ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

ダンス・ダンス・置農

2008-07-16 21:07:15 | 演劇

 やっぱりいいよねえ、ダンスは!

 昨日から二年生はインターンシップ。主力10人が抜けちゃしょうがない、三日間、鬼の居ぬ間の洗濯?一年生のダンスレッスンタイムにしよう。

 今年の一年生はほんと、可哀相なんだ。入ったそうそう定期公演で追いまくられ、それが終われば、すぐさま全国大会の稽古だもの。おっと、途中で子どもミュージカルの特訓、3回公演なんておまけもあった。

 だから、いつもならきちんとやってもらえることが、まるで教えてもらえていない!まずは、基礎トレーニング。これまでは、極力基礎トレだけは、欠かさぬよう心がけてきた。でも、今年は、ダメ!もう~無理!とってもやってる暇がない。部活が始まれば、即座に作業!即座に稽古!発声の基本だってまともに教えていない。ごめん!ほんと、ごめん!それと、もっと大切なもの、そう!ダンスだよ。これをまるで伝授していなかったんだ。

 置農演劇部には今、全部で8曲ほどダンスのレパートリーがある。毎年、1,2曲ずつ増やしては、それを大切に引き継いでここまできた。だから、2,3年生は全員が踊れる。ことある事に、それを披露してきたから、1年生としては、ダンスが踊りたい!って入ってきた生徒がほとんどなんだ。なのに、昨日まで、まったく教えて上げることができなかった。いやいや、僕が教えるわけじゃない。先輩がね、自分たちも教わってきたように、次に伝えるわけだ。その宿題が、ようやく昨日今日、実現できたってこと。

 一年生の必死で踊る姿を見ていて、僕の素直な気持ち。ああ、この子たち、この時をじっと待ってんだよな、夢中でふりを覚えようとする彼女たちってほんと輝くばかりに美しい、やっぱり、ダンスはいい、置農の演劇部が元気なのは、これがあるからだ!

 昨日、今日でなんと4曲!もちろん、覚えきれるもんじゃない。でも、まだ4曲もあるんだから、ともかく形だけでも教えてしまおう。あとは、上級生の見よう見まねで覚えていくだろう。休憩わずかに3分、とことん踊り続ける1時間だった。最後はへとへと?とんでもない!元気はつらつ、気合い満開、やる気満々。

 先生、CD借りてっていいですか、家で練習しますから。ねっ!ダンスが置農演劇部のリポビタンDだってわかるでしょ!

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置農演劇部・専属カメラマン

2008-07-12 21:15:53 | 演劇

 置農演劇部には専属カメラマンがいる!なんて言っちゃっていいの?鈴木さん。

 いいんだよね、置農演劇部の大きな舞台はすべて撮ってくれているんだから。それもちっぽけなデジカメじゃない。一眼レフの本格派だ。それを何本もぶら下げて、徹底的に激写してくれている。そう、いただいた写真を見ると、ほとんど30秒に一度はシャッターを切っている。まさしく機関銃なみの速写、激写だろ。昼夜2回公演の時は、なんと、2回とも、撮影してくれる。例えば一回目は舞台全体を狙い、夜の部は一人一人のアップを撮るって具合だ。

 前回の定期公演『キル』では数百枚のプリントとそれを遙かに上回る写真データを入れたDVDをいただいた。こんなありがたいことってあってもいいんだろうか?だって高校生の芝居だぜ。他校より少しくらいましだとは言っても、つたない、未熟、物足りないの舞台なんだ。熱さだけが自慢できる舞台なのに・・・。でも、そんな高校生の芝居がきっと気に入ってくれてんだろう。

 で、その写真なんだけど、これがいいんだよ、すこぶる付きで。えっ、こんなシーンあった?とか、きれいじゃないこのシーンとか、ああ、この衣装、こう見えるんだ、なんて発見が随所にある。衣装や装置のデータ保存としても一級品だ。

 さらに、凄いのは、役者たちのアップの写真だ。これが実に実に実にいい!!こいつこんなに生き生きとした表情してたの?とか、うわっ、美しい!ちょっと惚れそうとか、かっこいいねえ、凛々しいねえとか、まるでプロの役者のような引き締まった表情の連続なんだ。

