マル鉄・鉄道写真館

鉄道・バス・航空機・はたらくクルマなど、乗り物全般の歴史をご紹介しています。

489系ボンネット白山色:特急「白山」

2019-10-17 00:04:00 | 国鉄・JR特急列車
489系ボンネット白山色特急「白山」


京都鉄道博物館で展示されているクハ489-1ですが、来館者の投票により白山色にラッピングされるそうです。
489系については、民営化の際に貫通型編成の一部を長野に残し、殆どがJR西日本に継承されましたが、民営化から1年半を経過した昭和63年12月、有り得ない塗装となって現れました。
それが白山色と呼ばれた塗装です。



昭和63年12月23日 西川口~蕨間にて

D51498が「オリエントエクスプレス」を牽いて復活運転をした際、撮影のために自転車橋上で待っていると、今までに見たことのない色彩の列車が来ました。何事か分からず写真を撮ったのですが、まさかの489系「白山」でした。
誕生・運転開始の詳細な日付は分かりませんが、おそらく首都圏に初めて姿を見せたのがこの時だと思われます。賛否両論というよりは、非難轟々という印象だったと思います。私もそうでした。



平成6年11月 古間~黒姫間にて

その後、こんな塗装の列車など撮影する気にはなれず、記録として残っていたのはD51498牽引「アップル号」を撮影に行った際に撮っていたものです。写真は下り列車のおそらく「白山1号」だと思われます。



平成9年8月20日 軽井沢~横川間にて

碓氷峠の廃止に当たり、最後は何度か足を運びましたが、189系「あさま」ばかりで変化の少ない碓氷峠では、115系普通列車やむしろこの白山色の「白山」の方が映えていたように思います。
実はこの写真、EF63をアタマにフツーの撮ろうとしていたのですが、フィルムの巻き上げを忘れてシャッターが切れず、慌てて撮影した結果の構図。489系を狙って撮ったようなふりしていますが、完全な失敗作です。


そんな忌み嫌っていた489系白山色ですが、結果的には489系非貫通型の白山色や、共通運用となっていた特急「あさま」、急行「能登」など、他の北陸本線を走る特急列車も含めて全く記録に残っていません。

にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道写真へ
にほんブログ村

最新の画像もっと見る