マル鉄・鉄道写真館

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583系:特急「はつかり」その2

2014-05-06 17:19:00 | 国鉄・JR特急列車
583系:特急「はつかり」その2


前記事『583系:特急「はつかり」その1』から早くも1年半が経過してしまいましたが、今回は昭和53年10月改正後、ヘッドマークがイラスト化されて以降、撮りためてあったものをご紹介いたします。



昭和54年 尾久駅にて

高校生になった頃でしょうか。
昭和53年10月改正後、ヘッドマークがイラスト化されました。
SL牽引時代にヘッドマークがありましたが、夕焼けのカラーが入ったため、印象はかなり異なります。





昭和56年1月5日 白坂~豊原間にて

田舎に行く際、寄り道途中下車して写真を撮ってきました。
雪景色を行く「はつかり」を撮る機会は殆どありませんでした。





昭和57年1月4日 白坂~豊原間にて

1年後、田舎の母方のおばあちゃんが亡くなり、田舎に行く機会もなくなってしまいました。
国鉄への就職を目前に、休みには遠出する機会も多くなった頃です。
この時は1日中冷たい雨で、駅間踏破も結構つらいものがありましたが、その辺りはまだ10代の若さがみなぎっており、あまり苦には感じていなかったかもしれません。



昭和57年?月 上野駅にて

東北新幹線開業を目前に控え、遠出しないまでも学校に近い上野駅で記念写真を撮ることが多くなりました。



昭和57年2月 上野駅にて

15番線に停車中の「はつかり」。まだ通勤車の100%冷房化は程遠い時代で、デカ目の115系もなつかしい。



昭和57年6月 大宮駅にて

東北新幹線大宮暫定開業直前、右側には現在と同じ位置に新幹線駅がそびえ立つ。
在来線ホームはリニューアルされておらず、屋根は延長されていない。ホームもガタガタのまま。
右側には貨物列車の通過線と、非電化のままの川越線も残っている。



昭和57年6月22日 金谷川構内にて


昭和57年6月22日 福島駅にて

東北新幹線開業前日、最終の「やまびこ」を撮影するために福島へと遠征した。
まだED71牽引の客車列車や貨物列車も若干残っており、客車列車はすべて旧型であった。
2枚目のショットは普通列車の最後部から撮影したもの。



昭和57年10月頃 上野駅にて 583系「はつかり」&185系「新幹線リレー号」

新幹線開業後、「やまびこ」は全廃となったが、大宮暫定でアクセスが不便になったことから、本格的なダイヤ改正を実施する昭和57年11月の上越新幹線開業まで、「はつかり」は4往復が残った。
そのため、東北新幹線暫定開業から上越新幹線暫定開業までの約5か月間、写真のように185系「新幹線リレー号」との顔合わせが日常的に行われていた。



昭和57年11月14日 上野駅にて

新幹線開業前日、既に国鉄で働いていたが、休みだったか非番で時間があったため、日中から夜にかけて上野駅、両国駅などをレポしていました。
どの列車も最後となることから大混雑であり、撮影はままなりません。記念になる具材は、誰も撮らないこんなところにもありました。もう、明日から上野に来ることはありません。



昭和62年12月12日 盛岡駅にて (再掲)

昭和60年3月、東北・上越新幹線は晴れて上野駅への乗り入れを達成しました。
北海道へ撮影に行く際、往路は新幹線+「はつかり」の組み合わせが定番となりました。
写真の583系は、左に見える485系定期「はつかり」の後発となる臨時の「はつかり」で、編成の長い583系編成は供給過剰でガラガラ状態だった。

その後、583系は老朽化により撤退し、東北地方で初めての昼夜両用特急である583系「はつかり」は、青函トンネルを潜ることなく廃止されました。

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