ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

鶏が来た!

2011-12-15 17:28:54 | 暮らし
 鶏はかみさんの担当なので、僕がこれを書くのはちょっと後ろめたい。

 でも、やっぱり書く。鶏が来た!

 数ヶ月前、最後に残った雄鳥が、侵入者、多分キツネ、と雄々しく闘いついに力尽きて倒れてから、動物を飼うのはもうたくさんと鶏小屋はほったらかしになっていた。

 周囲の網を厳重にしたり、隙間をきっちりふさいだり、できる手だてはすべて尽くした。なのに、10羽ほどいた鶏たちすべて犠牲となった。やっぱり手作り鶏舎では防御不可能なのか。また、入れたとしてもまたやられるだろう。そんなもごさい(むごいの意味の置賜弁)ことはできない。ってことで、新規導入は諦めていた。

 鶏を飼わなくなったから当然卵は手に入らない。仕方なく近所の鶏を飼っている友人から分けてもらったり、生協から買ったりして過ごしてきた。これはまあ、我慢できる。でも、鶏がいなくなって実に困ったことが発生した。

 それは残飯の処理だ。ダイコンの葉っぱとかキャベツの外葉とか、食べ残しの料理とか、こういったものをきれいさっぱり処分してくれるのが我が家の鶏さんたちだったのだ。さらに、新米の精米作業が終わってかなりの屑米も出てきた。今年良い出来と思ったコシヒカリだったが籾摺りしてみたら意外と屑米が多かったんだ。その量およそ150キロ。

 まさか庭にばらまくわけにいかないし、再度精選して食べるなんてこともできない。まっ、養鶏農家の友人にやるしかないか、と半ば諦めていた所に、廃鶏いらねか?って話しが来た。廃鶏を処分してくれるところが無いんだという。廃鶏って言っても2年飼っただけ。人間で言えば30歳くらいか?卵を産む回数が少なくなって経営的に価値が下がっただけのもの。よしっ、もらっちゃおう!卵もいつかぼちぼち産んでくれるだろうし、それ以上に残飯や屑米の有効活用ができるってもんだ。

 ってことだ鶏が来た!

Dscf6629

 今回やってきた鶏たちは、くちばしを切っていないので、屑野菜も精力的についばんでくれている。

Dscf6633

 問題は、キツネ対策だ。防御をこれまで以上に厳重にし、なおかつ今回はとっておきの秘策をこうじた。それは夜間、ラジオをつけておくことだ。NHKの深夜放送を明け方まで付けておく。警戒したキツネが近寄らないだろうという算段だ。エコライフという点から気が引ける部分はあるが、仕方ない。今のところ効果はある、のかな?ただ、深夜番組の高齢者のお便りなんか聞いて寝ていて老け込んでしまうのか、未だ卵はなしていない。まっ、それもいいか。




コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 菜の花座プラザ座演劇祭公演... | トップ | やって来ました東京町田! »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

暮らし」カテゴリの最新記事