最近の世相への感想などを綴る。

三鷹通信(171)第8回親と子の初心者囲碁教室

2016-11-27 03:32:00 | 三鷹通信
 昨日は三鷹市立第1小学校で「親と子の初心者囲碁教室」が開かれた。
 
 校長先生のご挨拶によれば今回が8回目、8年間も続いているんですね。
 今回の親子参加者は22名。近隣の高山小学校の別な催し物と重なったのでいつもより少なめでした。
 今回の講師は、日本棋院所属の桂篤五段。
 
 日本棋院のジュニア囲碁スクールの講師をされているだけあって、初心者に分かりやすい。
 
 囲碁は陣地を争うバトルです。
 しかし、始めるときは「よろしくお願いします」というご挨拶から始めましょう。
 そして始まったら、石をガチャガチャいわせたり、お喋りしたりしない。
 マナーを大切に。
 そして出来れば格好良く。
 
 桂棋士は、NHK大河ドラマ{真田丸}の囲碁場面の監修もされたそうです。
 出演者はみなさん、囲碁にはまるきし素人です。
 盤面の石の配置に苦労されたそうです。観ている側には玄人も多いですから文句を言われないように・・・。
 一通り囲碁の基礎知識を教えてもらったところで、「これで初心者も対局できます」と七路盤を使ってみなさんに対局してもらいました。
  
 
 講師は我々サポーターとともに「その調子・・・」とか「ここはこうした方がいいかな?」と直接指導します。
 お父さんと、お母さんとのあるいはお友達との対局に子どもたちの目はだんだん真剣に輝いてきます。
 そして、講師はもういちど黒板上の説明で、より詳しいテクニックなども披露します。
 *打って返し
 *シチョウ
 *ゲタ
 なども教えて頂きました。
 そして、参加者にはお土産が渡されました。梅沢(吉原)由香里さんの囲碁入門の本と、ボール盤の碁盤です。
 

 教室の後は、講師を囲んでスマイルクラブのお母さん、そして我々サポーターとで懇談。
 AI囲碁の登場、他のゲームの氾濫など、囲碁界も課題が多いようです。
 桂五段はジュニアスクールの講師の他、一橋大学の囲碁講師などもされていますが、一般のプロ棋士にはなかなか厳しい業界のようです。でもこのような地道な地域活動が重要なんです、と言っていただきました。