マル鉄・鉄道写真館

鉄道・バス・航空機・はたらくクルマなど、乗り物全般の歴史をご紹介しています。

東急電鉄 7700系:東急多摩川線

2018-09-15 23:26:00 | 私鉄(大手)
東急電鉄 7700系:東急多摩川線


平成30年度、東急電鉄の7700系が完全撤退することになったようです。
元々は東横線や田園都市線などでの使用を目的とした7000系で、昭和37年に誕生しています。本線系からの撤退に当たり、短編成化した上で大井町線や目蒲線などで使用されたそうですが、ステンレス製の車体は劣化が見られないため、電装品や内装を更新して車体はそのままに7700系として生き永らえてきました。

製造時から半世紀が過ぎ、さすがに老朽化のためとして引退となるようですが、15両が養老鉄道へ譲渡され、まだまだ活躍が期待できそうです。


晩年は池上線と東急多摩川線での共通運用となっていましたが、仕事で何度も訪れたことがある池上線に比べ、東急多摩川線はたった1度しか乗車したことがなく、その時も凄い雨だったので撮影はできませんでした。
現場仕事に就く前、多摩川橋梁を渡る500系「のぞみ」を撮影に行った際、1度だけ撮影していたものがありました。


※撮影は、平成21年2月28日 東急多摩川線 多摩川~沼部間にて。






この時は3編成の運用で、7700系は1本だけしかなかったようです。運用されていたのは7706F。
デジカメが入院となっており、キャノンF-1でネガ撮影。

現場仕事がなくなって久しく、目玉が無くなってしまうと、今後は訪問する機会もなくなってしまいそうです。



マニ502186:リゾートエクスプレスゆう用電源車(ゆうマニ)

2018-09-09 02:16:00 | 試験・事業車、配給、列車車両等
マニ502186:リゾートエクスプレスゆう用電源車(ゆうマニ)


リゾートエクスプレスゆうの廃車による話題を続けましたが、もう一つ忘れてはならない車両があります。
リゾートエクスプレスゆうと同時に誕生した電源車マニ502186、いわゆる「ゆうマニ」です。
水戸地区のジョイフルトレインとして誕生した経緯から、水郡線への乗り入れを考慮し、非電化区間への乗り入れ対応として電源車が用意されました。これは水戸に配置されたスロ81系お座敷客車からの流れと言うことで良いと思います。

水郡線対応と言っても運用実績はそれほど頻繁にあったわけではなく、後年は電車の工場送り用控車としての役割が多くなっていました。同車は電車牽引用に改造されたため、双頭連結器を装備していたことにより重宝されたわけですが、晩年は田端に双頭連結器のEF81が配置されたことにより、その役割も終えてしまったということのようです。
そして、平成30年7月26日、廃車のために長野へと旅立ちました。回送されたのはニュース記事で見たと思いますが、廃車回送だとは思っていませんでした。

この車両も地元を通ることが少ないのですが、前述のとおり電車回送やその返却といった列車が一時期頻繁にあった関係で、少しですが捉えることができました。



平成20年8月9日 水戸駅にて

常磐線の撮影に行った際、水戸駅で10分程の停車時間があり、上野寄りの留置線に居たゆうマニを撮影することができました。実物を見たのはこれが初めてかもしれません。



平成22年1月17日 EF6439牽引 配給列車

別の列車の撮影に行ったときに偶然撮影できたものです。
貨物線の撮影アングルに居たため、良い構図で撮ることができませんでしたが、ゆうマニを直流機が牽引することは稀であったと思いますので、貴重かもしれません。



平成22年11月20日 尾久車両センター公開にて

尾久で駐留することは良くあったと思いますが、他のブルトレ群に挟まっている様はまるで同センターに配置されているように見えます。何故このような形で留置されていたのか、今となっては分かりません。
この画像を見て改めて知ったのですが、ちゃんと「荷物」の表示があるんですね。



平成27年10月25日 EF8198牽引 配9759レ

地元仲間からの情報で撮りに行ったもの。

陽当りが厳しくなっており、EF81の鮮やかさとは裏腹に、ゆうマニには陽が当たらずにガッカリ。これが最後の遭遇となってしまいました。

かつては余剰となったマニ50を改造した電源車や控車が何両か誕生していたのですが、これからは客車を活かした車両を製造する必要もなくなり、まして旅客会社としては機関車でさえ不要になって来ていますので、今後このような車両が登場する可能性は皆無と言えるかもしれません。