 稽古の中で見飽きるくらい見てきたはずなのに、みんなこんなに美しい表情してたなんて、うーむ!気づかなかった。一瞬が切り取る力って凄いもんだと思う。時間経過とともに流れとして見ていると、その瞬間、瞬間にこんな表情がちりばめられているってことに気づかないってことなんだね。それと、舞台照明の中ってこともある。明かり当たると引き立つもの、役者って。特に僕は美しい色合いで舞台創るから、写真で切り取ってもらうと、一層映えるんだと思う。

 さて、こんな傑作の数々、ほっとく手はない。新学期には部室の外廊下一面に張り出して新入生勧誘に役立たせていただいた。今回の『キル』の写真は、全国大会出場記念公演の会場ロビーに展示させていただこう。『どんがら山奇譚』だけが置農の芝居じゃないってところ、多くの人に見知ってもらおうか。

 ということで、記念公演は、写真展もやっていますから、お楽しみにご来場お待ちしています。

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やれやれほっとのリハーサル

2008-07-11 22:15:33 | 演劇

 本番1ヶ月前のリハーサルだよ。仕上がってるわけないでしょ。だって、新しい曲の伴奏だってできていないくらいなんだから。それでもリハだ。仕方なくゲネだ。全国大会の照明データの最終締め切りが、過ぎちまってんだもの、やらないわけにいかんでしょう。フレンドリープラザ1日借り切って、照明も全国大会バージョンで仕込んでもらって、40近い照明シーンをじっくりと仕上げた。

 のっけから照明は色を間違えるし、当たりあわせはしどろもどろだし、ついつい、罵声で叱咤激励、あけって、激励か?ただの罵倒だろう!という波乱の幕開け。その上、舞台監督は腹が痛いって遅れてくるし、もうとてもとても、これが全国に進む演劇部とは思えない。ああ!

 でも、仕方ないんだよ。去年のスタッフチーフはすべて三年生、一人でばりばり仕事してたから、まったく後が育っていなかったんだ。それに、新三年生は新入りの一人を除き全員(ったって4人しかいないけど、)キャストだから、結局新しいチームのスタッフはすべて一二年生。酷だよなあ、こんな大仕事、無理矢理だもの。

 でも、そんなことは鼻毛一筋にだって見せちゃいけない。ひたすら、厳しく、ぎりっと睨みを効かして、なにやってんだ!おらおらおら!!公欠もらって遊んでるつもりか、なんて挑発的に叱りとばした。

 当初の予定では、夕方までに照明プランを仕上げて、夜は2回ゲネプロを、って虫の良い計画立ててたけど、現実はそう甘くない。新しく変わったシーンの出ハケチェックや音響合わせをしていたら、あっという間に7時過ぎ、なんとかかんとか、一回は通すことができた。

 それでも、ここで強引にやった価値は大いにあった。どこが出来ていて、どこがだめだか見通せたし、新しい装置の具合も試すことができた。直しが必要な装置や道具もつかむことができた。今回見つけた穴を丁寧に一つ一つ埋めていけばいいわけだ。なんか、先行き明るいぞって感じしてきた。でも、何よりなのは、部員たちの意識が格段に高まったってことだ。はっきり言って、全国へのスタートがようやく切れたってところかな。でも、一番嬉しかったのは、新しい装置:オーケストラピットが想定通り機能したってことだった。えっ、どう上手く行ったのかって?それは教えられませんよ。舞台見てください。

 記念公演は7月23日(水)川西町フレンドリープラザ、29日(火)米沢市伝国の杜・置賜文化ホール、いずれも3時と7時の2回公演です。また、書いてしまった。

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全国に向け一歩!

