マル鉄・鉄道写真館

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115系 初代新潟色:上越線

2016-05-01 01:22:00 | 国鉄・JR普通列車
115系 初代新潟色:上越線


先般、『115系新潟色:上越線』をご紹介したところですが、遡ること民営化直後、新潟では115系の塗色変更車が既に誕生していました。115系の塗色変更としては、全国でも早い方だったように記憶しています。



平成元年11月4日 群馬総社~八木原間にて 冷房準備車5連

白地に青の窓帯を入れ、窓下部に細い赤いラインを入れた塗装でした。

M'c+M+M'+M+Tcの5連で、すべて1000番代のようです。
昭和50年代半ばから普通列車の冷房化が活発になっていましたが、赤字が膨らんで厳しい目で見られていた時代、しかし地方の旧型車を一新しなければならない状況でもあったため、首都圏に運用される車両は冷房施工済み、地方へは準備工事車が多く投入されました。



平成2年5月6日 沼田~後閑間にて 冷房車5連

上の写真から半年後ですが、同じ1000番代5連ながら冷房化されています。
こちらは準備車から本工事をしたものと考えられますが、もしかしたら上野口に211系が投入され出していましたので、上野口の冷房施工車が編成組み替えの上、新潟地区に異動した可能性があるかもしれません。



平成2年8月26日 群馬総社~八木原間にて 初期車5連

こちらは115系初期車の非冷房編成です。
シールドビーム化もされていません。おそらく、冷房改造されないまま都落ちした編成ではないかと思われますが、先頭車以外の車両が1000番代なのか判りません。上越線ではほとんどが115系1000番代化(上野~水上・長岡行きを除く)されていましたので、このような編成は、上越線では珍しかったと思います。

私はこの塗装が好きではありませんでした。なので、撮っていたのもこれだけ。
それもすべてD51やEF55の撮影に行ったついでに練習で撮ったものです。

ご存知かもしれませんが、この新潟色が量産される前、ちょっと違うデザインの塗装変更を施工した編成が居ました。正面のブルーの面積がもっと広く、個人的にはそちらの方が好きでしたね。しかし、残念ながらその車両を実際には見たことが無く、おそらくこの写真を撮った頃には既になくなっていたかもしれません。