マル鉄・鉄道写真館

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東武鉄道 ED4010形電気機関車:ED4012

2019-10-26 13:21:00 | 私鉄(大手)
東武鉄道 ED4010形電気機関車:ED4012


電化のイメージが強い東武鉄道各線ですが、需要の大きかった貨物輸送では蒸気機関車が幅を利かせていたそうです。
そんな東武鉄道に初めて電機関車が導入されたのは昭和5年で、しかもたった1両だけだったということです。終戦後、戦地向けの電機関車として東京芝浦電気で製造されたED40が、終戦による注文流れで昭和20年に東武鉄道へやってきたそうで、この2両が後のED4010形となります。

高校時代、東武鉄道に凸型の古い機関車が居るという情報は友人から得ていたと思いますが、当時は貨物列車のダイヤなど知る由もなく、幅を利かせていたED5000系の機関車しか見たことがありませんでした。



昭和57年8月23日 杉戸(現東武動物公園)駅にて ED4012

この日は千葉方面を中心に大回り乗車をしており、何故こんなところに寄り道したのか全く覚えていません。
たまたま杉戸駅を通り掛かった際、特徴のある凸型の機関車を発見して撮影したように思います。当時は貨物列車に興味を示すこともなかったので、このような地味な機関車を撮ることも殆どなかったのですが、さすがにこのスタイルの機関車は古いものであることが分かりますので、喜んで撮影した記憶だけが残っています。

同車は昭和61年6月27日付で廃車になったことになっていますが、実際には国鉄59・2ダイヤ改正で貨物列車が激減したと思われますので、かなり前から運用離脱していたものと思われます。
除籍後も保管されていたようですが、残念ながら解体されてしまったようです。

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