今年は、いや、去年か、リンゴは不作。って言っても我が家じゃ作っていない。遅霜、かなり強烈で、育ったものもすべて並み級品の小粒なものばかり、味は悪くないんだが、知人のリンゴ農家、すんごく落ち込んでた。
いつもなら紅玉20キロの他に贈答用も含め40キロを購入し、一冬過ごすのだが、今年は、20キロもらうのがやっとこ。
大切に食べなくっちゃって思っていたら、近くのリンゴ農家から、傷物だけどって毎週届けてもらえるようになった。
たしかに、虫食いあり、傷みあり、食べるにゃ大きく抉って残りを食べるしかない。えっ、そんな腐り掛け食べんのか?
いやいや、丁寧に切り取れば、かなりの美味なのさ。捨てるなんてとんでもない。ありがたくいただくぜ、で、購入分とローテーションで毎日昼夜リンゴのある暮らしを満喫している。
半端品だって捨てたくない!これが農家のもったいない精神ってものなのさ。
米だって同じ。
夫婦二人が食べるのは、2番米、なぁにくず米さ。未熟だったり、欠けてたり、青かった、白かったり、米を脱穀、籾摺りすりゃ必ず出るのがくず米さ。以前、鶏飼ってた頃は、餌にしてたんだが、まさか、残る家畜?の猫にゃやれない。だったら、人間の餌、いや主食にいただこうじゃないか。
幸い我が家にゃ精米機あるんでね、玄米の表面をしっかり削ってお好みの精米度合いにできるんだ。くず米だって、酒米レベルにしっかり削れば、なんのなんの、白米と変わりゃしないのさ。まっ、粒は小さいとかあるけどね。
我が家の客人もまったく気づかず食べてたくらいだから。
このくず米、どんなに豊作の年でもそこそこの比率で出る。夫婦二人分たっぷり1年食べ続けるだけある。って、ことは我々は年がら年中クズ米食べてるってことなんだなぁ。
やっぱり出来のいいコメは、息子たちや親戚、知人に食べてもらいたからねってことで、今年もまだまだくず米はたっぷりあるぞ。
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