ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

迷惑ジジイにならないために!

2021-11-03 11:35:03 | 暮らし

 自慢じゃないが、ジムでサウナに入ったことない。それ、ほんと、自慢にならない。さらに、ジムでの入浴時間は、おそらく最短記録保持者だろう。浴室に入れば、すぐに体洗って、洗髪して、流し終えればお終い、すぐに出る。洗い場が混みあっていない限り、湯舟には浸からない。のんびり入浴を楽しむって意識はまったくない。ともかく、時間がもったいない、秒を競って切り上げる、って、なんとせわしない性格なんだ。習い性なんだろうな、まっ、仕方ない。

 当然ながら、世の中、別人種もいる。まずは浴槽にどばーっ、体温まればサウナに直行、十分に汗を流して、水風呂へ。やおら洗い場の一角を占領して、まず、髭剃り、次に歯磨き、満遍なく体を洗い清めて、再度湯船につかって、のんびり脱力・・・

 彼らがジムに来るのは夕食前、さっぱりと体洗って、帰れば奥さんが夕食を準備していて、ビールなんか傾けながら食事を楽しんでいるに違いない。ちょっとちょっと、ジムを銭湯と勘違いしてねぇか?たしかに、ここの会員料金安いから、公衆浴場に通うより割安なんだろう。でもなぁ、待ってる身にもなれよ。長時間カラン占領されちまうと、迷惑なんだぜぇ。せめて歯磨き、髭剃りは自宅でやってくれ!

 しかも、このジジイ連、運動は一切しない!入館すればすぐに風呂場へ直行なんだ!これがなおのこと許せない。ジムの浴室って、トレーニングして噴出した汗を洗い流す場所じゃないのかよ。のんびり世間話しながら浮世風呂を楽しむんじねぇ!

 さらに、さらに、シャワーの浴び方や水風呂の使い方が傍若無人なんだ、このジジイ連。はねを飛ばさぬ心遣いなんて一切ない。シャワーの飛沫は飛んでくる。水風呂入る前には、突っ立ったまま冷水を浴びる、お、おい、こっちは冷や水かかるたんび、びくと心臓縮むんだぜ。

 周囲が見えない、感じない、こういう鈍感さ、ある程度年寄りには共通する部分あるよな。特に、この頃の年寄りは、子供たちの世話から独立して悠々自適の暮らしだから、なおさら態度デカくなるんだろう。俺だって、そうかも知れない。あるいは、10数年前まで、職場で上の立場にいた連中なのかもしれない。周りが気を使うのが当たり前、自分はふんぞり返って部下の気遣いおべんちゃらを満喫すりゃいい、って習慣に慣れ切っているのかもしれない。

 ああ、やだやだ!こういう尊大で鈍感なジジイにゃなりたくないぜ。

 常に、つましく、控えめに周囲や社会に感謝しながら生きようぜ。他者への想像力、共感力も決め手なんだよ。ジジイに限らず、自己チューが今の時代の流行りなのかもしれない。細かく心遣いしながら生きる、周りに迷惑かけずに暮らす。これ、日々心に言い聞かせながら短い余生、暮らして行こうって、思ってるんだが、俺も、結構、SNSじゃ言いたい放題、好き勝手やってる。それはどうなんだ?

 いやいや、こまかく配慮はしてるつもりだ。それと、普段、大っぴらにゃ言わないけど、万一の時にゃひるまず、逃げず責任を取りたいって気構えは失っていないつもりだぜ、なぁんて、カッコつけちゃいるが、周りでいい迷惑被ったり、傷ついてる人たちいるかもな、いや、いるな、きっと。そんな人たちにゃ、この場を借りて、ごめん!

 

 

コメント
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