ステージおきたま

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こりゃ誤算!大豆補植

2020-06-26 20:06:27 | 農業

 よしっ、久しぶりにたっぷり降ったからねぇ、畑はしっとりだぜ。この先ずっと曇りがちってことだし、ここらで、大豆、小豆に一段落付けようじゃないか。

 どうしても鳩に種かっさらわれたり、モグラのえさになったりで、我が家の大豆栽培は補植が欠かせない。まず、播いた種の1/4くらいは植え替えするのを覚悟せにゃならんのさ。忌避剤まぶして播けば、ほぼ100パーセント発芽揃って手間なしなんだが、うちは農薬御法度で栽培してるからね、なんでもかんでも。要らぬ煩わしさも大切な作業の一つなのさ。

 今日の予報は9時前雨あがり、10時過ぎ再度降りだして、午後はずっと曇り、だってよ。いいじゃないか、有効に使わせてもらおうじゃないか。

 まずは、鳥よけのキラキラテープとその支柱の回収、きっちり1時間。雨降りはじめる。よしよし予定通り。家に戻り、裏の軒先にため込んでおいた玉切した薪原木を斧で割る。終了12時10分、いいんじゃねぇ?ここまで前日のシミュレーション通りだぜ。

 昼食って、いよいよ、難題の補植だ。今年はかつてない晴天続きで畑はからからのパッサパサが続いたから、どうにか出そろうまでなんと20日もかかっちまった。その間、畑はほったらかしで、細かい草もそこここに蔓延っている。畝間は補植が終わったら管理機で走るとして、まず、株間の草を引っ掻いておこう。これは俺の仕事。神さんはそれを追うように補植をする、こんな段取りで始めた。

 が、株間を削ってみて驚いた!えっ、次の発芽株どこだ?30センチ間隔で植わってるはずなのにぃぃぃ、ない!1メートル、2メートル、3メートル、あった!なんてこったい。とびとびに芽が出てるんじゃなくて、たまにぽつり、ときたまひょっこりだぜ。気まぐれで種放って歩いたのかってほど。おいおい、こりゃないぜ!なんだって、こんな有様なのよ?

 よくよく見れば、縦横にモグラ穴!これか、原因は。乾燥で発芽までたっぷり時間あったから、モグラども、心置きなく大豆を御馳になってたってことなんだ。大豆の発芽はあの豆の部分が双葉となって外に顔を出すから、5,6日でさっさと発芽してしまえば、モグラだって食いぱぐれる個所多かったはずなんだ。くそっ、異常乾燥め。

 株間の草削りのはずが、畝の耕耘のようになっちまった。息あがるぅ。腰曲がるぅ。やる気失せるぅ。

 全然想定外だぜ。草かきのこっちも大変だが、ほとんど全部植え直しの神さんの方も、遅々として進まない。仕事、丁寧過ぎんだよ、っと口出ししたくなるのをグッとこらえて、ともかく、こっちが、早く補植に入ることだ。あと3列、あと、・・・終わった。株間すべてきれいにした。さっ、補植に入るぜ。神さんとは反対の黄色大豆から始めることにする。こっちの方が、モグラが少ないせいか、欠株の数もややましだ。持ち前のスピードで一心不乱!四つん這いのハイハイの状態で畦間をはい回り、植えて行った。ここらで、2/5が発芽なしってところか。もう、時間も4時を回った。管理機で中耕なんて夢の駄法螺、まずは、何としても大豆だけでも補植を終わらせよう。

 二人とも必死の頑張りで、5時を回ったところで、大豆の補植すべて完了できた。曇り空だったこと、前日の雨で畑もたっぷり水気あったこと、補植用苗がたっぷり準備してあったこと、それも元気な良い苗だったこと、

 なんかもあって、苗も人間も萎れることなく、気持ちよく植え替えられた。

 中耕作業と小豆の補植は明日に延期。いいさ、いいさ。明日の予定は薪割りだけだもの。天気は曇りだって言うし。

 それにしても、このモグラ天国をなんとかせにゃならんなぁ。有効な対策は、秋、収穫残渣や草を残さないことなんだよ、きっと。つまり、片付けをきっちりして秋うない(耕耘)をしっかりしてモグラの住み難い土中環境にしてやることなんだが、それがなぁ・・・

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