マル鉄・鉄道写真館

鉄道・バス・航空機・はたらくクルマなど、乗り物全般の歴史をご紹介しています。

国際興業バス:いすゞエルガミオ(7m車)

2022-01-10 22:59:00 | バス・トラック
国際興業バス:いすゞエルガミオ(7m車)


1999年に誕生したいすゞエルガミオ。
その中でも一際目を引いた7mショートボディのミニバスが、地元を走る国際興業バスでも時折目にすることがありました。
当時はそれほど関心はありませんでしたが、戸田営業所に所属していて、コミュニティバス「ぷらっとわらび」にも運用されることが良くありました。

バスへの興味が段々と薄れ、そう言えば全然見なくなったと思ったら、この7mエルガミオは2001年に生産中止になっていたそうで、ほんのわずかな期間しか製造されなかったようです。過去の記録を辿ってみましたが、特殊な大きさ故に国際興業バス以外の記録は見つかりませんでした。



平成19年3月14日 蕨駅西口にて 1508

「ぷらっとわらび」への代走は良く見ることがありましたが、それ以外の代走はなく、写真のような貸切運用は珍しかったと思います。
今は無いようですが、戸田競艇の貸切でしょうか?



平成20年4月12日 蕨駅西口にて 1508 「ぷらっとわらび」代走

蕨市のコミュニティーバスである「ぷらっとわらび」は、東・西・南の各ルートに専用塗装の車両が運用されるのですが、点検などで出庫できない場合、このように代走することが良くありました。クセニッツは故障が多かったらしいので、尚更かもしれません。
初めから代走が想定されているようで、ご覧のような方向幕車で「ぷらっとわらび」専用の方向幕が用意されています。
また、「ぷらっとわらび」は均一料金のため、前面の表示も「前のり」になっており、この形態ではサボ式になっているようです。



平成20年5月18日 北浦和駅西口にて 1501

京浜東北線浦和駅高架工事に伴う代行輸送取材時についでに撮影したものです。
99年製のエルガミオワンステップ車で、1501は同形態車のトップナンバーのようです。これも戸田営業所の所属となっているのですが、北浦和駅まで来る運用があるのですかね。この時に初めて知りました。

「ぷらっとわらび」への代走もいつの間にかいすゞジャーニーや日野ポンチョが入るようになったので、その頃に除籍になってしまったようです。


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国際興業バス(ぷらっとわらび):ワーゲン・クセニッツ

2022-01-08 17:50:00 | バス・トラック
国際興業バスぷらっとわらび):ワーゲン・クセニッツ

アーカイブを失念していた「ぷらっとわらび」について、親ブログからの再編集・まとめをしておきます。


蕨市のコミュニティーバスである「ぷらっとわらび」。
2002年の導入時からオーストリアのクセニッツ製(シャーシはフォルクスワーゲン製T4)2台で運行を開始しており、ルート増設に伴い、若干スタイルの異なるもう1台を増備し、計3台で運行していました。(運行は国際興業バス戸田営業所。)

詳しくは知らなかったのですが、クセニッツ製は故障が多いらしく、コミュニティーバスにあるまじき余計な維持費が掛かってしまうことから、国内での需要が激減。メーカーであるクセニッツの輸入代理店も2005年に撤退してしまい、維持の困難から早々に国産に切り替えてしまった自治体が殆ど、という事態になったそうです。

蕨市においても2007年頃に初代の赤塗装と緑塗装の2台が日野ポンチョに置き換えとなり、増備車オレンジ塗装の1台だけがクセニッツのまま運用されていました。しかし、それも2009年11月末で運用から外れ、12月1日からは同様に日野ポンチョに置き換えられてしまいました。





平成20年5月14日 蕨駅西口にて

増備車で最後に残った1台のクセニッツ。初期導入の2両とは若干印象が異なっていました。ボンネットスタイルがコミュニティバスらしくカワイイ感じでした。
後部に停まっているのは置き替えられた日野ポンチョです。





平成20年5月18日 蕨駅西口にて

停車中は右側が大きく下がり、ステップが低くなるようになっています。現在のノンステップバスでは当たり前のギミックになっています。
後部には車椅子乗車用の扉が付いています。

前述のような事情から早いうちに撤退し、普通なら10~15年は使える自動車でありながら、たった5年ほどで廃車・解体されてしまったものの少なく無いようでした。
市では税負担軽減のために同車をオークションに出品したようですが、当時のリンクは既に切れており、どうなったか分かりません。

この記事を掲載した時からも既に13年が経過していますので、おそらくは現存していない形式かと思います。このような不出来な車両の話を聞くと、かつてのDD54のような不運な車両が思い浮かんでしまいます。


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小田急バス:三菱エアロミディ(KC-MK619J)

2022-01-05 23:06:00 | バス・トラック
小田急バス:三菱エアロミディ(KC-MK619J)


ネタ切れしているので、久し振りにバスネタです。


今回は小田急バスから。
新宿駅へやって来るバスは、京王や都営バスが幅を利かせていて、これに関東バスが加わっているような状態。お膝元でもある小田急バスは、意外と路線も本数も少なく、余程タイミングが良くないと見ることがありません。
たまたま過去ログをチェックしていたら、1枚だけ古いバスの写真が出てきました。


※撮影は、平成19年4月1日、新宿駅西口にて。



小田急バス B606 三菱エアロミディ KC-MK619J

今となっては懐かしい、ツーステップバスです。もう最後期の頃でしょうか?
行先は「よみうりランド」になっています。意外と長距離ですね。

同車は、その後秋田中央交通に譲渡されたそうで、鮮やかな塗装で活躍しています。


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コキ5500:大宮操車場にて

2022-01-01 02:57:00 | 試験・事業車、配給、列車車両等
コキ5500:大宮操車場にて


あけましておめでとうございます。

本年もガシガシとご紹介を・・・

と行きたいところですが、持ちネタが殆どなくなりつつあります。
更新も程ほどになってしまいそうですが、新作よりは過去ログから昔の鉄道を辿っていただくのが本旨ですので、資料としてご活用いただければ幸いです。




何年かに1度は大雪になる年があります。
雪が降らなければ温暖化、大雪が降っても温暖化の影響による気候変動。本当なのか嘘なのか。正しいのか間違っているのか?知っているのは地球だけ?

昭和59年の年明けから、大雪に見舞われました。
雪対策の薄い首都圏の構内入換では、積雪は大敵。足場は悪くなるし、軽い空車は入換中に雪の抵抗で止まってしまうこともしばしば。

写真はコキ5500の空車で、北国から来たのか積雪が凄かったので写真を撮っていたようです。私は下りハンプの担当ですが、背景から察するにこの車両は上りハンプの14番線か15番線ではないかと思われます。

私が国鉄に入社した時には、コキ5500やコキ10000はすべて4個積みに改造されており、そのため添乗デッキのスペースがコキ50000に比べて広くなっていました。添乗スペースが広く、ブレーキの鎖も短く軽いために非常に扱いやすい貨車でした。

コキ50000の形式消滅により国鉄時代のコンテナ貨車もすべて消滅。当時は一番面白くない貨車でしたが、日本の物流を支えた立役者でした。


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