マル鉄・鉄道写真館

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211系:総武本線・成田線

2013-02-24 00:30:00 | 国鉄・JR普通列車
211系:総武本線・成田線


211系は、国鉄時代の昭和60年に誕生した近郊型電車です。
それまで試験的なものを除いては鋼製車一色であった国鉄で、205系とともに本格的に導入を始めた、ステンレス時代のはしりとも言える立役者です。

導入は、東海道本線(0番代及び2000番代)と東北・高崎線(1000番代及び3000番代)でしたが、平成19年3月、113系置き換え用として高崎地区の211系を房総地区に転用することになりました。
転用にあたっては大幅な改造はされず、半自動ドアも生かされており、一部のクモハは2パンタ化されています。増設されたパンタグラフは201系の発生品が使用され、ひし形パンタとガチャパンになっていました。
ちなみに、房総地区へ転用された211系は、既にLED化されていた前頭行き先表示を幕式に復元して使用されました。



平成21年1月3日 成田線 佐倉駅にて クモハ211-3046



平成21年1月3日 佐倉~物井間にて



平成20年5月3日 総武本線 千葉駅にて 501編成



平成20年5月3日 総武本線 物井~佐倉間にて

積極的に撮りたい車両とは思っていなかったので、見たり乗ったりした割にはこんなもんしか撮っていませんでした。
まだ転用が始まって間もない頃で、113系の運用が多かったこともあります。

転用から間もなくして、京浜東北線の209系がE233系に置き換えとなり、あっさり廃車になるかと思われた209系が次々と房総地区へ転用され、まだ5年そこそこしか使用されていない211系は、また新たな活躍先へ旅立っていくことになりました。
海と菜の花をイメージした「房総色」帯の211系も、間もなく見納めとなります。

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