485系リゾートエクスプレスゆう:団体列車

2018-09-08 02:41:00 | 国鉄・JR ジョイフルトレイン
485系リゾートエクスプレスゆう:団体列車


前記事に続き、先日廃車となりましたリゾートエクスプレスゆうの団体列車運用をまとめます。

平成3年に改造により誕生したジョイフルトレインのリゾートエクスプレスゆうは、交直両用区間対応のため485系を名乗っていますが、平成29年1月に引退した485系NO・DO・KA(旧シルフィード)と同様に、種車には183系や189系を使用しており、485系はイベントカーのサロ485-1のみとなっています。

当初から勝田区への配置となっており、生涯常磐線を中心とした団体列車や臨時列車として使用されていました。
武蔵野線を経由して東北・上越方面から中央本線や房総方面まで足を延ばす運用が設定されましたが、我が地元を通ることは殆どなく、最後まで地元でキャッチすることはありませんでした。






平成20年11月22日 北小金駅にて

ブログ仲間と写真の撮り歩きをしていた頃、移動中に撮影したもの。無計画に動いていたのですが、時間的に撮影場所を考えている余裕がなく、北小金駅で下車して撮影したもの。





平成21年2月28日 鶯谷駅にて

「あけぼの」の通過を待っていた際、偶然に上野駅まで来ていたリゾートエクスプレスゆうが上野駅を出発してきて、運良く捉えることができました。

ゆうの写真を探してみましたが、やはり地元を殆ど通らなかったため、先日の快速「お座敷ゆう富士山」とこの2列車くらいしか見つかりませんでした。目撃は何回もあった筈ですが、いつどこで撮っても変わり映えしないジョイフルトレインは、あまり撮影の対象としていなかったと思います。

旧国鉄を代表する485系によるジョイフルトレインも、知らぬうちにポツリポツリと引退してしまっており、残党もわずかとなってしまいました。



485系リゾートエクスプレスゆう:臨時快速「お座敷ゆう富士山」

2018-09-06 00:29:00 | 国鉄・JR快速列車
485系リゾートエクスプレスゆう:臨時快速「お座敷ゆう富士山」


平成30年9月5日、水戸支社のジョイフルトレインである485系リゾートエクスプレスゆうが廃車のため長野送りになったそうです。
特にさよなら運転等の企画もなく、あまりにも突然だったので驚きました。

リゾートエクスプレスゆうのまとめは次の回にするとして、臨時列車としてまとめていなかったものがありますので、ここにご紹介したいと思います。





平成24年8月12日 9426M 485系ゆう 快速「お座敷ゆう富士山」

他の列車を撮りに行った際、周りのテツが引き上げないので何かが来るのかと待っていたら、この列車が来ました。
全くノーマークでしたし、地元では撮りづらい車両だけに非常にラッキーでした。

この列車にあまり注目をしたことがありませんでしたが、もしかしたらこの時だけの設定で、恒例にはならなかったのではないかと思います。
常磐線から河口湖までの設定だと思いますが、富士急線内は訓練無しでも運転できたのでしょうか?




近畿日本鉄道 内部線・八王子線(旧塗装)

2018-09-01 12:15:00 | 私鉄(中小)
近畿日本鉄道 内部線・八王子線(旧塗装)


前記事に関連し、初めて撮影に行った時の近畿日本鉄道内部線・八王子線をご紹介いたします。
この頃はまだ廃止というような話はなかった筈で、リニューアル前の旧塗装時代となります。


撮影は、平成15年11月9日です。



内部線 小古曽駅にて

鉄道のスケールが全体的に小さいので、比較対象が無いと判りづらいですね。
ホームから立ったまま撮影した写真で、目線より電車のヘッドライトの方が下になっており、車両の小ささがお判りいただけると思います。





内部線 南日永~泊間にて

陽が傾いてきた時間で、雨も降られるなど天気も良くありませんでした。
露出不足になってしまい、あまりキレイに写っていなかったのが残念です。



八王子線 西日野駅にて

こちらは枝線となる八王子線の終点、西日野駅です。
かつては伊勢八王子まで延びており、線名の由来となったわけですが、台風による河川の氾濫で、平行して敷設されていた線路が流され、復旧しないまま廃線となってしまいました。
本来は八王子線の方が先に開業しており、こちらが本線だったようです。

線路の幅が狭いがために、ATSの地上子・車上子ともに線路内に収まることができず、線路の外側に設置されている不思議な光景。線路幅と相まって、ナローゲージならではの風景を収めたくて撮ってみました。


名古屋の義従兄弟の結婚式にお呼ばれした際、1日早く名古屋入りし、強引に嫁と娘を連れて撮影してきたものの一部です。
あまり写りの良い写真が無かったので、一部だけのご紹介といたしました。