ミトン手袋、買った。ネットだけど、納得の買い物できた。物はいいし、値段も手ごろ、って安いさ、ただだもの。
溜まってた楽天市場のポイントで購入したから、持ち出しはゼロ。うほほっ、儲けたね、なぁんて喜んじゃいられないんだぜ。ポイント得るために、それ以前にかなりの買い物してるってことだからな。
このポイントってやつ、曲者だぜ!なんかなぁ、すげぇ得した気になるからな。
ネットでの買い物は、基本、楽天とアマゾンなんだが、まず、アマゾンで品物見つけるだろ。評判とか価格とかチェックして、同じ製品を楽天でに見に行く。たいていの場合、送料無料のアマゾンの方が安い。が、ここで楽天のポイントが目に飛び込んで来るのさ。
何だかんだポイントアップの特典あるし、セールの時なんか、これがなかなかバカにならない。人間の感覚ってすぐ騙されるから、実際の価格は高くてもポイント分を差し引いて比べちまうわけさ。そうなると、楽天、俄然有利!ってことになる。
でも、落ち着いて考えてみると、いや、落ち着かなくたって、ポイント分のお得は、次に何か買わないことには生かされない。当然!ポイントに目が眩む、心が浮かれる。楽天で買う、ポイント溜まる、さらに買い物する、またまた溜まる、・・・無限ループに巻き込まれちまうってわけだ。
この渦巻に飲み込まれると、ついには、ポイント目当ての買い物、なんて本末転倒、支離滅裂に飲み込まれて行く。大して必要ないものを安いから、ポイント倍だから、ってついつい買ってしまう。ポイント欲に駆られて。
さらに、楽天の巧みなところは、ショップ買い回り週間とか、ブラックフライデー、なんて財布の紐を緩めされる企画をひっきりなしに打ってくることなんだ。1000円以上の買い物をいろんな店でする度に、ポイントの倍率が上がって行く!うーん、人間の欲望心理を突いた巧妙な作戦だぜぇ。ショップ側も、機会に乗っかれ、とばかりにセールを用意するから、ついつい、人差し指も動いてしまうさ。で、次々と届く品物見ながら、これ、何も今要らねぇよな、って後悔・自責の念にとらわれることになる。なのに、また、セール期間となれば、あっ、これあっていいかも、とか、今はあるけど先々の用に、とか、買う理由を無理くり考え出してる自分に、はたと気づくんだ。
うはぁっ、欲望が引き出され、掘り起こされて行くぜ、意志とは関係なくな。
この仕組み、実に絶妙!だから、楽天市場のショップ主体の販売方式が、アマゾンの全商品自前取り揃え方式に太刀打ちできてるわけなんだよ。なんか、今じゃポイントつかないと買おうって気にならないもの。それに押されて、アマゾンもポイント付与システムにおずおずと乗り出しつつある。ポイント制、恐るべし!
気づけば、無駄なものを高い金出して、買いあさってた、なんてとなる。
このポイントヌマからの脱出方法は何か?
一つは何度も必要性を問い直すことだな。ほんとに要るの?今なくちゃダメなの?ってね。それと、世界の流れを意識することかな。ものの氾濫は、持続可能性に反するぞ、って、自分を責め続けること。なんて言っても、買い物の引力は圧倒的かつ悪魔的だ。現金なら貯金もきくが、ポイントには消費期限がある。せっかく溜まったものを無駄にするのももったいない。だったら、本当に必要なものを買うことに厳しく限定することだ。
と、言ったそばから、エスプレッソ用のカップ、欲しいかも?ミルククリーマーもあれば幸せだよね、なぁんて、次の買い物候補を物色してるんだから、人間って奴は、実に浅はかなもんだぜ。って、俺の話しか。