2008-07-05 21:00:25 | 演劇

 タイトル、本当は、全国一に向け一歩って書きたかったんだけど、ちょっと、おこがましいかなって、一は省いた。いよいよ、明後日は新しいメンバーになって最初のリハーサル・ゲネプロだ。フレンドリープラザを1日借り切ってやる。今日は装置の確認。新しく作った部分がうまくとけ込むか、実際に立てて見てみたが、早くも失敗が露見、やっぱり頭で考えたばかりじゃだめだ。リハが終わったら作り直し。

 全国は昨年の芝居を演じることが定められている。台本は基本的に同じだ。だったら、そのまま、上手に焼き直せばいいって考え方もある。なんせ、新メンバーで昨年レベルまで上達するってこと自体が、結構な苦心惨憺だからね。

 でもね、同じ舞台の作り直しって、なんか、最近流行の、食べ残しの再利用みたいじゃないか。嫌なんだよね、そういうの。同じ芝居でも、新たに作る以上は、これまでとは違う新趣向がなくちゃ。だから、今回も、装置にも新工夫を施したし、歌も2曲新曲になった。バンドは原則全曲に絡むことにしたし、それに付けるダンスも新しい振りにした。

 部員たちは、辛かったようだ、ここに来て新しい振り付け考えるんだからね。でも、彼らにはこう言ったんだ。お客さんは去年の舞台も見ている。曲が変わったのに、振りが同じだったら、君らは結局去年の三年生の真似だけしたことになるんだ。それでいいのか?全国の出場権もらって、まるごと真似して、それで満足できるのか?創作した結果上手く行かなくてもいい、それで選外に落ちてもかまわない。自分たちで創ったもので勝負しよう。高校生だって演劇に携わる者は創造者だ、この心意気で行かなくちゃ。

 プレッシャーだと思う。振り付け担当の二人は昨日も今日もCDプレーヤーとにらめっこしていた。だから、明後日は、ともかく通す程度のことしかできそうもない。それでもいい。真似なんてくそ食らえだ!何てったってオリジナルなんだよ、大切なのは。自分たちの創ったものなら、自信を持って演じることができる。それが、好結果に結びつかないわけはない。そんな計算も働かせつつ、次々と思いつきの新提案を放り込んでいこうと思う。

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パソコンパニック

2008-07-02 22:17:11 | 暮らし

 いや、パニックってほどじゃないんだけど、この二週間ほど、パソコンの不調に追いまくられている。職場で使っているノートパソコンが突如、いやいやし始めたんだ。画面が真っ暗になったり、右側に寄ってしまったり、アイコンが横に引き延ばされたり、シャットダウンが効かなくなったりと、こりゃやばい!いつ永久(とわ)にフリーズ、テンカウントになるやもしれないと焦りに焦った。

 で、即座に買ってしまった、新しいパソコン。こういう時、行動は素早いんだ、僕って人間は。って偉そうに言うな!新しいパソコンほしかっただけのことだろ。いやいや、理由はある。どうやったって理由は付けられる。そりゃやっぱり全国大会だよ。今、連絡はほとんどメールだから、パソコンのダウンはほっとおけないんだ。いつ大切な連絡が入るかもしれない。以前届いたメールも失うわけにいかない。じゃ、この際、新機種にグレードアップ!

 やっぱりいいねえ、動きが素早いもの。新型CPUのお陰かな?苦労しながら、パソコンデータ、設定のお引っ越しも終了。ビスタはなんかよくわからんが、まあ、きっと便利なんだう。で、このお調子者だ。この迷惑者を修理にだそう。買ったヤマダ電機に持っていった。するとどうだい、先生の前に引っ張り出された悪戯小僧だよ。実にサクサク動くじゃないか。おいおい、なんだよ、人見て動くな!

 なんか、納得いかない所はあったけど、動くんじゃしょうがない。テクニカルサービスに勧められるままに持って帰った。壊れていないっていうなら、この性悪小僧は、かみさん専用にしてしまおう。そして、インターネットにもつないで、メールも始めてもらおうか。で、ルーターなるものをネットショップで求めて、接続したのが、昨晩。夜中の1時までかかって、つなぎ換えを行った。今夜は早速、お持ち帰りノートにインターネット接続を試みる。

 IPアドレスの取得やらなんやら、あっち行き、こっち戻りしてつないでみたが、苦闘2時間、またまた、不埒者はへそを曲げてしまった。もう、いったいなんなんだ、この無駄に費やされた大量の時間は。返せ、戻せ、俺の時間!ってやたらやけっぱちの気持ちで、この文章書いているってわけなんだ。

 何言いたいかわからん?そりやそうだろう。ただの腹立ちまぎれなんだから。ってことで、今回の文章はいらだちの代償作用なのでした。ご勘弁!ご勘弁!!

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