国鉄 キハ10系:キハ12
キハ12は、国鉄キハ10系の酷寒地向けトイレ付き両運転台車です。昭和31年に22両が製造され、全て北海道内でのみ使用されています。寒冷地用キハ11形100番代とは二重窓になっている点で違いがあります。
昭和55年3月 釧路駅にて 側線に留置されていたキハ1212
当時でもキハ10系は全国的に廃車になってしまっていた時代ですので、北海道でも元々少数派のキハ12に逢えるとは思っていませんでした。
昭和55年までに全車が除籍されたことになっていますので、同車も既に廃車又は廃車前提の休車になっていたと思われます。
キハ10系自体の写真を持ち合わせていないので、私の数少ないキハ10系の資料となっています。出来ることなら、元気に本線を走っているシーンを撮ってみたかったです。
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キハ12は、国鉄キハ10系の酷寒地向けトイレ付き両運転台車です。昭和31年に22両が製造され、全て北海道内でのみ使用されています。寒冷地用キハ11形100番代とは二重窓になっている点で違いがあります。
昭和55年3月 釧路駅にて 側線に留置されていたキハ1212
当時でもキハ10系は全国的に廃車になってしまっていた時代ですので、北海道でも元々少数派のキハ12に逢えるとは思っていませんでした。
昭和55年までに全車が除籍されたことになっていますので、同車も既に廃車又は廃車前提の休車になっていたと思われます。
キハ10系自体の写真を持ち合わせていないので、私の数少ないキハ10系の資料となっています。出来ることなら、元気に本線を走っているシーンを撮ってみたかったです。
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北海道用の車両はどの形式も寒さに耐えるよう重装備になっていますが、お写真の頃には必ずしもそうではない車両もあったのですね。
国鉄時代の気動車の、小型で二重になった窓を思い浮かべますが、この車両は外見は本州のものと同じように見えます。
果たして、真冬の酷寒の中ではどうだったのでしょうか。どうしても寒々とした車内のイメージが浮かんできてしまいます。
風旅記: https://kazetabiki.blog.fc2.com
石炭採掘の減少や過疎地域への無理やりな新線の建設により、気動車の需要が増えたものと思われ、北海道用の10系も投入されましたが、結局は耐寒耐雪装備は十分ではなかったようで、その数はわずかでした。その後もキハ21を諦めてキハ22が大量に投入されたのだと思います。
現地の人達に言わせれば、内地の人の方が余程寒さに強いと言います。走り装置は別としても、車内は灼熱ほど暑いという印象がありました。
その後は急速に性能が向上し、今では当時の苦労や開発への執念など、遠く薄れ、忘れられてしまったように思われます。暖房設備も空調設備という表現に変わってしまいましたね。